“ミスブラ”の愛称で人気の原宿発バーバーの2号店「ミスターブラザーズカットクラブ中目黒店」|東京・中目黒

原宿店をスタートしたわずか1年半後、目黒銀座商店街にオープンした「MR.BROTHERS CUT CLUB NAKEMGURO」。原宿店同様ストリートを中心に支持を集め、中目黒の洗練された街並みの中で異彩を放つバーバーだ。クラシカルな雰囲気が漂う中目黒店は、アメリカもヨーロッパも日本もミックスして、MR.BROTHERSのフィルターを通した空間を完成させている。

ヨーロピアンアンティークの什器を多用し、さらに独自の遊び心を加えることで世界観を築き上げた「MR.BROTHERS CUT CLUB NAKEMGURO」。

エントランスのロゴや手書きの立て看板はRUM ART WORKSが担当。さらに、代表の西森氏が配管に自ら描いた通常と逆向きのストライプのサインポールなど、遊び心が効いた空間作りが魅力だ

原宿店をスタートした1年半後の201610月、目黒銀座商店街にてオープンしたMR.BROTHERS CUT CLUB NAKEMGURO。原宿店同様ストリートを中心に支持を集め、中目黒の洗練された街並みの中で異彩を放つバーバーだ。

元々美容室だった物件をスケルトンにするところから始まったリフォームは、コーディネイターとしてアンティークショップCeroteの力を借りて、100年以上前のタイルやパーテーションなど、ヨーロピアンアンティークの什器を多用し、さらに独自の遊び心を加えることで世界観を築き上げた。

「中目黒店の什器は9割くらいヨーロッパのアンティークで、存在感が強いアメリカ製の什器はスパイスとして使う程度。あとはいつも通り好きなモノを飾って」

と代表の西森友弥氏。クラシカルな雰囲気が漂う中目黒店だが、あくまでも人との繋がりや自分たちが好むカルチャーで世界観を表現することにこだわった空間作りは原宿店と変わらない。アメリカもヨーロッパも日本もミックスして、MR.BROTHERSのフィルターを通した空間を完成させる。

「色で言うなら原宿は黄色で中目黒は茶色かな。僕らのノリに上品なテイストを加えて、派手なだけじゃない少し大人っぽい空間をイメージしました」

高品質かつ純国産こだわって、北海道のアパッシュと共同でスタートしたオリジナルブランド、BROSH。3種類の水溶性ポマードとベーススプレーを展開する

欧州製アンティークの気品を遊び心で崩した独自の世界観

什器はヨーロッピアンヴィンテージを中心に選定し、壁を埋めるようにアートワークを貼り付けている。レトロだが目黒銀座の雰囲気とは相反するラフな空気感が特徴だ。

店内はヴィンテージの什器や小物が多いが、ユーザーの肌に触れるバーバーチェアは清潔感とアメリカンなデザインを重視して、現行のTAKARA BELMONT225を採用した。

メインフロアは100年以上前にドイツの城で使われていたアンティークタイルを使用。経年劣化により、一つひとつのサイズが異なっていたためサンダーで加工して埋め込んでいる。

エントランスから入って左奥のカウンターの裏に位置する1席のみメインフロアと仕切りが設けられ、ゆっくりと話を楽しみたい人のためのVIPルーム的な空間として使用している。

カット台の下に描かれた落書き風のグラフィックは、MR.BROTHERSのアートワークをほぼ全て手がけるRUM ART WORKSによるもの。

待合席はヴィンテージのソファが向かい合わせに並ぶ。お客さん同士の垣根のない社交場を目指す同店らしい配置だ。

ライトもほとんどヨーロッパ製のヴィンテージだが、店内の中央のライトのみ’50sのアメリカのデザインを象徴するSputnikのランプを採用。クラシカルな空間に遊び心を効かせたスパイスだ。

エントランスの左脇に新設されたカット台。枠に旧い屋形船で使用された絨毯の留め具を使用した鏡はTOMMY MADEでオーダー製作。ライトはヨーロッパ製。

シャンプーブースの仕切りは約100年前にドイツのパブで使用されていたパーテーション。ステンドグラスとLOWENBRAUのロゴがあしらわれているのが特徴。

ピンクのライトで照らされたトイレは、アメコミやブロンド美女のヌードポスターが貼り付けられたとにかく怪しい雰囲気。

ゴシック調のデザインが目を惹くウッドカウンターは’50sのオランダ製。キング&クイーンの彫刻があしらわれたインパクトの強いデザイン。

カウンターには1970年代製のレジスターを使用。もちろん現行の電気式のレジスターに機能性は劣るが、ショップ内のクラシカルな雰囲気を演出するのには効果的なアンティーク。

カウンターの後ろにある棚にはブラックパンサーやプレイングハンズなど’50sのオブジェや、RUM ART WORKSが描いた作品をディスプレイしている。

鉄製のフレームワークが無骨な雰囲気を演出するエントランス。営業中は絶え間なくお客さんや友人が集まり、髪を切るだけでなく大人の社交場としての役割を似合っている。

DATA
東京都目黒区上目黒2-13-7 1F
TEL03-5724-3308
営業/11:0022:00(月曜~土曜)、11:0020:00(日曜)
http://mr-brothers-cutclub.com/

※写真は取材当時のものです。現在とは異なる場合があります。

(出典/「バーバーインテリア」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

Pick Up おすすめ記事

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...