ジャケット、腕時計、革靴……2nd編集部がこの春取り入れたいアイテムを厳選紹介!

2nd編集部がこの春気になっているアイテムを厳選して紹介。どこかひねりの効いたアイテムがあれば普段のコーデもひと味変わってくるはず。チェックしてみて。

街からフィールドへシームレスに繋ぐ高機能な一着|WOOLRICH OUTDOOR LABEL

1830年創業のブランド「ウールリッチ」のアーカイブを見つめ直し、現代の技術を用いて再構築する「ウールリッチ アウトドアレーベル」。[ゴアテックス 3レイヤー フリーダムジャケット]は表地に70デニールナイロンリップストップを使用、防水機能として「ゴアテックス C-ニットバッカー」を採用した街からフィールドまで対応する3層防水シェル。ゴアテックス社の24時間防水耐久テストをクリアし、ブラックラベル認定を受けた本格派だ。ミドル丈シルエットはレイヤリングに最適で、アームや身幅に余裕を持たせ、動きを妨げない。ナポレオンポケットやウエストドローコードなど、アウトドアらしいディテールも魅力的。堅牢な作りで長く使用でき、タウンユースにも調和する機能美と個性が光る逸品。都会の洗練とアウトドアの実用性を求める方に、自信を持っておすすめしたい。11万円(ウールリッチ アウトドアレーベル 代官山TEL 03-6416-5196)

“ 余計”を楽しむための贅沢な時間を刻む|VAGUE WATCH Co.

アンティークウォッチの雰囲気を手軽に楽しめる腕時計ブランド「ヴァーグウォッチカンパニー」から、ゆっくりと自分と向き合うための遊び心を詰め込んだ腕時計[トゥーマッチ]をご紹介。リストバンドのように広がる台座には、極小サイズのマッチを忍ばせるポケットや上下のDカン、フィールドコンパスや存在感のあるタグなど、“過度”なギミックが満載だ。台座を手がけたのは東京のバッグブランド「スピークイージー」。道具としての機能はもちろん、ファッション性を兼ね備え、無駄にも見える行為をあえて大切にしたいという思いが色濃く反映された1本に仕上がっている。目まぐるしい速さで流れる現代だからこそ、煙草をくゆらせるひとときや、静かに思いを巡らす時間を尊重する。この時計を装うことで「無駄」と思われる贅沢を楽しむ、そんな特別を味わっていただきたい。3万9600円(ヨシダトレードカンパニーTEL03-5774-9042)

ネイティブな温もりと都市的なエレガンスが交差する|ICHIMATSU

創業28年となるアクセサリーブランド「市松」は、受注後の手作業によって1点ずつ作り上げる丁寧なものづくりが魅力。素材を火にかけ、水に浸し、金槌で打ち延ばすといった数多くの工程を経て角がとれ、丸みを帯びた唯一無二の形へと姿を変えていく。新作となる「ネイティブ」の[シルバータガネねじりプレーンバングル]は、タガネ打ちが生む荒々しい表情と鏡面仕上げの上品な艶を融合。どこか素朴でありながら都会的な印象を放ち、様々なスタイルに溶け込んでくれる。また、一切金型を使わずにオーダーサイズに合わせて仕上げるため、同じものはひとつとして存在しない。その唯一無二の一品が、手にする人との特別な関係を紡ぎ、やがては市松模様のように新たな繋がりを広げていく。時を重ねるほどに自分だけの風合いを深め、人生の様々な瞬間に寄り添ってくれるだろう。7万1500円(ベルーリア鎌倉TEL 0467-22-2566)

日本人にフィットするラストが、革靴をもっと身近に|ORIENTAL

クラシックからモダンなスタイルまで幅広く提案し、「革靴を日常に」をコンセプトに掲げる「オリエンタル」は、1947年創業の靴メーカー「オリエンタルシューズ」が2016年に始動したオリジナルブランド。こちらの[#560 ローファー]は、トゥのセンターシーム、履き口のテープが絶妙なアクセントを生み、世界有数のタンナーが仕上げたヨーロッパ産ボックスカーフのきめ細やかなアッパーと、レザーダブルソールの重厚感が好相性だ。指まわりをゆったり確保しつつ甲を低めに絞る設計により、華奢な足でもサイズダウン不要なのが嬉しい。ラストのボリュームを活かしたバランスの良いフォルムが、クラシックにも現代的なスタイルにも寄り添い、スーツからデニムまで幅広く馴染む。また、グッドイヤーウェルト製法による堅牢性を兼ね備え、長く愛用できる1足となっている。7万1500円(オリエンタルシューズTEL0743-55-1113)

(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)

この記事を書いた人
なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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