メンタルケアはこれがあれば充分!「松栄堂」のお香

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「2024年やるべきことは、血液型を調べに行くこと。痛みには強い方だが、血液検査だけは苦手でゾッとする!」というライトニング編集部の若手編集・アオイちゃんがお届け。

自分と向き合える時間を作ってくれる、「松栄堂」のお香

いまから300年ほど前に京都で創業した松栄堂の定番シリーズ、銘香芳輪。芳輪白川はウッディな香りが特徴的な白檀を使用している。インドのお香なども有名だが、マイお香ボックスには和の香りのお香が7割を占めているので、結果和の香りがたまらなく好きみたい。2420円(松栄堂 https://www.shoyeido.co.jp/menu.html

お香との出会いは高校生のとき。高校生のくせに一丁前にお洒落な友達の家に遊びにいったら、部屋でお香を炊いていた。そのとき炊いていたのはインドのお香、ナグチャンパ。家の中でもお洒落かよ! と思いながら、香りが脳裏に焼き付くような感覚がした。一部ではなく全体にいい香りがしっかりするのに、鼻にツンとした香りじゃなくて思いっきり深呼吸できるような優しい香り。お香はいい匂いがする、というよりも、いい香りがするという表現が合っている気がする。

衝撃だったあの日からお香の沼にどっぷり浸かっているってわけ。で、友人にオススメされたのが松栄堂の芳輪白川。私にとっては、メンタルケア用品。お香の魅力は香りだけではないと思っている。いい香りとゆらゆら流れる煙の中にいると自分だけしかいない空間のように感じる。そうすると時間がゆっくりと流れて、疲れやモヤモヤしていることとちゃんと向き合える時間になる。自分の機嫌は自分でとっていかなくちゃ!

原稿を書き終えて確認のため最初から読み直したら、ものすごくアツい気持ちを綴っていて笑えてきた(笑) 気づいたら語りすぎちゃう。これが俗にいうオタクってやつだな。なにかのオタクでいるって最高だ!

炊くとこんな感じ。ご覧の通り煙は少なく、でも広範囲に香りが広がっていく。玄関や狭いスペースでも炊くことができちゃうのです
簡易香立付き。香立は吊るすタイプやボックス型のもの、種類が沢山あるのでお気に入りの香立を探すのも楽しいポイントのひとつ
伝統的な和の香りがする芳輪シリーズ。私がここ数年愛用しているのは芳輪白川。白檀の香りが優しく香り、スッキリしてるのが特徴的

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年3月号 Vol.359」)

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