ストリートカーナショナルズ2024に集まった普段使いの旧車たち。

  • 2024.05.22

お台場にアメリカ旧車たちを筆頭にアメリカンなクルマ愛好家が集結。「ストリートカーナショナル2024」はストリートカー、つまりナンバーを取得し、車検を通している普段使いされている旧車たちのカーショーだ。そのなかでもこのイベントはアメリカンなスタイルで乗られているクルマたちにフォーカスしたイベントだ。今年も多くの旧車たちのほとんどが自走で会場にうやってきて、ショーの周りにスワップミートブースやフードトラックも出展し大盛況。旧車乗りたちのリアルなスタイルと旧車愛を感じるシーンを感じることができた。

アメリカンなスタイルで旧車を楽しむ人たちのゆるーいカーショー。

旧車とともに過ごすことは高いハードルだと思う人も多いと思うけれど、世の中にはそんなハードルを感じさせない旧車党が数多くいる。

ヨーロッパのクラシックカーから日米の旧車まで、それぞれの趣味趣向は違うけど、アメリカンなスタイルで旧車を楽しんでいる人たちの愛車が集まるイベントがムーンアイズが主宰するストリートカーナショナルズ。

自身が愛するクルマを展示し、一日をのんびり過ごすというゆるーい内容は恒例。クルマ好き同士の交流も生まれるアットホームな雰囲気に会場は包まれている。

展示されるのは当時のオリジナルスペックのままというヒストリーを感じる車両もあれば、現代の道路事情に合わせてアップデートされたカスタム車両など、それぞれのオーナーのライフスタイルを反映させたクルマたちが集まった。

ずらっと並んだクルマたちは往年のアメリカ車から国産旧車、それにアメリカンスタイルにカスタムされたVWなど多種多彩。

どのクルマのオーナーたちの愛情と情熱が注ぎ込まれたモノばかりで、旧車ライフの魅力をたっぷりと感じることができた。

近年ではクラシックカーの価格も高騰し、一部車種は投機対象になるほどプレミア価格で取引されていることで、今から旧車の世界に飛び込むのはひと昔前のようにはいかないけれど、アメリカ旧車や国産旧車は車種によってはまだ手が届くモデルもある。

旧車党の熱はまだまだ冷めることはなさそう。会場で見ることができた気になるクルマたちをピックアップしてみた。

1970年代前後のマッスルカー全盛期、クライスラー系ブランドのダッジやプリムスは鮮烈なボディカラーのモデルを数多く生産した。派手なグリーンやパープルなど、これが純正色だった時代が存在したんだと勉強。

インパラに代表される1960年代のシボレーブランドのフルサイズカーがずらり。コンバーチブル、2ドアクーペ、ワゴンなど、同じ車格のモデルたちを見比べることができるうれしい並び方。

マッスルカー全盛期の1969年式シボレー・コルベットの第3世代。コークボトルラインと言われた流麗なボディラインに男らしいサイドマフラーという出で立ち。

2トーンペイントがクラシカルなシボレー・エルカミーノの最終世代。これは過度なカスタムをせず、当時のオリジナルのまま仕上げた大人な雰囲気が好印象。

国産旧車も会場にちらほらと。スポーツカーというよりも、このトヨタ・カローラのバン(2ドアワゴン)のようなゆるーい雰囲気のモデルが多かった。あえて経年変化で色褪せた塗装のまま登場。

1967年式プリムス・ベルベデア。2ドアポストセダンという何の変哲もないボディに強力なエンジンを積んでいることは盛り上がったエンジンフードで想像ができる。ホイールは社外品でお化粧済み。

もはや国内でもほとんど見かけることのないニッサンのチェリーキャブ。今見るとキュートなフロントマスクが実に好デザイン。これはボディをカスタム中でまだサイドパネルが未塗装。

シボレーのコンパクトカーとして登場したノバの1963年式。派手なカスタムをしないで、ホワイトリボンのタイヤにホイールキャップという当時そのままのスタイルが好感。当時は2ドアクーペからワゴンまで存在して1970年代まで生産された。

1967年式VWタイプ1(ビートル)。ダブルバンパーにアルミホイールで仕上げたシャキっとした出で立ち。オールドビートルも年々高騰物件。このまま大事に乗っていただきたい。

アメリカンフィフティーズの代表的なモデルであるシボレー・ベルエアの1956年式。こういうモデルは派手なボディカラーが自然と似合ってしまう。ホイールキャップはキャデラックに換装済み。

アメリカ仕様の4灯化されたヘッドライトが特徴のメルセデスベンツ。W123と形式で呼ばれる当時のミディアムクラスだ。ドイツ車をアメリカっぽく乗るのもひとつのスタイルだと再確認。

新車みたいにレストアされた1967年式シボレーC-10ピックアップ。クラシカルな2トーンペイントながら大径ホイールを履いて足元はモダンに。その走りも見てみたくなる仕上がり。

展示される車両にはご覧のように最新のV8エンジンに換装され、イージードライブが可能な旧車も。オーナーの方向性によって様々なアップデートパーツが存在するのもアメリカ旧車のおもしろさ。カーカルチャーが成熟しているアメリカならでは。

見せるためというより、バイクを積載しやすくするためのローダウンだろうか。低く身構えたシボレーC-1500ピックアップ。ベッドにはショベルヘッドのカスタムハーレーを積んで実用車であることをアピール。

ボディサイドがリアルウッドになっているウッディワゴンは当時のコーチビルダーによって製造された稀少車。これはきっちりとレストアされた1949年式フォードのウッディ。アメリカではウッディワゴンだけが集まるイベントも存在するほど多くの愛好家がいるモデル。

フラットヘッドのV8を搭載した1932年式フォード・ロードスター。エンジンフードもフェンダーも取っ払って軽量化した当時のホットロッドのスタイルを踏襲したスタイルのまま乗られている。その走りは現代車両にはない感覚が味わえる。

バス並みの大きさを誇るモーターホームである1970年代のGMCバーチェイベンは6輪仕様というインパクトのある一台。ヴィンテージモーターホームで旅するなんてかなりのこだわりを感じる。

アメリカ旧車のなかでもここ最近価格がうなぎ登りのアーリーブロンコ。新生ブロンコの誕生で旧車マーケットも活気づいた。ヴィンテージ4WD特有のスクエアボディに丸目という組み合わせがたまらん。

アーリーからレイトモデルまでVWタイプ2も会場にそろう。ドイツ車ながらアメリカでも人気を博したモデルで、当時の中古車がサーファーたちに愛され、サーフトリップの相棒として活躍した。

スワップミートには旧車のパーツや古着、それに写真のようなアンティークまで、大物から小物まで多くのショップが出店。旧車だけでなく売っているアイテムも古かった。ヴィンテージ愛好家には最高のイベント。

車高を落としている以外はほぼオリジナルコンディションをキープしている1962年式フォード・ファルコン・フューチュラ。往年のアメリカ車のなかでも大人っぽく乗れるモデルのひとつ

当時の高級モデルとして存在した1937年式リンカーン・ゼファー。1936~1942年まで生産され、4ドアモデルには観音開きのドアを採用していた。まるでミュージアムピースのような仕上がり。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部