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「グレンソン」とは?
1866年創設者ウィリアム・グリーンがラシュデンという街で、両親の家の一間を借りて靴製造の工房をスタート。現在では英国靴の聖地、ノーザンプトンに本社を構える老舗シューメーカー。
「時代の流れに埋もれることなく、輝き続けること」。彼が掲げた靴作りのコンセプトがこれだ。高い志を持つ彼の元に、熟練した靴職人が集まり、200の工程と8週間もの時間をかけた靴は作られ、その存在がたちまち英国紳士たちに広まったと言われる。
やがてウィリアムから息子チャールズ、その子供へと伝統と技術が受け継がれていくが、「グレンソン」という名前は、「グリーン(Green)とその息子(son)」を縮めた造語。頑ななまでの職人気質はその後受け継がれ、英国を代表するシューズブランドとして、世界的にその名が知られるようになった。
グッドイヤーウェルトテッド製法で作られる靴は熟練の技と前述のように多くの工程を経て完成される。ビスポークのスーツのように、職人の手仕事によって仕立てられ、型崩れせず、履くほど足に馴染む。オーセンティクなそのデザインは、時代や流行を超えて〝一生モノ〞の輝きを放つ。いまだに英国で製品作りを行う、英国のクラフツマンシップの象徴とも言えるシューズブランドだ。
【1】ACCRINGTON(アクリントン)
英国靴らしいスウェードのストレートチップは、内羽根式なので、ドレスアップした雰囲気。使用している木型「103」は、セミロングノーズで、カカトが小さく、ウエストの絞りが強いデザイン。堅牢なグッドイヤーウェルテッド製法を採用。
【2】GR-37705
アーカイブを掘り起こし、ラストから新しく作ったプレーントゥ。つま先にボリュームがあり、モダンな印象に仕上げられたモデル。カラーもつま先だけ色が濃くなっている。ほかにもブラックを展開。
【3】GR-0003
最高峰の「Gゼロ」モデルの1足。素材から作りまですべてがラグジュアリーで、トゥに穴飾りが付いたセミブローグのデザインはオールマイティに使え、英国の人が愛用する伝統的なデザイン。
【4】BATH(バース)
セミブローグの内羽根式のウイングチップは、エントリーモデル的な位置付けで、ミドルレンジの価格設定も魅力。ほかにもブラックとバーガンディの2色を用意している。
【5】LONDON(ロンドン)
セミスクエアトゥなシルエットで、ラストは「73」を採用。オーセンティックなその意匠は、ビジネスからフォーマルまで万能に使えるオーソドックス。英国靴を1足は持っていたい人にもうってつけだ。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
大塚製靴
☎03-5413-0766
http://www.shoe-collection.jp/fs/shoe/c/grenson
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