憧れのクルマ、コルベット。アメリカを代表するモデルだからこそ長く付き合えるアメリカ旧車。

編集部イチのアメリカ車好きであり、自身も数々の旧車を乗り継いできた編集部の最古参・ラーメン小池。最近ではLightning、2nd、CLUTCH magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」でも“ライトニングガレージ”という、アメリカ車好き全開の動画連載を開始した。今回は、セレクトショップJamsのオーナー福岡さんの愛車「1971年式シボレー・コルベット」に乗りながら、コルベットに心奪われる理由を探ってみた。

ライフスタイルを豊かにしてくれる、アメリカ旧車の良いところ。

アパレルの世界に入ったころに、先輩が乗っていた第3世代のシボレー・コルベットに憧れ、ついに1971年式に出会った福岡さん。もはや一生手放せないクルマだと、このコルベットを普段使いしている。2シーターでトランクも無いクルマを普段使いするだけでもそれなりの気合いが必要だと思われがちだけど、好きなクルマだっただけに、そのすべてが受け入れられると語る。

流れるようなボディラインにリトラクタブルのヘッドライト。搭載されるのはナンバーズマッチ(ボディとエンジンが工場出荷時の状態)というV8エンジン。真っ赤なボディに真っ赤な内装と、どこを取ってもアメリカしか感じないスタイルは、それまで乗っていた1966年式VWタイプ3とはまったく違う性格ながら、一気にコルベット愛へと心は傾いていったのだそう。

福岡さんにとって、このコルベットはそのデザインに尽きるという。今のクルマでは到底生まれないようなデザインや仕様が随所にあり、それをグイグイと引っ張るV8エンジンのパワーや独特の排気音がたまらない。事実マフラーはその独特なサウンドを楽しむように職人によるワンオフで製作。スペックの向上というよりも、よりV8サウンドを楽しむことを考えてのチョイスだというからおもしろい。旧いクルマならではの五感すべてを刺激してくれる毎日は、このクルマを手に入れてさらに充実したと語る。

もちろん、購入する前は、燃費や維持費、それに故障したときのことなど、心配事は少なからずあったというが、決め手はずっと憧れてきたクルマとの出会いや、背中を押してくれた先輩、あとは勢いで手に入れた。ステアリングを握りながら、勢いで手に入れてよかったと今でも思っているし、ひとつも飽きないというから、その愛情は増していくばかり。

そこまで心を動かしてくれる存在にクルマがなること自体、幸せなことだと思うけど、クルマの選び方ひとつでライフスタイルもより充実したものになるという実感がアメリカ旧車のもうひとつの良いところなのかもしれない。

実際に旧いアメリカ車のなかでも、コルベットなどのアメリカを代表するモデルは修理するパーツにも困らない。いろいろ修理を重ねながら、毎日乗っていることがこのクルマが快調に走ってくれる最大の理由。ちょっとした愛情をかけてあげれば、アメリカ旧車も普段の足として問題無く使えるだけでなく、そういう使い方をすることで、他の人は違う経験が日常のなかでできることを福岡さんのコルベットは雄弁に語ってくれている。

▼V8サウンドを聞きながらのドライブトークはこちらの動画でチェック!

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

Pick Up おすすめ記事

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

  • 2026.03.31

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。 どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適 日本有数の革靴産地...

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...