シュガーケーン SC19008 “S1943” MODEL

以前も紹介していた気がするとか言わないでください! だって、遂に手元に届いたんですよ! 2023年にずっとLightning本誌でも紹介し続けてきた例のやつです。個人的に一番楽しみにしていた1943年モデルのデニムジャケット。いわゆる大戦モデルで最も歪な仕様が味わえるモデルです。
ジーンズもそうでしたが、誌面ではサンプルを使って撮影してきました。ディテールにフィーチャーするため、基本的にはスタジオのセットに置いて物撮りです。だから袖を通すのは実は初めて。
パターンもヴィンテージのデッドストックから取っただけあって、着た時の感覚がヴィンテージそのものです。生地の風合いも抜群ですが、なによりビックリしたのがステッチワーク。本当に歪です。わかりやすくいうと、実物の大戦モデル同様に雑なんです。
戦時中は人手不足から技術のない人も縫製を担当したため、このような特徴的なステッチワークが生まれました。それを現在、縫製工場の熟練の職人に真似してもらうことがどれだけ大変なことか。聞くと、部位ごとに“下手に縫うこと”を練習してもらったそうです。そりゃ時間かかります!
とにかく厳つく大戦モデルらしい顔つきの1着。早く色落ちさせて、こだわりのデニムの真価をこの目で確かめたい!!!




※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年6月号 Vol.362」)
Photo/S.kai 甲斐俊一郎
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