直行便の就航でより近くなる「アーランダ空港」をご案内。
いまのところ、日本→スウェーデンは、フィンエアーでフィンランド・ヘルシンキ経由が一番近い。でも、1カ月前に大ニュースが飛び込みましたね。来年2025年の1月末にANAがスウェーデンのアーランダ空港までの直行便をスタートします。やっと! これでスウェーデンに対する注目度が増すに違いない。現にいろんな方に聞かれてます。「直行便ないの?」「一番よい時期はいつなのか?」など。
わたしはスウェーデンの季節で夏が一番好きです。7月ならば白夜のもとで太陽と対話できますし、湖で泳いで、スウェーデンの美味しいアイスを食べながら街をぷらぷら。レストランの表の席がすぐに満席になるほど夏をこよなく愛するのがスウェーデン人。ほかの季節には存在しない、広場のレストランが楽しめます。でも、秋は黄葉(おうよう)も幻想的。冬、クリスマス前はに信じられないほど家の窓のイルミネーションが心を暖かくしますし、春には花の蕾を見ながらまだ肌寒さを楽しむこともできます。ですので、好みに合わせてスウェーデンの旅をしてみては?
どの季節に行っても、まずたどり着くのはスウェーデンの玄関口「ストックホルム アーランダ空港」。国内で一番大きな空港です。清潔でモダン、ごった返すことも少なく、チェックインカウンターを見ると”本当にここでいいのか?”と思ってしまうほど、日本に比べて人が少ない。降り立ったときから人口の違いに驚くでしょう。そして近い国への飛行はまるでバス扱い。降りたらすぐに次の乗客が乗って、なるべく早く飛び立つ形なので、アーランダに着いたら、乗る人たちと同じところを通りますのでなんだか不思議な雰囲気。椅子も日本ほどないので、みんな立ってます。
「FOREX」は両替所。スウェーデンは基本的に公衆トイレまでクレジットカード対応なので、両替する必要はあまりありません。使えるクレジットカードはマスターカードとVISAです。
空港内のところどころに、スウェーデンを代用する童話などのアートもあるので見落とさずないで! 写真は、日本でも1980年にアニメ化された「ニルスのふしぎな旅」。昭和45年女世代なら知ってるよね!
スウェーデンカルチャーが詰まったお土産スポット&レストラン。
アーランダの滑走路は3つ。少なく感じますが、寒い北欧では冬には滑走路の雪掻きをしなければならないので、少ないほうが便利とのこと。そして、ターミナルは4つ。ターミナル5から2までは徒歩で移動できて、その距離、大体700メートル。ターミナル5から4までの間にはお土産のショップやレストランがあります。ここは、スウェーデンから出るとき(帰国時)に活用することをオススメしたい買い物スポットです。
1993年にできたこの「スカイシティ」と呼ばれるエリアは、大きな窓から飛行機の離着陸を楽しめる景色が人気。ビールを片手にこれからの楽しい旅の話で盛り上がる家族や仲間たちも微笑ましい。中でもスウェーデン人に大人気の「スカーゲントースト」が食べられる「BARINO」は、スウェーデンの味を出発ギリギリまで味わいたい方にうれしい。
そして、ファミリー向けにもおすすめの、可愛い北欧らしいお土産屋さん「SWESHOP」もあります。
フィーカ文化が日本でも広まりつつあるからこそ欲しい「FIKAトレイ」なんかもあります。
マグネットはマストバイ!
ダーラヘスト(スウェーデン・ダーラナ地方発祥の伝統工芸品の木彫りの馬)模様の靴下もかわいい。
ストレスフリーの最高の空港、それがストックホルム アーランダ空港。
アーランダ空港には「アーランダ・ラディソン ブルーエアポート ターミナルホテル」や「ラディソン サス スカイシティ ホテル アーランダ エアポート」、「クラリオンホテル アーランダ エアポート」といった有名ホテルも。日本だと空港のホテルよりも繁華街に近いほうが人気ですが、アーランダ空港は市内までは車で30分、アーランダエクスプレスに乗れば、ストックホルム中央駅まで20分です。だから、最後の最後までゆっくりしたい方にはここのホテルもよいかもね。
旅は空港から始まります。実は、スウエーデンは、入国の際にパスポートチェックがないんです。アーランダ空港に着いたら、荷物を持ってすぐに街に迎える! モダンで広い空間、ストレスフリーなチェックイン。これぞ最高の空港!
次回は空港の外に出て、スウェーデンの街並みや文化を紹介していきますので、お楽しみに!
撮影:黒澤義教
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