書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

キヤノンRFレンズに6本目の標準ズームを発表。超悩ましい【RF28-70mm F2.8 IS STM】

  • 2024.09.17  2024.09.13

キヤノンが、F2.8通しと明るくて、18万8100円と破格に安い(というのもどうかとは思うが)標準ズームレンズRF28-70mm F2.8 IS STMを発売した。重さも約495gと軽い。近々製品をお借りしてレビューしたいと思っているが、製品発表会に行ってきたので、とりあえず概要をお届けしよう。

1万2000枚撮ったんだから、18万円でも1枚15円

当たり前のことだが、標準ズームというのは超大事なレンズだ。単焦点がとか、望遠がとか、広角が……とか言うけれど、とにかくそれ以外の写真は、普通、自分の持ってる標準ズームで撮るのだから、とにかく撮影枚数でいえば標準ズームで撮った写真が多くなる。

ちなみに、筆者がRFシステムに乗り換えたこの2年で、標準ズームで撮った写真は1万2000枚に及ぶ。

しかしなら、実は筆者の持ってる標準ズームは暗い。RF24-105mm F4-7.1 IS STM(7万3150円)だ。標準ズームは暗いけど、その代わりその領域を2本の単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STM(7万7000円)と、RF85mm F2 MACRO IS STM(9万3500円)で、カバーしようという作戦だ。

最初、購入時にRF24-105mm F4 L IS USM(18万4800円)1本を買うのと、その3本を買うので迷ったのだが、普段の撮影は暗くてもいいからRF24-105mm F4-7.1 IS STMでカバーして、決めカットはRF35mm F1.8 MACRO IS STMRF85mm F2 MACRO IS STMで攻めようと思ったのだ。

筆者の持ってるRF24-105mm F4-7.1 IS STM(左)と新しく発売されたRF28-70mm F2.8 IS STM(右)。

落ち着いて撮れる状況であればレンズ交換をして、これらのレンズでしっかり撮ればいいということだ。また普段、取材で動く時にも、RF24-105mm F4 L IS USM(約700g)よりもRF24-105mm F4-7.1 IS STM(約395g)は軽くてよろしい。取材が長時間に及ぶこともあるから、重いとフットワークが悪くなる。

そもそも、その明るさまでをカバーしようと思ったら、RF28-70mm F2 L USM(約1,430g、45万6500円)という途方もないレンズが必要になる。そんなの高くて買えないし、重くて持ち歩けない。

F2.8なのに、安い、軽い、標準ズーム

というところで、今回登場のRF28-70mm F2.8 IS STMだ。

なんと、F2.8の明るさの標準ズームが18万8100円。安い。

なにしろ、ほぼ同じズーム域と、明るさを持ったRF24-70mm F2.8 L IS USMが、34万1000円するのだ。ほぼ同じスペックでお値段5.5割。破格値。

明るさ的には同じRF24-70mm F2.8 L IS USM(右)と、今回発売されたRF28-70mm F2.8 IS STM。

もちろん、USMとSTMの違いっていうのはある。だけど、最近のSTMはとっても優秀で、静かで軽くてコンパクトだ。別にAF時の作動音がうるさいっていうこともない。重さも、約495gと約900g。大きく違う。

筆者が悩んでたRF24-105mm F4 L IS USMとお値段はほぼ一緒で、1段明るい。普通一段明るくするのに、どれだけ高くなることか。

たくさんの標準ズームの中で圧倒的コスパ

あまりに気になったので、一覧にしてみた。

ちなみに、5年前の初登場時には種類が少ないと言われたRFレンズだが、現在は43本(内Lレンズが22本)がラインナップされている。そのうち、標準ズームと呼べるのは以下の6本だろう(RF24-50とか、RF-S18-45とかもあるけど、それはまぁ別として)。


こうしてみると、圧倒的にコスパが高いことをお分かりいただけるだろうか?

発表会会場で撮った標準ズームレンズ群。RF24-105mm F2.8 L IS USM Zがない以外は上の写真と同じ並び。実際に見るとRF28-70mm F2 L USMのボリュームはすごい。

ズーム域の狭さは少し気になるよね……

しかし、気になるポイントがないわけではない。

まず、ズーム域の狭さだ。

広角側は24mmではなくて、28mm。わずか、4mmの差ではあるが、広角側の4mmはけっこうデカイ。部屋にいる人たちを撮るのに、もう2歩ほど下がらないといけない感じ。

あと、こっちの方がまだ許容できるが、望遠側は105mmではなく70mmだ。たしかに、もう一歩欲しい気もする。どうせ70mmなら、RF70-200mm F4 L IS USMを買ってカバーすればいいんじゃないか……なんていう気持ちも湧いてくる。いやいや……。

これだけの性能なのに、Lレンズではないということを気にする人もいるだろう。

だって、RF24-70mm F2.8 L IS USMがLレンズだというのに、ほぼ同スペックでLレンズではないというのも不思議ではないか。

発表会会場で聞いてみたが、実はキヤノンの社内でも『どの条件を満たせばLレンズになるのか?』というルールは秘密らしい。しかし、厳密な数値的なスペックがあるのだそうだ。

そして、このRF28-70mm F2.8 IS STMがLレンズでない理由は、ある条件下での防滴性能が微妙に基準を満たしていないということらしい。別に防滴的にダメというわけではないのだけれど、少しLレンズの基準を満たさない部分があるのだそうだ。

近々お借りしてレビューします!

ともあれ、筆者としては非常に気になるレンズだ。

どのぐらい気になるかといえば、RF24-105mm F4-7.1 IS STMの下取り価格を調べたほどだ(3万7950円だった)。

とりあえず、機材を借りて、試してみようと思う。試用記事をお楽しみに。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部