革を使う悦びを、多くの人に知ってもらいたい。
埼玉県狭山市。決して便利とはいえない場所に、レザーワークスブラザー(以下LWB)のショールーム兼工房はある。2015年、阿部龍太郎・興二郎の兄弟によって立ち上げられたLWB、当初は革小物を中心に展開していたが、現在では革鞄も手掛け、アンテナの高い革好きの間で静かな人気を博している。彼らの生み出すレザープロダクツは、全て狭山の工房で作られる「手作り」。裁断、縫製はもとより、革の染色まで自分たちの手で行っている。
「僕たちが大切にしているのは、革の表情です。LWBでは国内タンナーのオリジナルレシピのタンニン鞣しの牛革を使っています。顔料や色止め剤を使わずに、全て染料で仕上げているんです」
そう話すのは弟の興二郎さん。シュヴァルも、興二郎さんがヴィンテージからインスピレーションを得て、デザインしたもの。いい意味で“ムラのある”有機的な質感は、全てLWBの革への飽くなきこだわりの結果なのだ。
普遍的で味わい深いデザインが魅力の「CHEVAL(シュヴァル)」。
1950年代のフランスの郵便局員が使っていたポストマンバッグをベースに作り上げたCHEVAL(シュヴァル)。国内タンナーで鞣したオリジナルレシピの牛革を採用し、一点一点すべて総手縫いによって仕上げられる。写真はチェスナットブラウンで26万8000円〜
LEATHER WORKS BROTHERのウォレットもまた美しい。
Rude Black
TRUCKER WALLET-01 本体3万7000円〜
WALLET CHAIN-01 1万4700円〜
BELT LOOP-02 double 6000円〜
KEY HOLDER-05 6000円〜
Over-Dyed Black
TRUCKER WALLET-02 本体4万9000円〜
WALLET CHAIN-02 1万5000円〜
BELT LOOP-02 double 6000円〜
KEY HOLDER-05 6000円〜
【DATA】
埼玉県狭山市狭山台1-1-7 鈴木ビル2F
TEL04-2941-2506
営業/10時〜20時
休み/不定休
https://leatherworksbrother.jp
【問い合わせ】
レザーワークスブラザー
TEL04-2941-2506
https://leatherworksbrother.jp
(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)
Text/T.Ogawa 小川高寛 Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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