手は届かないけど、とろけるボケが魅力的。RF135mm F1.8

EOS R6 Mark IIレビューの時に、キヤノンさんから借りたレンズの中に入っていたRF135mm F1.8 L IS USM。とびきり魅力的だが、お値段を見てビックリ(汗)33万8800円(キヤノンオンラインストア価格)。いくらなんでもちょっと手が出ないが、それでも非常に魅力的なレンズだと思う。

EOS Rシリーズだからこそのレンズのひとつ。RF135mm F1.8 L IS USMレビュー

135mmという画角は『中望遠』と呼ばれる。

85mmはポートレートレンズとかいわれる。200mmとなると望遠だ。その中間領域。135mmでF1.8となると相当明るい。つまり大口径の大きな玉のレンズが必要で必然値段も高くなる。

お値段もそうだが、重さも約935mmと少々重い。ポートレートを専門に撮るカメラマンさんならともかく、私のように『取材記者が写真も撮ってる』というスタンスだと、フットワークに影響する重さだ。なにしろ、『このレンズ一本で何もかも』というレンズではないから、他のレンズがあってのこのレンズ。必然的に装備は重くなる。

とはいえ、このレンズ1本でキメの1枚が撮れるのは魅力。

135mmは中望遠。全身を入れて、背景をボカせる

一番の魅力は、ほぼ全身を入れても背景を大きくボカすことができるということだろう。

85mm F2だと、ここまで引くともっと背景にピントが来てしまう。身体全体を画角に入れながら、背景をボカせるというのが、このレンズの最大の武器だろう。こういう写真が撮れるのは本当に楽しい。

大きなボケが出るからこそ楽しめる絵造り

もちろん、寄ればもっとボカせる。顔の前後にあるモミジを大きくボカすことで、グラフィックとしての面白さを狙ってみた。

ピントは左目にあるが、右目が大きくボケる。そのぐらいピントが浅い。

従来のカメラだと、大量のピンボケ写真を発生させてしまうところだが、EOS R6 Mark IIの被写体検出機能で自動的に瞳に追従してくれるので、ほとんどピントを外すことなく撮れてしまう。最新の瞳トラッキング機能あってのレンズということもできる。

低照度でも撮影できるEOS R6 Mark IIの性能と、魅力的な玉ボケ。安くはないが、好評で現在要予約

レンズ内と本体と両方合わせて8段分の手ブレ補正を行ってくれるから、暗い場所でシャッタースピードが遅くなっても心配ない。また高感度性能の高いので、低照度の状態で感度を上げていってもノイズがほとんど乗らない。

こういう状況(相当暗いです)でも、EOS R6 Mark IIが勝手に瞳にピントを合わせてくれるのは本当にすごい。

そして、大きな玉ボケ。見れるだけで嬉しくなってしまう。筆者が十分に裕福だったら買うのになぁ……。そう思わせてくれるレンズだ。

安価ではないが、その写りは評価されているようで、現在1カ月待ちとなっている。

(村上タクタ)

EOS Rシリーズで、魅力ある写真を撮るためのコスパの高い選択、RF85mm F2

EOS Rシリーズで、魅力ある写真を撮るためのコスパの高い選択、RF85mm F2

2025年10月27日

もうEF→RFにすべき……を検討するため、キヤノンからEOS R6 Mark IIとレンズ多数を借りた

もうEF→RFにすべき……を検討するため、キヤノンからEOS R6 Mark IIとレンズ多数を借りた

2025年10月27日

EF→RF乗り換えのためのレンズ選び。標準ズームはF4通し? それとも安い方?

EF→RF乗り換えのためのレンズ選び。標準ズームはF4通し? それとも安い方?

2025年10月27日

RF世代のレンズ選び。まず、レンズの画角を考える

RF世代のレンズ選び。まず、レンズの画角を考える

2025年10月27日

RF世代の100-400mmは、安くてもこんなに使える【RF100-400mm F5.6-8】

RF世代の100-400mmは、安くてもこんなに使える【RF100-400mm F5.6-8】

2025年10月27日

新型EOS R6 Mark IIか、10万円安いEOS R6か? 決断のポイントは『食いつき』

新型EOS R6 Mark IIか、10万円安いEOS R6か? 決断のポイントは『食いつき』

2025年10月27日

もし、EOS Rシリーズ用に1本だけ選ぶとしたら、RF35mm F1.8

もし、EOS Rシリーズ用に1本だけ選ぶとしたら、RF35mm F1.8

2025年10月27日

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

【KEATON CHASE U.S.A.×2nd別注】大人のための、ちょうどいいシャンブレーシャツ登場!

  • 2026.01.25

ライトオンスのシャンブレーを使用した、米国のシャツファクトリー「キートンチェイスUSA」の定番プルオーバーシャツ。カジュアルな要素を備えながらシャツ本来のきちんと感も残したこのアイテムを、2nd仕様に別注。胸ポケットの作りや前立てのボタンの数などを微調整し、すっきりと大人な印象にまとまっている。 >...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

Pick Up おすすめ記事

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

【KEATON CHASE U.S.A.×2nd別注】大人のための、ちょうどいいシャンブレーシャツ登場!

  • 2026.01.25

ライトオンスのシャンブレーを使用した、米国のシャツファクトリー「キートンチェイスUSA」の定番プルオーバーシャツ。カジュアルな要素を備えながらシャツ本来のきちんと感も残したこのアイテムを、2nd仕様に別注。胸ポケットの作りや前立てのボタンの数などを微調整し、すっきりと大人な印象にまとまっている。 >...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...