愛用ベストに、ご褒美をあげました。「ReSew」のスタッズカスタム

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「俺の着ているジェファーソンは染料仕上げの馬革で、最初は移染に悩まされたが、この秋、顔料仕上げのジェファーソンが登場する。俺は黒・茶ともに予約済み。楽しみ!」と語る、革ジャンの伝道師・モヒカン小川がお届け!

ReSewのスタッズカスタム

ここ数年の俺の夏のユニフォーム、レザーベスト。よく「バイカーっぽいですね」と言われるのだが、よく見てほしい。俺の着ているベストは、ワークベストをトレースしたデザインなのだよ。

俺がレザーベストを着始めたのは、別にバイカーに憧れたわけでも、マルボロマン(ドン・ジョンソンのほうね)のウエスタンに傾倒したわけでもない。実は、泉谷しげるさんがライブなどでよくベスト(レザーではないが)をTシャツの上やシャツの上から着ていて、カッコいいと思ったのがきっかけ。以来、ずっと夏にはレザーベストを着るようになったわけ。

俺が愛用しているのは、ファインクリークレザーズのジェファーソンというモデルなのだが、もしかしたら俺の中で最も着用頻度の高いレザーアイテムかもしれない。5月〜9月くらいまで毎日着ているので、それこそ1年で150日くらい着てるんじゃね?

先日、『モヒカン小川のレザーチャンネル』でお直しショップ「ReSew(リソウ)」を訪れた際、思い立って愛用ベストにスタッズを打ってもらった。丸いシンプルなスタッズを、左右5個ずつ打ってもらっただけなのだが、これが何とも色っぽいでしょ?

あまり目立たないんだけど、ときたまキラッと光る胸のスタッズ……。スタッズを打ち始めると、もっともっと飾りたくなって、ついやり過ぎちゃう人も多いけど、そこはじっと我慢。あえて派手なスタッズを使わずに、単色でシンプルに……これぞオトナのカスタムの流儀。たった10個のスタッズだけでも、レザーはクールに生まれ変わるのだ。

これを読んでいるレザーラバー諸君。愛用のレザーアイテムをReSewに持ち込んで、是非スタッズカスタムに挑戦してほしい。より革に愛着が湧くはずですよ!

胸にちょっとスタッズを打つだけで、ご覧の通りクールな装いに。ReSewはレザーのリペアやリサイズも行うショップ。渋谷のSchott Grand Store TOKYO内にあり立地も申し分なし。今回はスタッズ一つ打ってもらって500円の計5000円だったが、料金は是非問い合わせを。(ReSew  https://www.resew.tokyo/
モヒカン小川愛用のレザーベスト、ファインクリークレザーズ/ジェファーソン。毎夏着ているので、かなりいい味が出ている
ポケットの縁に合わせて左右5つずつスタッズを打ってみた。ブラックレザーとスタッズのシルバーのコントラストがたまらない!
スタッズの裏の処理も完璧。金具をしっかり曲げているので、ポケットに手を入れても非常にスムースで、何の引っ掛かりも感じない

(出典/「Lightning 2023年10月号 Vol.354」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

Pick Up おすすめ記事

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...