ファティーグパンツとは? 時代で変わるディテールに注目しよう!

  • 2022.04.10

ミリタリー出自のアイテムながら軍の作業用パンツとして知られるファティーグパンツ(通称ベイカーパンツ)。シンプルで使いやすいスタンダードなデザインだけに、サンプリングするブランドも多い。そんなファーティーグパンツの歴史を振り返ってみた。これを知れば現行モデルに反映されているディテールについてわかるようになり、着こなすのも楽しくなるに違いない。

前期/〜’60年代モデルの特徴

太いストレートシルエットが特徴の前期型。’50年代から存在し’60年代前半まで作られる。コットン100%のバックサテン生地は穿き込むとコシが抜け、気持ちよく癖になってしまうほど。

中期/’60年代〜’70年代モデルの特徴

’60年代になるとテーパー気味のシルエットにシフトする。ディテールの変更箇所も多いのですぐに見分けられるはず。コスパに優れた軍パンの代表格だったが、近年は価格も上昇傾向に。

ちなみに後期、’70年代になるとコットン×ポリエステルの生地に変更になる。テーパーが強まりきれいなシルエットとなる。

前期と中期のディテールの違いをチェックしてみよう。

アジャスターストラップ

上が前期で下が中期。時代判別で最もわかりやすいのが、ウエストに備わるアジャスターストラップの有無。これがあれば前期型。簡単でしょ!

生地

生地は前期(上)も中期(下)もコットンのバックサテンのため大きな変更点はない。どちらも穿き込むと褪色して味わい深く変化する。

ポケット

腰帯の生地がポケットに被さっているのが前期(上)で、ポケットの生地が腰帯に被るようにデザインされているのが中期(下)。

ボタン

ボタンも年代により更新される。上の写真のようなフラットなデザインで尿素ボタンが前期。下の写真のように樹脂製ボタンで中央が凹んでいるのが中期の特徴。

こんな古着のカスタムはいかが?

中期モデルのスネ部分にダーツを入れ、膝下からグッと絞られた強烈なテーパードシルエットを作ってみた。ミシンさえあれば簡単なのでぜひお試しあれ♪

(出典/「Ligthning2021年11月号 Vol.331」)

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