Made in U.S.Aの復権
「作りは日本製がピカイチだ」とか「中国製も捨てたものじゃない」なんて言葉が行き交うファッション業界の生産国事情において、アメリカ製はいつまでも特別だ。どのアメリカブランドも当初はアメリカ製を貫いていたものの、物価高などの影響で軒並み生産国の変更を余儀なくされてきた。
そんな苦境もピークに達した現代において、なんとアイビーブランドの祖である「ブルックス ブラザーズ」から、アメリカ生産にこだわったカプセルコレクションが3月下旬より順次発売開始されるとのニュースが飛び込んできた。アメリカで現存する唯一の梳毛メーカーをはじめ、それぞれのアイテムカテゴリごとに厳選されたファクトリーに依頼。
しかもすべてがアメリカの東海岸にて生産されるという垂涎モノのラインナップとなっている。このほか、ドレストラウザーズ、チノパンツ、トートバッグ、キャップなどもアメリカ製となって帰ってくる。

Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)のそのほかのおすすめアイテムを紹介!
愛知県尾州地方の老舗生地メーカー「イチテキ」が製作したホップサックの生地を使用。裏地や肩パッドなどの付属を最小限に抑えた軽やかな仕様。白蝶貝のボタンがアクセントだ。8万1400円
日本製のオックスフォードシャツに新色、ピンクが仲間入り。フィットは、全体的に細く仕上げた大人のレギュラーフィット。ピンクのほかにグリーンも新色として追加される。2万900円
世界的なパンツファクトリーブランド「イガラシトラウザーズ」にて製作。反応染めの糸を綾織りでデニム調に仕上げた生地で絶妙な奥行きを表現。「ジャパントラッド」より展開。5万9400円
【問い合わせ】
ブルックス ブラザーズ ジャパン
TEL0120-02-1818
(出典/「2nd 2025年5月号 Vol.211」)
Photo/ Nanako Hidaka Text/ Shuhei Takano
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