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動画から入るミラーレス一眼入門機『キヤノン EOS R50 V』発表

  • 2025.03.30

キヤノンは動画クリエイター向けのVシリーズカメラの上位機種として『EOS R50 V』を発表した。これまで発表して来たPowerShot V10、PowerShot V1の上位に位置し、EOS Rの名前が示すとおりRFマウントのレンズが使えるレンズ交換式カメラ。基本性能はR50に相当するが、動画撮影を前提にデザイン、機能ともほぼ全面新設計されている。価格はボディ単体で、11万3300円、同時発売のRF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZを組み合わせたレンズキットで14万0800円。先に発表された一体型で1.4型センサー搭載のPowerShot V1が14万8500円であることを考えるとかなりのボーナス価格(いずれもキヤノンオンラインストア価格)。より大きなAPS-Cセンサーと拡張性の高さを採るか、一体型のコンパクトさを採るか悩む人も多そうだ。

EOS Rと、Vシリーズの交差点

RFレンズのバリエーションも増え、円熟期に達したEOS Rシリーズと、手軽にハイクオリティな動画を撮影するためのVシリーズの交差点にEOS R50 Vは位置する。

Vシリーズとして考えると1型センサーのPowerShot V10、1.4型センサーのPowerShot V1に対して、EOS R50 VはAPS-Cを搭載している。

1型センサーは約13.2mm×8.8mm、APS-Cセンサーは約22.3mm×14.9mmということだから、およそセンサーの面積は3倍近くということになる。センサーサイズがすべてを決めるわけではないが、センサーサイズが大きいと、解像度を高くしたり、受光面積を広くしたりできる。つまりは、現行Vシリーズの中では群を抜いて大きいセンサーを搭載している。

R7、R10、R50などのAPS-Cセンサーを搭載するEOS Rシリーズは、焦点距離はフルサイズEOS Rの1.6倍になるものの、すべてのRFレンズを使える。もちろん、EOS R50 VもすべてのRFレンズを使えるから、いきなり50本以上のレンズバリエーションを持つことになる。コンパクトなPowerShot V1も魅力的だが、この拡張性も嬉しい。

言わば、現代版のEOS Kiss Vという存在でもある

R50というのはそもそも、EOS Kissの後継である。「ママ撮って!」のキャッチフレーズで爆発的人気を博したEOS Kissだが、良機であるのに男性ユーザーが使いにくいという話もあって、同ラインは海外と同じ商品名のR50と呼ばれているようだ。

したがって、EOS R50 Vは、いわばKiss V的な存在でもある。家庭で、簡単に導入できる動画カメラ。今や子供の写真だけでなく、動画を撮る場合も多いから、そのポジションのカメラに動画撮影用モデルが生まれるというのは納得である。

作り込まれた動画用機能

セットで販売されるRF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、その名の通りパワーズーム付きで、しかも弱く動かすか、大きく動かすかにそれぞれ15段階の動作速度を割り当てられるので、我が子の顔にグーッと寄っていくプロのような動画が撮れるというわけだ。

シャッターボタンならぬ録画ボタンは、普通の場所と、ボディ左前下にも設けられるので、縦位置で撮っていたり、自撮りしたりしている時にもスタートしやすい。ボタンの感触も、シャッターボタンより深くて、より押した感のあるものになっている。

軍艦部もフラットで、シャッターボタンが前側から押しやすくなると同時に、動画ユーザーが利用するリグなどに取り付けやすい構造となっている。

ボディ形状、ボタン配置なども、動画撮影での利用を考えてすべてゼロから見直してデザインしたのだという。

それを象徴するのが、この縦画像撮影用の三脚穴だ。

これを利用すれば、ごらんのように、縦位置でも不自然なく撮影できる。

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、35mm換算でいえば22.4〜48mm。一般的なカメラの尺度でいえば短めではあるけど、動画撮影にはちょうどいい。RF-Sだからフルサイズ系では使えないけど、R10などでは使えるから動画撮影をするならパワーズームはアリかもしれない。

その他、レビュー動画用に商品にピントが来るモード(通常、人物の目を追いかけてしまうので、レビュー動画では顔を隠して商品を近づけるのが常識になっている)が設けられているなど、動画撮影での使い勝手を掘り下げた機能も用意されている。

たまにYouTubeを撮ったりする筆者としては、本機自体も気になるし、このあとに、R10 Vとか、R7 Vとか、R6 Vとか、R5 V(それは、R5 Cか(笑))というような商品展開があるのではないかと思うと楽しい。まぁ、それは空想を広げすぎかもしれないが。

R50 V、機会があったら使ってレポートをお届けしたいと思っている。

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