業界人も「推し」なトラッド好き必訪のセレクトショップ「EUREKA FACTORY HEIGHTS(岐阜)」

店の人と直接会話して初めて湧いてくる物欲や、自分の目で見て初めて出会える素敵なモノが、確かにそこにはある。ネットを介した買い物も手軽でいいが、オーナーの個性がダイレクトに感じられる実店舗へ足を運ぶことの魅力なのだ。時が経っても色褪せない、いつまでもベーシックであり続ける上質な日常着をセレクトする岐阜の「EUREKA FACTORY HEIGHTS」。いざ信頼のおけるトラッド巧者お墨付きのショップへ。

ショップというツールで、人と人とを繋ぐ

「僕の仕事はモノを作ることではなく、どう売れば良いのかを考えることなんだと思います」

オーナーの小林さんはそう話す。2009年に店をオープンさせてから約15年、現在はコーヒースタンドを併設するベーカリーを経営するなど様々な方面で活躍する一方、その考えははじめから変わらない。

「セレクトショップの役割は、ブランドとお客様のハブになること。どんな思いで作られた服なのかをお客様に伝えられるのは僕らなんですよね」

冷静に話す小林さんからは、店の在り方に対する熱い思いが感じられた。どんな服を買うかではなく、どんな人が選んだ服を買うのか。そんな言葉が頭に浮かぶショップだった。

店に並べているアイテムにはルールがある。年月が経っても価値が損なわれず、永くワードローブとしてあり続けるようなアイテムを選んでいる。「キャプテンサンシャイン」のTシャツ(写真上)や「ノウハウ」のパジャマ(写真下)などがその最たる例。日常使いのアイテムこそ上質なもの選んで欲しい

岐阜の歴史ある繊維問屋街に店を構える同店。広い天井にゆったりとした店内、レジ奥にはオープンの時からアーティストの山口幸士さんによる岐阜の風景が描かれている

トラッド巧者の推薦コメント

「バンブーシュート」大田一稀さん

「地元に帰省する道すがら、時間を見つけては立ち寄っています。開放感のある店内には、僕の嗜好に刺さるアイテムがズラリ。アパレルだけでなく、雑貨も多く飽きることがない。毎度、急ぎ足での入店なのが悔やまれるが、次回こそは時間に余裕を持って訪問したい」

「EUREKA FACTORY HEIGHTS」のおすすめアイテム

「ニート」と協業して立ち上げた「ニートテック」のスラックスはインラインでは使用されない伸縮素材を採用したここでしか買えないアイテム。帽子6600円、スラックス3万5200円

【DATA】
EUREKA FACTORY HEIGHTS(エウレカ ファクトリー ハイツ)
岐阜県岐阜市敷島町6-2-2
TEL058-213-7709
営業/11:00〜18:00
休み/木曜
Instagram:@eureka_jp
[取り扱いブランド]
ウティ/オーラリー/バトナー/エンダースキーマー/キャプテンサンシャイン/キジマタカユキ/サイ/サロモン/ニート/ノウハウ/ヤエカ…etc

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年7月・8月合併号 Vol.206」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Pick Up おすすめ記事

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...