渋谷パルコからの依頼で2号店をオープンさせる。
最初はステッカーから販売。「ブロックヘッドのカスタムが真似られる」とすでに数万を超えていた世界中のフォロワーが支持した。
スケートパークなどでイベントを開けば、数百人が集まった。DJが鳴らす音の中で、バギーがバンクを登り、熱狂が生まれた。見せ方を変えるとラジコンの世界観がぐっと豊かになる。鳥山明から学んだ「背景で見え方が変えるワザ」が活きたのかもしれない。
「そして、2022年に事務所の上階、空いていたその部屋にリアルな店舗をつくったんですよ」
今や聖地だ。「ブロックヘッドの世界観が味わえる」「あの水玉バギーの男の店だ!」と国内外から尋ねる人がいる。今年4月にはあの渋谷パルコから熱烈オファーが入り、「ブロックヘッドモータース渋谷店」もオープン。
「かっこいいカルチャーの中にラジコンも入れてほしいと願っていた。ひとつ、夢が叶った気がする」
夢はふたつ3つと続くだろう。ゆるくのろいけど、ブロックヘッドの走りは、今もひときわ目立つ。



リアリティと雰囲気をまとわせるのが、『BLOCKHEAD MOTORS』のスタイル。
グラフィックデザインのスキルを活かして、タミヤのラジコンをブラッシュアップ。スケートやバイクのように、ストリートカルチャーと違和感なくマッシュアップできるような雰囲気をまとわせるのが『BLOCKHEAD MOTORS』の仕事だ。ココではジュン・ワタナベカスタムのヴィンテージラジコンとオリジナル商品をピックアップ!
TAMIYA GRASSHOPPER BHM
タミヤの「グラスホッパー」をカスタマイズ。青×白のツートーンカラーをイエローに塗り替え、アルミ部品を効果的に使って高級感を出しつつ、計算されたステッカーチューンで仕上げた一台。
TAMIYA MONSTER BEETLE BHM
1986年に発売された「モンスタービートル」をトリコロールカラーに。トップのチェッカーフラッグカラーも美しい。ちょっとしたウェザリング(汚し塗装)も効いているのよ
TAMIYA SAND SCORCHER BHM
バハ1000ではワンメイククラスもあるほど人気の「バハ・バグ」(ワーゲンのオフロード仕様車)。ワタナベさんが手描きのペイントを施した。ドライバーを乗せてリアリティもマシマシに
ジュンさんがデザイン、箱のイラストまで担当した「WILD ONE OFF ROADER BHM」。ラジコン好きの夢が叶った名品だ。2万42000円
最初のオリジナルはラジコン用デカールでした。貼るだけでBHMカスタム完成。900円〜
ピンク色のタイヤセット。「ピンクにしたらドーナツに見えてきて」この箱入りに。4620円
バックプリントのコミック風イラストが調子良いオリジナルTシャツ。白もあり。4400円
【DATA】
BLOCKHEAD MOTORS
千葉県習志野市津田沼6-4-9 木村ビル3F
TEL047-409-6375
12時〜20時/土日11時〜19時 火・水曜休
https://blockheadmotors.stores.jp/
Instagram:@blockheadmotors
(出典/「Lightning 2025年5月号 Vol.373」)
Text/K.Hakoda 箱田高樹(カデナクリエイト) Photo/A.Osaki 大崎晶子
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