王道リーバイスこそ、アマノジャクに楽しもう!

王道なデニムを、王道なスタイルで楽しむのもよいのだが、「いい意味で変」なこだわりを持った洒落者も存在する。愛用する「リーバイス」で浮かび上がる、ひと癖もふた癖もある、天邪鬼たちのマイトレンドを伺った。

1.ブームが落ち着いた今こそ狙い目! ブラックデニム

「シップス」プレス・松尾教平さん|アウトレットのショップスタッフを経て、2023年からドレスクロージングのプレスに就任。アメリカ由来の硬派なアイテムも大好物

高校時代に「リーバイス」の[501]ブラックを穿いていたという松尾さん。

「皆さんもそうかもしれませんが、大人になってもっとカッコよく原点に立ち返りたくなりませんか? そんな気分で買ったのが、90sの米国製[501]ブラック。グレーっぽく見える先染めで、加えてとにかくマイサイズのジャストレングスを探しました。これをグレースラックスの代わりに穿くのがお気に入り。スラックスほどキメずにジャケットやブレザーと合わせ、大人っぽくお洒落の成長を楽しんでいます。ブラックデニムは茶系の靴やトップスとも相性がいいですね」

2.[505]を超デカ穿き!?

フリーPR・柳雅幸さん|有名ブランドのフリーランスセールス・PRを担当。デニムは濡れる可能性のある雨の日には穿かず、もっぱら晴れの日のみ着用するのだとか

柳さんが最もデイリーに穿いているデニムが「リーバイス」の[505]。ウエストは38インチで、ベルトでギュッと絞って穿いているのだそう。その理由について柳さんは「[505]の少しテーパードした綺麗なシルエットが好きなのですが、ウエストがジャストサイズのものを選ぶと自分には股上が浅く感じてしまうんです。なのでウエストを上げていわゆる“デカ穿き”をすることで[505]のシルエットは残しつつ、腰回りのゆとりも確保できます。自分の中でデニムは何てことない、気を使わずに着るものなので、その分シルエットやフィッティングは大事にしています」

3.一歩間違えるとダサい、このキワドさを楽しむケミカルウォッシュ

「タマニワ」店長・中島瑛太さん|恵比寿にあるショップ「タマニワ」の店長。初めて企画したニットキャップが秋冬シーズンから発売されることが一番のニュース

普通のデニムでは物足りず、シルエットも色味もすべてに納得のいくケミカルウォッシュを探して2年。今年、ようやく見つけたのがこの「リーバイス」のデニム。

「どんな場所に行く時も古着店があればできるだけ入るようにしているんです。これを見つけた時もふらっと立ち寄ったリサイクルショップの奥の方に積まれていたデニムの山から探し当てたんですよ。ケミカルウォッシュって薄すぎても濃すぎても、本当に一歩間違えるとダサくなってしまうデニムだと思うんですけど、この個体は色味が絶妙。そんな際どさがいいんですよね」

4.一点ものの個性で主張するペイントデニム

「アフタ」オーナー・牧野弘生さん|昨年7月に「アイヴァン」から独立し、フレンチヴィンテージを中心に取り扱うアイウエアショップ「アフタ」をオープン。デニムは約20本所有している

牧野さんがデニム選びで最も重視するのは色落ちやディテールなどのルックス。特に最近惹かれるのはペイントの入ったデニムだという。

「この『リーバイス』の[501]BIGEはズドンと落ちるシルエットや色落ちはもちろん、なんといってもペイントが入っているところが気に入っています。デザインとしてではなく、前の所有者が汚してしまったのか定かではありませんが、そのストーリーが想像できることも含めて“一点もの”としての価値を感じます。デザインが効いている分、シャツやニット1枚と合わせたシンプルなスタイルでも成立させてくれるのも嬉しいポイントですね」

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

Pick Up おすすめ記事

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...