1.「ヴァン」営業部長・宮原道人さん
ヴァンを象徴するネイビーブレザーとチルデンセーターにチノパンと合わせたアイビールック。
「イメージしたのはアメリカのクラシックなスポーツカジュアル。特にアイビーと親和性が高い、テニスのカルチャーを意識した着こなしです」。
主役となるブレザーは、トラッドなアイテムながら、カジュアルな着こなしに対応する一着。
「シルエットが綺麗なので、Tシャツやセーターの上から羽織っても、あまりラフになり過ぎないのが魅力。ベーシックなデザインでオンオフ問わずに使えるので、平日はタイドアップ、休日はほどよく上品なリラックスコーデと、デイリーで活躍しています」
【着用したブレザー】VAN
1948年の創業時からリリースされているネイビーブレザー。ディテールなどは時代に合わせてアップデートさせているが、ベースとなるデザインは不変。5万8300円(ヴァンヂャケットTEL03-5829-9005)
チルデンセーター1万6500円/ヴァン(ヴァンヂャケット)、チノパン/ポロ ラルフローレン、シューズ、ベルト/共にローイングブレザーズ(以上すべて本人私物)
2.「サーフ&テーラー モート」オーナー・堀 哲郎さん
サーフィンをはじめとするストリートスタイルから連想するスウェットやワッチキャップなどのカジュアルアイテムを、紺ブレと合わせるスタイルは堀さんの十八番。
「グレーのスラックスを履くようなイメージで裾上げしたスウェットを取り入れています。ジャストレングスで革靴を履くことで、ラフなパンツであってもだらしなく見えないように意識しています。アメトラを意識したスタイリングの場合、インナーのTシャツも’80年代頃までのアメリカらしいリブデザインのものを合わせるようにしています」
【着用したブレザー】MOAT
モートでオーダーを受けているブレザー。生地やフィッティング、ボタンなどを選ぶことができ、ジャストサイズで作れるのが魅力。6万500円(サーフ&テーラー モートTEL06-6585-7675)
キャップ 価格未定/モート、オーダーシャツ1万7600円~/モート、Tシャツ4620円/ベルバシーン、ソックス 価格未定/モート(すべてサーフ&テーラー モートTEL06-6585-7675)、パンツ/メイド、シューズ/ハインリッヒ ディンケラッカー(以上 すべて本人私物)
3.「ディストリクト」セールスマスター・森山真司さん
老練さを見せるセールスマスターをして 「シンプルに今の気分ですね」と言わしめる、ディストリクトのオリジナルのブレザー。素材こそ、英国ハルステッド社のウール生地を使っているものの、パチポケ&胸ダーツなしのフロントスタイルに、センターフックベントのバックスタイルというコテコテのアメリカンスタイルとなっている。
「超スタンダードゆえ基本に立ち返ってBD、レジメン、ツータックのチノパンとともにアイビールックに。さらにチルデンニットベストとキャンプモカシンを合わせ軽快さをだすことで、現代的なスタイルにまとめました」。これぞ匠。流石の着こなしだ。
【着用したブレザー】District
パッチポケット、センターフックベントなど。1着でアメリカントラッドを象徴するほどに、その要素が多分に詰め込まれたテーラードジャケット。7万9200円(ディストリクト ユナイテッドアローズTEL03-5464-2715)
パンツ2万6400円/ディストリクト(ディストリクト ユナイテッドアローズ)、ベスト/ルークエアー、シャツ/ギットマンブラザーズ、シューズ/ ジーエイチバス×ディストリクト、タイ/カラー(以上すべて本人私物)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2022年12月号 Vol.189」)
Photo/Kenichiro Higa(Model) Norihito Suzuki(Item) Styling/Shogo Yoshimura Text/Kiyoto Kuniryo, Kazuki Ueda Hair&Make/Daisuke Yamada Model/Ben Snap Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Akane Matsumoto, Shunichiro Kai, Rie Nagao, Nanako Hidaka, Yoshika Amino Snap Text/Masatsugu Kuwabara, Okamoto 546, Shuhei Sato, Kazuki Imanishi
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