あの頃のアイビーを彷彿とさせる紺ブレ×スポ―ツコーデ3選。

  • 2022.12.18

トラディショナルな定番アイテム、紺ブレ。休日に着るなら、ストリート感あるスポーツアイテムと合わせるがおすすめだ。ファッション業界の洒落者たちの着こなしから、「紺ブレ×スポーツ」のコーディネイトのポイントを探っていこう。

1.「ヴァン」営業部長・宮原道人さん

ヴァンのECサイトや店舗販促に携わるセールス担当。プライベートでもカジュアルなアイビールックを嗜み、休日も紺ブレは欠かせない

ヴァンを象徴するネイビーブレザーとチルデンセーターにチノパンと合わせたアイビールック。

「イメージしたのはアメリカのクラシックなスポーツカジュアル。特にアイビーと親和性が高い、テニスのカルチャーを意識した着こなしです」。

主役となるブレザーは、トラッドなアイテムながら、カジュアルな着こなしに対応する一着。

「シルエットが綺麗なので、Tシャツやセーターの上から羽織っても、あまりラフになり過ぎないのが魅力。ベーシックなデザインでオンオフ問わずに使えるので、平日はタイドアップ、休日はほどよく上品なリラックスコーデと、デイリーで活躍しています」

【着用したブレザー】VAN

1948年の創業時からリリースされているネイビーブレザー。ディテールなどは時代に合わせてアップデートさせているが、ベースとなるデザインは不変。58300(ヴァンヂャケットTEL03-5829-9005)

ブレザーと同じく、創業時から定番リリースされるチルデンセーター。今季のシーズンカラーは、少し風合いを出した色味がポイント。「今回はワンサイズ上を選びました」
ポロ ラルフローレンのチノパンは、テニスのラケットの刺繍が入った古着の1本。「少しゆったりしたシルエットと、アメトラっぽい刺繍のデザインがお気に入り」
ブレザーは今季より金ボタンのグラフィックが一新。ヴァンのフィロソフィーが入った丸型ロゴが採用されている。「金ボタンがアップデートされたのは10年ぶりくらい」

チルデンセーター16500/ヴァン(ヴァンヂャケット)、チノパン/ポロ ラルフローレン、シューズ、ベルト/共にローイングブレザーズ(以上すべて本人私物)

2.「サーフ&テーラー モート」オーナー・堀 哲郎さん

出自であるテーラーと趣味のサーフィンを独自のセンスで融合させたスタイルを提案するセレクトショップ、モートの代表を務める

サーフィンをはじめとするストリートスタイルから連想するスウェットやワッチキャップなどのカジュアルアイテムを、紺ブレと合わせるスタイルは堀さんの十八番。

「グレーのスラックスを履くようなイメージで裾上げしたスウェットを取り入れています。ジャストレングスで革靴を履くことで、ラフなパンツであってもだらしなく見えないように意識しています。アメトラを意識したスタイリングの場合、インナーのTシャツも’80年代頃までのアメリカらしいリブデザインのものを合わせるようにしています」

【着用したブレザー】MOAT

モートでオーダーを受けているブレザー。生地やフィッティング、ボタンなどを選ぶことができ、ジャストサイズで作れるのが魅力。6500(サーフ&テーラー モートTEL06-6585-7675)

よりスポーティーな印象を強くするラフなVゾーン。「ボトムがスウェットなので肩ひじ張らずラフに。インナーのTシャツもゴム付けリブのものを選んでいます」
ジャストレングスはなんと裾上げによるもの。「もとはリブ付きの裾だったんです。スウェットでもちゃんとした感が出るので、かなり気に入っていますね」
アクセントになるオレンジ色のワッチキャップ。「スウェットに合わせるとなると B.B.キャップよりもこっち。赤やオレンジが好きで、気分で使い分けます」

キャップ 価格未定/モート、オーダーシャツ17600~/モート、Tシャツ4620/ベルバシーン、ソックス 価格未定/モート(すべてサーフ&テーラー モートTEL06-6585-7675)、パンツ/メイド、シューズ/ハインリッヒ ディンケラッカー(以上 すべて本人私物)

3.「ディストリクト」セールスマスター・森山真司さん

創造性と職人精神をテーマに、エッジの効いたセレクトとこだわりのオリジナルウェアを展開するディストリクトのセールスマスターを務める

老練さを見せるセールスマスターをして 「シンプルに今の気分ですね」と言わしめる、ディストリクトのオリジナルのブレザー。素材こそ、英国ハルステッド社のウール生地を使っているものの、パチポケ&胸ダーツなしのフロントスタイルに、センターフックベントのバックスタイルというコテコテのアメリカンスタイルとなっている。

「超スタンダードゆえ基本に立ち返ってBD、レジメン、ツータックのチノパンとともにアイビールックに。さらにチルデンニットベストとキャンプモカシンを合わせ軽快さをだすことで、現代的なスタイルにまとめました」。これぞ匠。流石の着こなしだ。

【着用したブレザー】District

パッチポケット、センターフックベントなど。1着でアメリカントラッドを象徴するほどに、その要素が多分に詰め込まれたテーラードジャケット。79200(ディストリクト ユナイテッドアローズTEL03-5464-2715)

キャンプで川辺などにいくときに履くことを目的としているため、ソールが通常のものとは異なる”キャンプモカシン”。スポーティな雰囲気の演出にもひと役買っている
往年のクラシカルなチルデンニットに合わせているのは、ギットマンブラザーズのマルチストライプBDシャツ。ジャケットを脱いだときにも、主役級の輝きを放つ
手元にはチュードルのダイバーズウォッチでスポーツ感のダメ押しを。通常は袖で隠れているものの、時折チラッと除く赤いベゼルが小粋なアクセントとして効く

パンツ26400/ディストリクト(ディストリクト ユナイテッドアローズ)、ベスト/ルークエアー、シャツ/ギットマンブラザーズ、シューズ/ ジーエイチバス×ディストリクト、タイ/カラー(以上すべて本人私物)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 202212月号 Vol.189」)

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