屋根全開で海辺を走りたい。特選! 4シーターオープンカー中古車ガイド。

  • 2023.02.21  2022.01.21

オープンカーと聞くと、夏は暑そうだし、ファミリーだとなかなか……という諦めの声が聞こえてきそうだが、そこで提案したいのが4シーターのオープンカーだ。セカンドカーにするにはもったいない、季節問わず、ファミリーでも楽しめる、それでいて個性的でスタイルのあるクルマをLightnig編集部が厳選して紹介!

2より4シーター? その魅力とはいかに。

現在、市場に流通しているオープンカーはどんなものがあるのかを中古車検索サイトで調べていると、千葉県にオープンカー専門店を発見! コチラの「カーブティック ブランチ」に在庫している車種はどれも今が買い時のクルマばかり。値段も手ごろなので、遊び用のセカンドカーとして買うのもあり。さっそくショップに伺い、オススメのオープンカーを紹介してもらうことに。

「全部自分の趣味で仕入れてきているから、どれもオススメのクルマだよ()」とブランチ代表の奥川一成さん。オープンカーというと2シーターのイメージだが、在庫しているほとんどのクルマが4シーター。何か特別な魅力があるのだろうか。

「オープンカーはセカンドカーとして購入する人が多いので2シーターでもいいんだけど、いざという時に4人乗れるというのは大きいよね。家族連れのお客様も多くて、後部座席に 子供を乗せてあげられるのも4シーターのいいところ。あとは荷物を気にせずに置いておけるところも魅力のひとつじゃないかな」

オープンカーには幌とメタルトップがあるが、メタルトップの場合は壊れやすかったり、また修理代が高そうでちょっと怖い気も。

「幌を採用しているのは年式的に旧いクルマが多いので、幌のほうがトラブルが多いことも。逆にメタルトップのトラブルはほとんど聞かないかな。例えトラブルがあっても全交換なんてことはなくて、ほとんどがギア交換とかなので、お金はほとんどかかりません。もちろんメタルトップに越したことはないんだけど、お客様の中には幌タイプが好きな人もいます。幌のスタイルが好きだったり、あとは軽さ。そこはもう好みだよね」

話を聞いていたら、なんだかオープンカーが本気で欲しくなってきた。個人的にはサーブ9–3、もしくは4thカマロがかなり気になるところ。そこで編集部の視点で選んだ個性的なシーター・オープンカーを最後に紹介。どれも今が狙い目のクルマばかり。’97年製のマスタングなんて車両価格が50万円以下というお得なプライスだ。

それではおすすめしたいオープンカーを厳選して8台紹介しよう。

1.1997 フォード マスタング コンバーチブル/49万8000円

一般的には不人気の年式だが、今見るとこのルックスが逆に魅力的。ほどよく肩の力が抜けたゆる~い感じがたまりません! ちなみにドラゴンアッシュのPVlet yourself go,Let myself go」で使われていたのもこの年式。

ウワサでは降谷健志さんの当時の愛車だったとか。3800ccV6エンジンなので、海辺をゆったりと流すにはうってつけ。後部座席も広々としており、ファミリーカーとして使うのも当然アリ!

2シーターにはない、4シーターならではの広々とした室内。今のクルマと比べると実にシンプルな内装。これを味気ないとみるか、それとも個性的と感じるかはあなたのセンス次第

2.2004 サーブ 9-3カブリオレ リニア/65万円

バブル時代にドイツ車以外で人気を博した輸入車がスウェーデンのサーブ。現在では 存在していないメーカーだが、今でも愛好家は多く存在。この個体の特筆すべき点はそのエクステリア シルバーのボディカラーと相まって、幌を下ろした姿はスポーティ・クーペそのもの。オープンはもちろんだが、クローズにした状態での見た目も最高な一台。

北欧デザインとでもいうべき整然と並んだコンソールのスイッチ類。緑色の液晶もグッド

3.2003 アウディ A4カブリオレ/68万円

近頃のクルマはイカツイ顔したオラオラ系ばかり。アウディよ、お前もか……と言いたくなるには理由がある。なぜなら昔はこんなジェントルなお顔だったのだ。ボディカラーはまぶしいレッド。

そして内装はレザー。18前のクルマだが、ホイールを含めてフルノーマルを維持しているので古臭さを感じることはない。2.4リッター V6搭載で、走りは想像以上にエモーショナル。しっかりと踏んで、走りも楽しみたいオープンカーだ。

ドイツ的クラフトマンシップが味わえる整合性のあるインテリア。内装はフルレザーだ

4.2008 フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ/85万円

1999年に登場したニュービートル。空冷フォルクスワーゲンのタイプ1をモチーフにしたルックスが特徴。こちらのカブリオレも後部座席の後ろに畳んだ幌を設置するなど、 空冷のタイプ1カブリオレをイメージしたエクステリアを採用している。

もちろん空冷ビートルとは異なり、ヒーター付き本革シートにL E Dヘッドライト、 そしてABSやバックカメラといった快適装備も盛りだくさんだ。

折りたたんだ電動の幌を後部座席後ろに設置するのは空冷ビートルのオマージュ

5.1998 日産 マーチ カブリオレ/49万円

こんな可愛いオープンカーを作れるのは日本だけ! 欧州車と肩を並べられるパッケージングを目指して開発されたK11型マーチ。実際に欧州でもヒットし、日本では‘92年か11年間販売が続いた息の長いモデルである。そんなマーチのカブリオレがコチラ。

ご覧のように小さい車体なので普段使いはとってもラクチン。買い物帰りに電動オープンで屋根を全開にして海沿いをドライブ……。そんな日常に寄り添った使い方が楽しめる。

’90年代特有の派手なファブリックのデザイン。シートは汚れもなく、良質な状態を維持

6.2002 シボレー カマロ スポーツ コンバーチブル/88万円

オープンにして走れば気分はカルフォルニア! コンバーチブルモデルは3600 c cV6エンジンとなるが、パワー感は必要にして十分。この個体のプライスが88万円 (乗り出しは105 )ということからもわかるとおり、4thカマロは今が底値。肩ひじを張らずに乗れる大排気量オープンカーを格安で購入できる最後のチャンスかも!?

赤いシートカバーがとにかく目立つ! 仲間とワイワイとやりながら乗りたいクルマだ

7.1990 日産 パオ キャンバストップ/108万円

オープンカーではないが、開放感バツグンのキャンバストップなので選出した。1980年代後半から1990年代初頭にかけて日産から発売されたパイクカー・シリーズのひとつがコチラのパオ。

以前は街中でもチラホラ見かけたが、最近はすっかりその数も減ってしまった。今では輸出された先の海外でも人気があり、ますますその個体は減少中。ちなみにこのパオの価格は、ここで紹介したクルマの中で一番のハイプライスとなっている。

キャンバストップも電動式なので、ボタンひとつでオープンすることができる

【DATA】
Car Boutiqe BRUNCH
千葉県千葉市稲毛区長沼原町550-1
TEL043-258-6797
営業/10:00
18:00、土日10:0017:00
休み/不定休

情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2021年7月号Vol.327」)

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