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「ジョン ロブ」とは?
ロンドンでは1866年から、パリでは1902年から紳士用の高級ブーツと靴を作り続けているのがジョン ロブだ。創業者のジョン・ロブは1829年にイングランド南西部のコーンウォールに生まれ、若い頃から靴職人見習いとしてロンドンで修行した。
ゴールドラッシュに沸いていたオーストラリアにおいて鉱夫用のブーツ作りに成功した後、ロンドンに戻ったのが1866年。リージェントストリートに第一号店をオープンさせ、政治家や財界のエリートといった上流階級に向けたビスポークシューズの受注を開始。ロンドンでの成功を受け、1902年にパリへ進出を果たした。
1994年には英国のノーザンプトンにファクトリーを開設。既製靴のデザインとハンドメイドによる製作は、現在までこちらで行われている。
2016年には、バルモラルシリーズを発表。羽根から履き口にかけてあしらわれる切り替えのデザインが特徴的で、素材は防水加工されたミュージアムカーフと細かく型押しされたキャビアグレインレザーによるコンビネーションとなっている。また、軽さと快適さを追求して新たに生み出されたテンシル・コンストラクションという仕様にも注目が集まった。
【1】ALTON(アルトン)
ハンドソーンによるエプロンがジョン ロブの技術の高さを感じさせてくれるタッセルローファー。新しい4515ラストを採用しつつ、定番ローファー「ロペス」のような履き心地を実現。ややロングノーズになっているので、よりエレガントにアピールすることができる。
【2】SEATON(シートン)
半カラス仕上げで美しく絞り込まれたベヴェルドウエストのソールなどから、“プレステージライン” ならではビスポーク仕込みの作りが堪能できる。7000ラストの美麗なロングノーズフォルムも効いて、洗練された佇まい。
【3】AMBLE(アンブル)
ハンドソーンのエプロンに、ローファーでよく見られるサドルレザーとは違った繊細な装飾をあしらう。丁寧に選び抜かれた1枚革のカーフから作られていて、吸い込まれるような光沢感が魅力。
【4】PHILIP II(フィリップ2)
最上位の“プレステージライン” に属する一品。アウトソールの土踏まず部分を絞ることで、履いた時に靴がスマートに見えるよう工夫されたベヴェルドウエストなど、ビスポークの要素をふんだんに。
【5】CHAPEL(チャペル)
1枚革から作られるダブルモンクストラップシューズは、包み込まれるような履き心地。スクエアトゥが美しく、ダークブラウンのミュージアムカーフが、どんな季節でも足下を洒脱に演出する。
【6】ELMER(エルマー)
伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法でありながら、非常に軽くてしなやかなテンシル・コンストラクションという新しい仕様を取り入れた。滑らかなスウェードアッパーにシングルレザーソールが備わる。
【7】STOWEY(ストーウェイ)
5アイレットのフルブローグオックスフォードシューズ。クラシックな8695ラストが、英国調のブローグシューズにマッチ。最高級のカーフにシングルレザーソールを携えた定番的スタイルだ。
【8】CITY 2(シティ2)
ジョン ロブのなかでも名作中の名作とされるキャップトゥ。初代はややボリューム感のある8695ラストだったが、2007年に登場した2代目には700ラストが使われ、スタイリッシュでノーブルな印象が極まっている。
【9】LOPEZ(ロペス)
「ロペス」は、ジョン ロブのコレクションを代表するローファーだ。バッファローレザー風の型押しが施された素材は、しなやかさと丈夫さを併せ持っている。通常のカーフとは違った、男っぽい表情も醍醐味。
【10】LAWRY(ローリー)
8695ラストのアッパーにシングルレザーソールを配したサイドゴアブーツ。本来はカジュアルに合わせたいタイプの靴だが、最高級のカーフとハンドメイドの精巧な作りが楽しめるこちらは、エレガントな着こなしとも好相性。
【11】ARCHER(アーチャー)
モダンな表情に仕上げられた2アイレットのダービーシューズ。羽根から履き口にかけてのホールカット、ツインステッチを施したサイドのカーブが目を引く。ロングノースでセミスクエアトゥの8000ラストが採用されている。
【12】 WELDON(ウェルドン)
新しく開発されたテンシル・コンストラクションによって、非常に軽くてしなやかな履き心地を実現。アッパーには新素材のムアランド(湿地)グレインカーフが使用されている。ソールはシングルレザー。
【13】ABBOT(アボット)
トラディショナルなライディングスタイルを彷彿とさせるジョッパーブーツの[アボット]。ダークブラウンのカーフからは、上品さと温かみの両方が伝わってくる。大人の休日に最適なのである。
【14】WEIR(ウィアー)
羽根から履き口に沿ったかたちで切り替えをあしらったデザイン、防水加工されたミュージアムカーフとキャビアグレインレザーのコンビネーションが特徴で、アイレットの一番上には、パラジウム製の装飾があしらわれる「BALMORAL LINE(バルモラルライン)」の名靴のひとつ。
ウォータープルーフ加工されたミュージアムカーフをメイン使いして、レースステイから履き口にかけては細かい型押しが施されたキャビアグレインで切り替え。トゥキャップが上品な面持ちながら、機能性と耐久性に優れた仕上がりだ。
【15】CROFT(クロフト)
こちらも「BALMORAL LINE(バルモラルライン)」。4アイレットのダービーシューズ。こちらはキャビアグレインレザーがメインになっていて、ウォータープルーフ加工のミュージアムカーフにて切り替え。[ウィアー]のダブルレザーソールに対して、こちらにはラバーソールを装備している。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
ジョン ロブ ジャパン
☎03-6267-6010
https://www.johnlobb.com/ja_jp/
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