ついに最新作が登場しました! King of Vintage Vol.4 : Heller ’s Cafe Part 3

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「ちなみにスピリット・オブ・セントルイス号の機首に施されたペルラージュ仕上げも好き。なんか高級機械式腕時計のムーブメントの装飾みたいな感じで美しいのだ!」と語る、ヨコ乗り系編集・ADちゃんがお届け!

これは絶対一冊持っておきたい!

「映像の世紀バタフライエフェクト」っていうテレビ番組が好き。ちょっと前に観たチャールズ・リンドバーグとフランクリン・ルーズベルト大統領の、WWⅡ参戦時の確執を掘り下げた回は面白かったなぁ。過去の歴史を知る度に、「へぇ」とか「そんなことがあったのね」なんて独り言をつぶやきつつお酒を呑みながら観ているのだけど、私はもう一つ、別の視点でこの番組を観ていたりする。

それは当時の映像に出てくる人々の(ヴィンテージな)ファッションスタイル。前述したリンドバーグの回なんて、アメリカン・アールデコ全盛期である戦前の人々のファッションや、当時の陸軍航空隊の兵士、そしてバーンストーマー(巡業曲技飛行士)の装いもチェックできて、めちゃくちゃ刺激になったんですよ。

歴史的なアメリカン・ガーメンツの資料を所有する、米国・シアトルの「Heller’s Cafe」オーナーであるラリー・マッコイン氏と田中凛太郎さんが久しぶりにタッグを組み、1870年代~ 1960年代のレアな古着を大特集!! 6600円(CYCLEMAN BOOKS [WESCO JAPAN] https://shop.wescojapan.com/
というわけで、そんな前振りから今回紹介するのは、ヴィンテージウエアのバイブル(聖典)と言うべき存在の「King of Vintage」シリーズの最新作 だ。

これは映像の世紀に登場するような、今から百年以上前に誕生した黎明期のワーク、スポーツ、ミリタリーなどのヴィンテージウエアにフォーカスを当てた、極上のレアピースが掲載されている一級の資料本なのだ。ヴィンテージウエアにワクワクしちゃう人は必読です

最新作であるVol.4以外に、過去に登場したVol.1~3の3冊が、リデザイン版として同時刊行されるので、未入手の方はチャンス!

「20世紀初頭の産業革命によって生まれたユニフォーム」 をテーマにした最新作は、100年以上前に誕生した現代衣 服の原型ともいえる、黎明期のヴィンテージウエアが200 着以上も掲載! 資料性の高いセレクトに思わず脱帽!
フォトグラファー、ライター、編集人をこなすこの本の著者である田中凛太郎さん。本誌でおなじみの古着イベント“Inspiration” の主宰

(出典/「Lightning 2023年3月号 Vol.347」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

渋谷、銀座に続き、ブーツの聖地「スタンプタウン」が東北初の仙台にオープン!

  • 2025.10.30

時代を超えて銘品として愛されてきた堅牢なアメリカンワークブーツが一堂に会するブーツ専門店、スタンプタウンが宮城県仙台市に2025年9月20日オープン! 東北初となる仙台店は北のワークブーツ好きたちにとって待望の出店となった。 珠玉の銘品たちがココに揃う。 ブーツファンが待ち焦がれた東北エリア初となる...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

Pick Up おすすめ記事

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...