▼こちらの記事もおすすめ!
「ジャラン スリウァヤ」とは?
1919年にテデ・チャンドラによってインドネシアで創業したジャラン スリウァヤは、当時インドネシアがオランダの植民地であったことから外国人向けにミリタリーブーツを製作していたことで知られている。その後、経営者の息子であるルディ・スパーマンが「これからは平和の時代になる」との想いから、靴の聖地であるノーザンプトンで修行を積み、フランスで皮革の生産を学んだことでハンドソーンウェルテッド製法での靴作りを可能にした。その後、2003年にはオリジナルブランドを誕生させるにまで至っている。
同社が得意とするハンドソーンウェルテッド製法とは、ビスポークシューズによく用いられているグッドイヤーウェルテッド製法の原型となる製法で、時間と労力がかかりすぎて大量生産に向いていないことから近年では減少の一途をたどっている。
しかし、手縫いでなくては不可能な曲がった針を使って行う「すくい縫い」ができるメリットがあるため、ジャラン スリウァヤでは現在でもこの製法を守り抜いている。熟練の職人により松脂を擦り込んだ麻糸で縫い付け、最後のアウトソールの縫い以外、すべての工程をハンドメイドで行い、履く人それぞれに合うフィット感を生み出すことができるのだ。
【1】98348
ボリュームのある木型を採用することで、シックな雰囲気を醸し出しているプレーントゥ。ストームウェルトやダブルレザーソールといった武骨な作りもいっそう存在感を増す。アッパーにはフランスのデュプイ社のカーフレザーを採用するなど、素材選びにも妥協がない。
【2】98374
ラスト「11120」を使用した、シルバーバックルのコンビネーションが高級感漂うダブルモンクストラップシューズ。この価格帯でこのクオリティのものが入手できるのはやはりジャラン スリウァヤならではの魅力といえるだろう。
【3】98589
フレンチなデザインが印象的な定番のコインローファーは、足馴染みの良さが魅力。立体的なトゥのモカ縫いが美しく、サドルの形や大きさを含め、全体的なバランスも秀逸だ。ロールアップやクロップドパンツとカジュアルに合わせたい。
【4】98648
ラスト「エドワード」を採用したダイナイトソール仕様のタッセルローファー。ライニングも同系色で色付けされ、高級感のある仕上がりに。どことなくボリューム感のあるシルエットはカジュアルにも活躍してくれる。
【5】98317
底材にも高級素材として知られるベルギーのアシュア社のレザーを使用したストレートチップ。ハンドソーンウェルテッド製法の履き心地の良さを感じるには、レザーソールを選ぶのがおすすめだ。
【6】98652
ロングウィングのアメリカングローブは、お得感のあるプライス設定がうれしい。もちろん、アッパーとウェルト、インソールを手作業によるすくい縫いで縫い合わせるハンドソーンウェルテッド製法が採用される。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
GMT
☎03-5453-0033
http://www.jalansriwijaya.com/
▼こちらの記事もおすすめ!
関連する記事
-
- 2024.11.17
なぜ英国トラッドにはブラウンスウェード靴なのか? 相性の良さを着こなしから紐解く。
-
- 2024.11.16
キズもデザインに。革に対する「新たな気づき」を教えてくれるクリンチの新プロジェクト。
-
- 2024.11.16
保存版! 英国トラッドスタイルに必須のブラウンスウェードシューズ14選。
-
- 2024.11.15
なぜ英国トラッドにはブラウンスウェード靴なのか、その歴史を学ぶ。