気持ちのよい暑さが続く初夏、毎日を楽しんでますか? 今回もわたしの「スウェーデン里帰り」第二弾をお届けします。前回は首都・ストックホルムのアートや目につくかわいいものを紹介しました。「普通の観光情報ではない、LiLiCoらしいエピソードが興味深かった」という反響をいただきました! うれしい♪
今回は、わたしのスウェーデンの自宅と日本でも広まりつつある”フィーカ”文化を紹介します。
築ほぼ100年の大好きなアパートメント
まず、スウェーデンの家がどんな感じなのか、なんとなくわかると楽しいかなぁと思い、わたしの家の紹介からスタート。
こちらは実家ではなく、わたしが所有している一人暮らしのアパートメントです。建てられてからほぼ100年が経ちますが、スウェーデンでは賃貸が少なく、ほとんどが分譲のため、内観リフォームは自由。
洗濯機は部屋に置かず、各建物にランドリールームがあります。このお部屋は独身時代のわたしの弟が住んでいたので、わたしのものになった時には、弟が置いていった食器などがそろっていたんです。ラッキーでした♪ ソファもありましたが、しばらく座ってるとお尻がほとんど床に着いてる、やわらかすぎる、いや、古過ぎる状態になってたので、数年前に仕方なく新しいソファを購入しました。
お気づきかと思いますが、スウェーデンの家は窓が大きいです。白夜の時期にできるだけ太陽を入れたいから。そうすると、電気の消費量も抑えられる。やはり、昔から地球との共存をいろいろ考えてます。
わたしはここのキッチンが大のお気に入り。数年前、キッチンに後付けのベランダをつける提案がありましたが、わたしはこの窓が好きすぎて……お断りしました。
他の住人はみんなベランダを付けているけど、わたしだけ窓。家族には「もったいない!」と言われたけど、やっぱりこの窓が好き。確かにベランダにすればもっと大きな窓、ガラスの扉になるので、やればよかったのかもとは思うけど……ね。
そしてエレベーター!
二重扉でもちろん手動。でも、安全性は抜群。ちょっと動きが遅いだけ。動き出す時と止まる時は動きが激しいと、何かが矛盾してますが、愛すべきエレベーター。
歩くだけで癒やされそう!テーマパークのような街並み
さて、散歩に行きましょう。ストックホルムは他のヨーロッパの国と同じく、あまり新しいビルが建設されません。それは、街の雰囲気を壊さないため。コンビニのネオンをドレープカーテンにしたり、悪目立ちするものがない。だからこそ統一感があって、街全体がキレイにまとまってます。
旧市街のガムラスタンは石畳が続きます。建物の色もとても暖かいものばかり。テーマパークような雰囲気もありますよね。
小道を歩くと小さなカフェが並んでいます。そして、小道を通り抜けるといくつか小さな広場があって、冬はクリスマスマーケットでにぎわいます。
ガムラスタンを歩くと、フリーで頑張ってるデザイナーが共同でお店をやっていたり、外国人観光客のためのお土産屋さんも並ぶ。どのカフェに入っても甘いものがあなたを誘惑するでしょう。
牛乳が美味しいスウェーデンでは、チョコレートが人気。これ、チョコレートボールにニブシュガーががっつり掛かっているチョコレートボール。
そして、初期の掃除機に似てることから、その名も「DAMMSUGARE」(ダムスーガレ)。そう、直訳で掃除機と言うマジパンの甘さで誘惑されてしまうチョコレートです。
そして定番! スウェーデンでは絶対! シナモンロール!
スウェーデンでは、コーヒーの消費量が常に世界上位にランクインしてます。もちろんフィーカの文化があるからです。人とちゃんと会って、直接お話をして、そこからさまざまなアイデアが出て、新しいものが生まれる。
そして、ポートール(おかわり)が自由だから。カップだけ渡されるスタイルのセルフサービスも多く、少ないスタッフでもお店はうまくまわります。
わたしは、日本に来たばかりの頃、2杯目のコーヒーでまたお金を払わなくちゃいけなかったことが最初のカルチャーショックでした(笑)。
ここ数年、スウェーデンで大人気のサンドイッチケーキ
甘いものよりもがっつりと食事をしたい方には、ここ数年前から大人気のスモーガストルタがおすすめ。サンドイッチケーキみたいなイメージですね。
パンをメインに、マヨネーズや野菜、ハーブのディル、たっぷりのエビがオーソドックスなスタイル。スウェーデン人はエビが大好き。カフェでサンドイッチを注文したら、きっとエビが乗ってます。
スカーゲントーストというのはちょっとお腹が空いた時のスタンダード食。パンにエビです!
彩りがよくて、見ているだけでもウキウキ♪
ステキなカフェで過ごすひと時がよい一日を作る
ガムラスタンを散歩して、疲れた脚を休めたかったら、ガムラスタンのメインストリート・Västerlånggatan (ヴェステルロングガータン)にあるカフェ「Cafe Schweizer」はどうですか?
スウェーデン人にとって、フィーカ文化は本当に大切。
スウェーデンはどちらかと言えばインターネットなどが早く普及してました。確かに、インターネットを使えば文字で自分の気持ちを伝えられますが、“会う”大切さを失うことがなかった。これは、フィーカ文化のおかげ。拍手!
スウェーデンにはまだまだ魅力がいっぱい!
次回もお楽しみに。
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