書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

最後の財布【abrAsus シンプルなカードケース】

電子決済が普及していくと、最後はどうなるのか? 「そうはいっても……」と思って、使わないモノがいっぱい入った財布を持っていないだろうか? abrAsusの『シンプルなカードケース』はもっとも前衛的な『財布』。もしかしたら、これは財布の終着点なのかもしれない。

abrAsus シンプルなカードケース
https://superclassic.jp/products/20241210

abrAsus シンプルなカードケース(ブッテーロレザーEdition)
https://superclassic.jp/products/20241211

『シンプルなカードケース』は、『最後の財布』になるか?

『最後の有人戦闘機』と呼ばれた戦闘機があったことをご存知だろうか?

F-104スターファイターは1950〜70年代に活躍したロッキードの戦闘機で、米国はじめ西側諸国で活躍した。空気抵抗を少なくするために鉛筆のような細い胴体に小さな主翼を持ち『これ以上は、ミサイルになるしかない』ということで『最後の有人戦闘機』と呼ばれた。

ちなみに、日本の自衛隊で使われたのはF-104J栄光と呼ばれ、映画の中でゴジラにバカスカ落されたので、ご記憶の方も多いのでは? 筆者が小学校の時代はまだまだ現役で、小学校のグランドから、高空を飛ぶその細い機体を眺めていたことを覚えている。

それになぞらえて言えば、abrAsusの『シンプルなカードケース』は、さしずめ『最後の財布』と呼ぶべきだろう。

ミニマリストの極み、スマホの電子決済を利用して、内容物を極限まで削ることを前提にすれば、数枚のカードが入ればそれでいいはずだ。

今、どうしても財布から外せないのは何か?

今、財布に残すべきものは何だろう?

筆者は、日常の支出はApple WatchとiPhoneに仕込んだSuicaとPASMOで賄っている。ポイントが得だとか損だとかを諦めれば、これが支払いが一番速い。何も気にせずスピード重視ということである。細かいことを考えなければ、考え事をしながらでも決済できる。ポイントも大事かもしれないが、実はよく見ると0.5%のポイントのために、大変な手間をかけさせられてることも多い。ならば、小額の決済の時は気にしないことにした方が、スピーディだ。

それがダメなら、同じくApple WatchとiPhoneのQUICPayとiD。PayPay、LINE Pay(もうすぐ終わるけど)、楽天Pay、ファミPayなどにもチャージしてある。

金額が大きい場合にはクレジットカード。通常は、 VISAとJCBを持っていて、海外などではMaster Cardも持って行く。

ここまでやって、どうしても現金でなければそれで支払う。筆者の生活で、現金がどうしても必要になるのは、コインパーキングと、地方の民宿、一部の飲食店ぐらいだろうか? 飲食店で「現金のみ」と言われたら仕方なく払うが、以降は極力その店は避けるようにする(もちろん、特別に美味しい店で、どうしても行きたいような店は別だが)。

現金の出番を極力抑制しておけば、ATMでお金を下ろしてそれを管理する手間がなくなる。落とす心配もない。また、財布の小銭が重かったりもしない。また、支出の記録も自動的に残る。

クレカ2枚とマイナンバーカード

となると、財布に必要なのはカード類ということになる。正直言うとQUICPayとiDで済ませたいところだが、プラスチックカードの方が便利なことも多い。なので、VISAとJCBの2枚。

加えて、運転免許証と、健康保険証。ただ、これは近々マイナンバーカードに吸収されるので、1枚になる(そして、マイナンバーカードはスマホに吸収される)。

最終的には、3枚のカードがあればいいということになる。

abrAsusの『シンプルなカードケース』はそういう財布だと思う。カードは詰め込めば10枚ぐらいは入るようだ。

一応、念のために1万円札を隠しておけるポケットもある。

どうしても現金が必要になったら、ここから1万円札を出して使えばいい。

日和って、『小さな小銭入れ』は持つことにした

筆者は、これまで『薄いマネークリップ』と『小さい小銭入れ』を組み合わせて使っていた。それを『シンプルなカードケース』だけに置き換えられるか?

とはいっても、鍵も持たないといけないし、当面の運用としては『小さい小銭入れ』も使うことになりそうだ。自販機で使うとか、おさい銭が必要になるとか、小銭の出番もなくはない(ただ、普段は百円玉と十円玉を2〜3枚だけ入れておく運用。

というわけで、『シンプルなカードケースと、『小さい小銭入れ』という運用にすることにした。

数日使ってみたが、問題ないので、当分はこの『シンプルなカードケース』と、『小さい小銭入れ』という運用でいってみようと思う。

実は最大の問題は、支払った時に返ってくる領収書だ。経費として精算しなければならない領収書は取っておかなければならない。現在のところ、『シンプルなカードケース』に挟んでおいて、バッグに入れておいた『薄いマネークリップ』に挟んでいるが、もうちょっと単純な領収書だけを収納する方法が欲しいなとは思う。

さて、この『シンプルなカードケース』、筆者にとっての『最後の財布』になるだろうか?

使ったのはまだ2〜3日なので、今後何か感じたことがあったら、またレポートしたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

Pick Up おすすめ記事

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...