俺が考える「最も革ジャンに似合うトート」。vasco×LightningのLEATHER LOVER TOTE

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介!

今回は、「せっかく12.9インチのiPad Proを買ったのに、全く使いこなせてません。このトートにぴったりなので、毎日持ち歩きたいんだけど……校了明けたら特訓します」と語る、革ジャンの伝道師・モヒカン小川がお届け!

vasco×ライトニングで特別に作った、革ジャンラバーに捧ぐトート。

「革ジャンに似合うレザートート」をテーマに作られたvasco×Lightningのスペシャルコラボモデル。革ジャンに合わせた時のことを考え、あえてラフアウトを採用。サイズ:W38×H36×D11(㎝)、33,000円(税込)。CLUB Lightningのサイト内にて受注受付中(https://club-lightning.com/

秋、冬、春と毎日革ジャンを着る俺にとって、モノ選びの基準はすべて「革ジャンに似合うかどうか」。革ジャンの中に着るインナーもそうだし、デニムもブーツも例外ではない。中でもいちばん気を遣うのが「鞄」だ。

もちろん、俺が選ぶ鞄はほぼすべてレザー製。基本的に俺はショルダーを使うことが多いのだが、最近、妙にレザートートが気になっている。だってカッコよくない? 実はレザートートも何個か持っているのだが(すべて縦型タイプ。革ジャンに似合うし、使いやすい)、にもかかわらず俺が普段トートをあまり使わない理由、それは「フタが無いから」。

雨が降って中のモノが濡れるのも嫌だし、バッグが倒れたりして、中身をぶちまけてしまったら目も当てられない。フタがあって、革の雰囲気がよくて、エイジングも楽しめる縦型のトートはないものか……そんなことを考えていた折、たまたま撮影で東京・東中野のvascoにお邪魔して、代表の並木さんと話しているときに、ふと閃いちゃったわけ。

「vasco×ライトニングで特別に作っちゃえばいいんじゃね?」

早速その場で並木さんに直談判し、あれよあれよという間に話が決まり、あっという間に完成した。それがこの「レザーラバートート」。もともと俺が持っていたvascoの「レザートラベルトート ハイト」のサイズスペックで、開口部にジッパーを付けたスペシャルモデルだ。

注目すべきはこの革。オイルを刷り込んだラフアウトで、最初から使い込んだような風合いが味わえる。革ジャンに合わせると、素材感の違いが絶妙でしょ?使っていくうちに表面が擦れて光沢感が出てくるので、よりダイナミックなエイジングを楽しむことができる。11月中旬より受注受付開始なので、気になる人は要チェック! 全国のレザーラバーの諸君! ともにこいつを使い込んで、アジを出してみないか?

裏地は丈夫なコットンキャンバス地を採用。内部にはポケッ トも付いているので、荷物の分類などに非常に便利だ
開口部にジッパーを装備。中のモノが雨に濡れる心配もな く、また入れたモノが外に飛び出てしまうこともない
ハンドルの長さはバックルで5 段階に調節可能。革ジャンの 季節は長め、夏は短めにと、着るものに合わせて変えられる
縦型のデザインで 13インチのパソコンがすっぽり収まるサイズ。ラフアウトにオイルを塗り込み、使い込んだような風合いを醸し出している

購入はこちらから!

(出典/「Lightning 2022年12月号 Vol.344」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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