「リジッドデニム」を、自分に合った縮みと色落ちに育てて長く愛そう!

  • 2023.04.25  2017.03.02

ファッションアイテムの定番として市場に溢れかえっているジーンズ。シルエットも生地感も様々で、どのモデルを買えばいいのか迷う人も多いはず。そんな中でも、“長く愛せるジーンズ”として存在感を放っているのが「リジッドデニム(リジッドジーンズ)」だ。どんなところが魅力的なのか、「ウエアハウス」プレス・藤木さんにお聞きした。

リジッドデニムの魅力は、「大きく縮んで」「捻じれること」。

リジッドデニムの魅力は、ズバリ経年変化。リジッドデニムとは、「生デニム」や「ノンウォッシュ」と呼ばれるもので、未洗いのノリが付いた状態で出荷されるジーンズのこと。これを時間をかけて穿くことで、所有者の体形やライフスタイルを投影した色落ちになるのだ。

「デニム生地が縮む→身体にフィットする→自分に体系に合わせた色落ちになるという流れ。捻じれるというのは、デニム生地の性質上のもので、捻じれ防止加工が施されたジーンズと比べると、やはり裾部分が捻じれているもののほうが趣があって個人的にグッとくる」と、藤木さん談。

ノンウォッシュとワンウォッシュを比較してみた。

昔ながらの製法を継承し、正統派ならではのジーンズの魅力を再確認するべく、ノンウォッシュとワンウォッシュのシルエットを比較してみよう。

02サイド1

横から見ると生地が余っていた直線的なヒップまわりは、丸みを帯びて曲線的に。脚部分も若干タイトに変化。

03バック

バックビューの変化も一目瞭然。生地のあまりから生まれるシワが無くなり、ぴったりとキレイなシルエットへと昇華した。

藤木さんの愛着あるジーンズのポイントとは?

【その1】縮むことでフィットする腰まわり。

04腰

フィットさせることで、身体と擦れやすくなり、エイジングもコントラストが効いた美しいものに。

【その2】内側の縫製も大切なファクター。

05内側

色落ちするのは表面だけではない。裏側の黄色い糸やオレンジの糸など褪色具合もグッとくるポイント。

【その3】足の甲に乗るセルビッジ。

06甲

デニムの生地の性質上、右綾なら右側に、左綾なら左側に捻じれる。捻じれ防止加工を施していないオーセンティックなジーンズの証の一つでもある。

洗濯によって変化する、リジッドデニムの育て方。

以上のように、生デニムやノンウォッシュのリジッドデニムは、育てて自分の体形にフィットするオンリーワンのデニムに、自分の身体を使って仕上げていくことができるのだ。

縮むことでシルエットに曲線が生まれ、ジーンズは本来のカタチへと変化。そして、身体にフィットすることで生まれる自分だけの色落ち。洗うことで明らかに変化していくジーンズは、まさに旧きよきオーセンティックなジーンズであり、流行に左右されることのない長く愛せる一本と言えるだろう。

デニムというものは、身体に馴染んでから初めて、愛着が湧くものとなる。そう感じさせてくれるのがリジッドデニムの魅力である。

▼リジッドデニムの洗い方はこちらの記事で紹介してます!

最初が肝心! 新品ジーンズ(デニム)と2回目以降の洗濯機を使った正しい洗い方。

最初が肝心! 新品ジーンズ(デニム)と2回目以降の洗濯機を使った正しい洗い方。

2023年04月25日

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部