デニムを1本も持っていなかった男は、ジャケットを羽織ってスラックス風にアレンジ【SNAP】

ジャケットを羽織ることでアメカジ色の強いデニムパンツでもトラッドに穿きこなせる。普段デニムを穿かない「クロース&クロージング」オーナーの瀬古洋平さんなら、どんなデニムトラッドコーデを提案するのだろうか? チョイスしたデニムにも注目だ。

ダブル裾とセンタークリースにステッチを入れカスタムした[13MWZ]

「クロース&クロージング」オーナー・瀬古洋平さん|デニムを穿かない瀬古さんが今季、気になる1本をチョイス。アレンジすることでいつもは手に取らないアイテムも普段の着こなしに取り入れることができるのが新鮮のようだ

デニムパンツを1本も持っていないという瀬古さんが数年ぶりに購入したデニムは「ラングラー」の定番[13MWZ]。

「デニムらしくほどよくエイジングしたものが穿きたくて色々みていたところ、『ラングラー』のブロークンデニムに出会いました。フラットな色落ちや古着の汚れなど、いままではあまり好みでは無かったのですが、今季は取り入れてみても面白いかなと思ってます。

『ラングラー』であればセンタークリースを入れたいと思い、ダブル裾とセンタークリースにステッチを入れカスタムしています。デニムを無理矢理スラックス風にアレンジしていつも通りのコーディネートとして取り入れています」

ドレッシーなスタイルを演出するメンズのパンプス。4.5cmのダブル仕立ての裾とともにコーディネイトにクラシカルさを印象付ける

主役のデニムはコチラ! ラングラーの[13MWZ]

1990年代前後に作られたアメリカ製の「ラングラー」の[13MWZ]。生地の伸縮に伴う捻れを抑制するために開発されたブロークンデニムが使用されたジーンズはセンタークリースを入れるのにもってこいだ。

デニムパンツにセンタークリースを入れる前提で購入した古着のラングラー。自身のショップでも同様のカスタムを受け付けている

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

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2nd 編集部
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