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Shokz、OpenFitとOpenFit Air、どっちがいいの?

ShokzのOpenFitは、最初に『OpenFit』(2万4880円)が昨年(2023年)7月に発売されてから、今年5月によりリーズナブルな『OpenFit Air』(1万9880円)が発売された。ほとんど、酷似した外観で、スペックを見ても違いはよく分からない。価格差は5000円。どちらを買うべきなのか?

OpenFit
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OpenFit Air
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そもそも、ShokzのOpenFitシリーズって、どんな製品?

ShokzのOpenFitシリーズは、骨伝導イヤフォンを作って来た同社による完全ワイヤレスイヤフォン。オープンイヤータイプではあるが、同社のコア技術である骨伝導方式を使ってはいない。おそらく骨伝導の性能を安定して発揮するためには、左右が繋がったタイプにして、頭部にしっかりと固定する必要があるのだろう(Shokzの左右を繋ぐワイヤーはチタニウム製)。

骨伝導方式の代わりに得たのは、左右分割の手軽さと、従来のShokz製品とは異なる音質。

左が安価なOpenFit Air。右が先に発売されたOpenFit。

耳を塞がないから、閉鎖的な感じがしない、外の音が聞えて安全……などのメリットがある。筆者もランニングや散歩の時に使っているが、なるほど「これまで、危険だったのだな」と思う(クルマを運転する人なら、ヘッドフォンをしている人を警戒する感じは分かると思う。やはり、耳を塞いで公道を歩くのは危ないのだ)。

反面、電車で移動する際など、周りの騒音がうるさい場合には、その音が耳に入ってきてしまい聞き取りにくい。かといって、ボリュームを上げると音漏れの心配がある。

そういう場合は、AirPods Pro など、耳を塞ぐタイプ、できればノイズキャンセリングがあるイヤフォンを使えばいい。要は使い分けということになる。

聞き比べてみると違いは明白

で、本題の『OpenFitとOpenFit Air、どっちを買うべきか?』問題だ。

実はこれ、並べて試してみると実に明白。

だが、大前提として、どちらもオープンイヤータイプとしては、非常に音がいい。比較しなければ、OpenFit Airで十分に高音質だと思う。実際、筆者も毎日ジョギングする時には、OpenFit Airを使っている。

しかし、実際に交互につけ替えんがら試してみると、断然OpenFitの方が音のツヤ感がある。

女性のボーカルの質感とか、中高音の音の滑らかさがOpenFitの方がよく伝わってくる。細かい響き、楽器のビビリ音みたいなものも、OpenFitの方がよく分かる。OpenFit Airの方が解像度が下がってザラザラしているような感じだ。

音の響きやツヤ感が違うと、空間の広がり感も違う。OpenFitなら楽器やボーカル、それぞれがクッキリと別々に聞こえる。

音楽を楽しむという意味では5000円プラスオンする価値はあると思う。

メカニズム的な違いはどこに……?

ちなみに、Shokz社は、あまり細かく機能的な違いを公表していないので、両者の違いはよく分からない。

重さはOpenFitが約8.3g±0.2g、OpenFit Airが約8.7g±0.2gとちょっと重い。Airの方が重いわけだが、実重量の差はわずか過ぎて、もちろん感じるほどではない。「装着している時の感覚は、OpenFit Airの方が軽やか」というコンセプトらしい。

バッテリー駆動時間はOpenFitが約7時間(ケースを含めると最大28時間)、OpenFit Airが約6時間(ケースを含めると同じ最大28時間)。

ドライバーもどちらも18×11mmの長円形のダイナミックドライバーユニット。サイズ的には違いがない(表記は若干違う)。DirectPitchテクノロジーが使われているのも同じ。

発表会でも、どこに違いがあるかは、あまり明確には言及されなかった。

しかしながら、音質は明らかに違う。5000円を追加でオンしてもいいほどに違う。

用途によって、どちらを選ぶかを決めよう

とはいえ、違いは筆者レベルでは個別に聞き比べなければ分からないほど。OpenFit Airだって十分音質の高いイヤフォンだ。

また、当然のことながらランニングしながら使っていると、他の音(自分が身体を動かす音や、自分の呼吸音など)が多くて違いは分からなくなる。

OpenFitシリーズは電車通勤などには向かない。オフィス利用も音漏れが迷惑にならない環境であればよいだろう。自宅、散歩など静かな環境で音楽を聞くのが中心なら、高音質なOpenFitがお勧め。ランニングなど、音質がそれほど要求されない状況ならリーズナブルなOpenFit Airが良い……というのが筆者の結論だ。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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