トラッド巧者のお墨付き! アメトラの名品といえばこの4つ。

  • 2024.11.21  2024.10.03

トラッド巧者が「手放せない」と語る20のアメトラ名品。それぞれの個人的なエピソードや、いまだからこそ感じる魅力を織り交ぜて紹介する。

01…SIERRA DESIGNS / MOUNTAIN PARKA|ロクヨン”の魅力はスタイル不問で継続中。

70年代に起こったヘビーデューティブームの影響で、“ロクヨン”という言葉とともに日本に普及した〈シエラデザインズ〉のマウンテンパーカ。コットン60%、ナイロン40%をブレンドしたロクヨン生地は、耐久性や撥水性がありながら、天然素材らしい味わい深さも備えている。そんな名作をすでに2着も着古したという鈴木さん。

「3着目は上野の『守屋商店』で、しかもデッドで購入した80年代製のものです。この時期の個体は、近年のロクヨンクロスとは質感が違っていて、緑の色味が深いですね。僕も昔はラギッドなアメカジが好きだったので、ジーパンやワークブーツに合わせてましたが、アメトラへと趣向が移ってきても“シエラ”だけは着続けてます。

スタイルを選ばない名作です。いまはスポーツコートの上から羽織ることが多いですね」

Recommender:ビームス プラス/鈴木太二さん|「ビームス プラス 丸の内」店長。アメトラへの探究心が強く、映画作品にリアルなアイビースタイルを発見することが趣味のひとつ。

02…WALK-OVER / WHITE BUCKS|汚れた面もサマになるアイビー玄人の必需品。

よりコアなアイビーファンであるほど欠かせない必需品が、バックスシューズ。本来はバックスキン(鹿革)が用いられていたが、現在ではヌバックが主流。なかでもレンガソールの赤土色とアッパーの白色の組み合わせがアイコニックなホワイトバックスは、アイビー好きからの絶大な支持を得る。

「いろんなホワイトバックスに手を出してきましたが、毛足の長さとほどよいスマートな木型から、やっぱりバックスシューズの元祖である〈ウォークオーバー〉が一番履きやすい、というのが結論です。カジュアル寄りの靴ですが、ウールトラウザーズやスーツにも合わせられますので、かなり万能です。

いまっぽいワイドなシルエットのパンツを合わせて、溜めた裾からバックスの白をチラ見せしたりと、現代的に履くにはどう合わせるべきかを模索中です」

Recommender:シップス/松尾教平さん|シップス入社後、ショップ勤務を経て現職であるプレスに。YouTubeのシップス公式チャンネルにてラジオ動画を配信中。

03…Brooks Brothers / REGIMENTAL TIE|革靴と親和性の高いアメトラのアイコン的アイテム。

革靴を作ることを生業とする清水川さんにとって、革靴に合わせるスタイルを構築するうえで欠かせないのがアメトラの雄〈ブルックス ブラザーズ〉のレジメンタルタイだ。約20年前に業界の門を叩き、キャリア最初の職場となった革靴店の上司が同ブランドのアイテムを身につけていたことからその魅力に取り憑かれたのだという。

「革靴を履くスタイルとトラッドなタイの相性は言うまでもありません。いまでも店頭に立つ時は、ブレザーにレジメンタルタイを締めるのがマイルールです。コーディネイトに応じてイーグルのモチーフが入ったクレストとシンプルなストライプを使い分けています。

自分がこのタイの魅力に気づいた当時と比べると、タックアウトしたBDシャツに合わせるなど、よりカジュアルな方向に着こなしの幅が広がっているように感じます」

Recommender:アーチケリー/清水川栄さん|大学在学中に革靴店でアルバイトを始め、バイヤーなどを経て2016年に独立。2020年に〈アーチケリー〉を立ち上げた。

04…POLO RALPH LAUREN / ANDREW PANT|意識せずともワードローブに入るそんな日常着こそ名品。

「わざわざ探して手にいれるようなアイテムではないですし、特別気にするようなアイテムでもないと思います。ですが、それでも20代の頃から店には並んでいて、なんとなく穿き続けていて、クローゼットにあるチノパンの中で1番数をもっているのは〈ラルフローレン〉の[アンドリューパンツ]ですね」。

今年も1本買い足し、同モデルで現在4本程を所有しているという柳さん。ついつい、購入してしまうという。「股上が深く、太めのシルエットにツータックというディテールは気に入っているポイントではありますが、普段穿いていてどこのブランドか聞かれるようなパンツでもない、普通のアイテムなんだと思います。

でも、それくらい日常に溶け込んでいて、いつの間にか持っているみたいな。意識せずに選んでしまう、だからこそ名品なんだと思います」

Recommender:フリーランスセールス/柳雅幸さん|インポーターのプレスを務めた後に独立。現在はフリーランスとして様々なブランドに携わっている。趣味はラジオを聴くこと。

(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部