中東紀行。英国ロンドンからクウェートに飛びました。

サッカー留学で英国に渡り、ロンドン在住時に自身のアパレルブランドを立ち上げる。そんななか、ひょんなことから日本の出版社と出会い、ブランドをやりながら、日本の雑誌やプロダクツを販売する「クラッチカフェロンドン」のディレクターに。今や日本生まれの良いモノを英国から世界に発信することになった男が送る、英国のファッション事情や、現地の人たちが着こなすジャパンプロダクツなどなどをゆるーく紹介していくのがこの記事。今回はいつものロンドンを飛び出して、中東はクウェートに行ってきたというレポート。

クラッチカフェが中東でポップアップイベントを開催しました。

いつもロンドンで起こっているファッションにまつわるあれこれを紹介してきましたが、今回は舞台を中東のクウェートに移してレポート。というのも、クウェートでクラッチカフェ・ロンドンのポップアップイベントが開催されたのです。

Jabs(https://www.instagram.com/wearjabs/)というクウェートのブランドを筆頭に、日本からファーストアローズやサンサーフなど、クラッチカフェで扱っているブランドといっしょに行ってきました。というのも日本のブランドを中東のみなさんに紹介しようというのがその最大の目的です。

このポップアップを開催してくれたJabsに関してはクラッチマガジンの95号にも掲載されていますので、気になる方は誌面をチェックしてください。

というわけで、私はクウェートの日常をレポートしようと、行く先々で写真をパチリ。残念ながらクレイジーではない、いたって普通のジャーニーですけど、なかなか目にすることが無いモノもいっぱいあると思います。

それでは日本でもあまり知っている人がいないクウェートの様子をどうぞ。

街の中心部にあるビル群は立派です。

これは東京の青山にあるツインタワー……ではなく、パールタワーというクウェート中心街にある建物。この1階にて「クラッチカフェ in Kuwait」のポップアップイベントを開催しました。

クウェート市内はこんな感じです。

Souq Mubarkiyaはクウェート市内のど真ん中にあるマーケット。ここで昔は生活必需品と呼ばれるモノはは全て購入が可能で、今では、若干観光地化していますが、庶民の集まる場所だそう。電飾がきらびやか。

 Souq Mubarkiyaの内観はこんな感じ。マーケットの外観だけでなく、天井に無数の電飾があることでキラキラとしております。電気代は気にしないお国柄なのかもしれません。

Souq Mubarkiya の外の様子。クウェートの人の足はクルマ。産油国なのでガソリンはとても安く、ガソリンを食う大きなSUVがかなり流行っています。

空港から外に出たときは、カリフォルニアに来たと思う程、横幅の広い道で、バンバンスピードを出し目的地に向かうクウェート人を目にしました(街中は残念ながら、渋滞します)。

服装は基本的に自由なんですが、男女とも民族衣装を着ている人がほとんどです。

クウェートの街中の様子。

クウェート人はアラブの国の中でも比較的ルール(?)というか縛りが緩い国ともいえる気がします。1970年代には女性でもミニスカートを履いたりと、他国の文化を受け入れることに対して、かなりのオープンマインドな姿勢。建物の壁にグラフィティアートも描かれていて自由な感じです。

今回のポップアップも、現地の方々に歓迎されて進めることができたのもそんなお国柄あってこそだと思いました。

クウェートのローカルな食を体験できました。

ここからは、クウェート初日の夜に食べたクウェート料理をご覧下さい。 「Al Shimam Restaurant(アルシマム)」(発音ではシマンっと読んでいた気がします)というレストラン。ローカルの方で賑わう大衆レストランを想像してください。ここで食べた料理を紹介。

ヒュモス(フンムス、ホンモス、フムスとも言います)。これは中東(北アフリカも含め)の代表的な料理ではないでしょうか? ひよこ豆と中東原産のゴマをペースト状にしたもので、凄くナッティーで, 滑らかでクリーミーで濃厚な味でしたね。個人的には大好きです。

美しい層を成すフルーツカクテル。下からマンゴー、ストロベリー、バナナの層になってます。クウェートはお酒が禁止されているので、基本的にはお酒は飲めません。

その代わりというと失礼かも知れませんが、甘いものがかなり充実していましたね。こういったフルーツジュースは大好物なようです。写真を撮り忘れましたが、ケーキの種類も充実していました!

レストランのメニューには イラニブレッド(イランのパン)と記載してあった、中東によくあるパン(インド料理のナンとはちょっと違い、少し薄く、とても大きいパン)。これだけでもお腹いっぱいになる大きさ、美味しいパンでした。

チキンビリヤニと呼ばれるライス。日本で言う炊き込みご飯の中東バージョンですね。 このパサパサのご飯が逆にカレーと相性が良いんですよね。

クウェート近郊で採れたエビをたっぷりに使ったカレーのような食べ物。辛いのは苦手だった私のためにどれもあまり辛くない味付けで作ってもらったので美味しかったです。現地でも辛いのが苦手という人も多いらしく、辛さは好みのオーダーが可能だそうです。

濃厚なシャブジ・シチューに、柔らかく煮込まれたラム肉がたっぷり入ったカレー(って言っていいのかな?)のようなメニュー。

バスマティライス(インド米)は日本とは違う長い粒のお米。その上に鮮やかなサフラン、レーズンとザクロの種をアクセントにちりばめたもの。これも炊き込みご飯と表現すれば近いかと。サラサラしていてカレーとは相性が良いご飯ですが、このご飯を食べていたときにはロンドン在住の私はむしろ日本のご飯が恋しくなりました……。

ボリュームたっぷりのポテトシチュー。サラサラの白いご飯とチキンピラフを一緒に楽しむ準備ができています。こういうと常にカレーを食べているような感覚に陥りますが、カレーによく似た煮込み料理が定番なのかなと。

ただ歴史ある作り方が多く、香辛料を上手く使い、素材の旨みの引き出し方が上手な気がします。

クナーファ、ひと口サイズの中東の伝統的な菓子です。シロップに浸した細い麺状のペストリー(小麦粉と水で作ったサクサクとした糸状生地)に、砕いたピスタチオをアクセントとしてトッピングしています。その色味が鮮烈、甘さも強烈。

クウェートにもあることに驚きのオロナミンC(写真右)! 大塚製薬さんも、その隣にあるポッカさんもかなり頑張ってますね……。日本のドリンクに出会えてちょっとほっこりしました。普段ロンドンにいるせいもありますが。

スーパーマーケットのジュース売り場はこんな感じ。馴染みのあるパッケージもちらほらと。ただ、味を確かめるまではトライせず、今回は水を飲んでいました。弱気ですいません。

なかなか新鮮な感覚を味わえたクウェートでした。

クウェートシティにある象徴的なクウェートタワー。青空の下でそびえ立つ3つの細い塔。この塔が建てられたのは、石油マネーに沸く戦後のことだったようです。

クウェートの人曰く、戦前、特に石油が掘り当てられる前は、かなり貧しい国で、漁業と船舶業(特に、船を木で作る技術が素晴らしかった)が主な収入源だったそう。

何かひとつの産業に支えられるよりも、一人一人が好きなことをやって技術を高めていく方が、幸せなのか。もしくは何もしなくても(っと言うと失礼ですね!)、原油が採れることによってお金が沸いてきて、好きなことができるのが幸せなのか……。そんなことを考えさせられた中東の旅でした!

【DATA】
CLUTCH CAFE LONDON
TEL+44-020 7580 6444
https://clutch-cafe.com

この記事を書いた人
岡部隆志
この記事を書いた人

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

クラッチカフェロンドン、アレヴォルディレクター。20歳のときに(2000年)渡英。ロンドンで過ごす時間が人生の半分を過ぎたころから日本語力が衰え始めてきた九州男児。中学生のときに購入したアメリカ製のジーンズをきっかけにアメカジにハマるも一番の好物はサッカー。将来の夢はサッカーチームのオーナー。
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