日本中のメガネ好きが集まる鎌倉の人気店「Neu」に聞いた「ブレザーに合うメガネとは?」

  • 2023.04.22

鎌倉駅から徒歩10分ほど歩いた所に「Neu」というメガネ屋がある。420日で1周年を迎え、全国各地からメガネフリークがわざわざ足を運ぶ人気ショップだ。

人気の理由は、「Neu」独自の品揃えにある。 「流行や『売りやすさ』みたいなものをあまり深追いせず、僕達の感性を大事にしてバイングしています。現在、10ブランド程お取り扱いしていますが、中には国内ではほとんど展開されていないものもあります。ブランドひとつひとつの世界観や良さを自分達なりに解釈して、お客様に丁寧にご紹介していきたいと思っています。」とオーナーの平井氏は話す。
また、サングラスが身近な湘南という土地だからこそ、「みんなと同じ例のアレをネットで買ってとりあえず掛けてみる」風潮から、「質の良いものを自分の顔と度数に合わせて楽しんで掛ける」風潮に変えたいとも語ってくれた。
ただのセレクトショップではなく、フィッティングと度数のチェックに自信のある街のメガネ屋としての熱意も私には感じた。取材を進める中で、個人的にオススメしたいブランドをご紹介したいと思う。

KameManNen」を全モデル、全色ラインナップ!

国内最古のメガネブランドと言われるカメマンネンの創業は、1917 年。1981 年には、丈夫で軽く耐久性の高いチタン素材を使用したメガネフレームの生産に世界 で初めて成功し、鯖江の高い技術力が世界に知られるきっかけにもなった。シンプルで無駄のない美しいデザイン。 クオリティにおいても、創業者・木村菊次郎の「丈夫で末永く愛用できるメガネを作りたい」 という思いを現在も引き継ぎ、世界中のファンを魅了し続けている。「Neu」は国内のセレクトショップで唯一、KameManNenの全モデル、全色をストックしているのが特徴。その充実のラインナップからは、きっとお好みのメガネを見つけることができるだろう。

オーセンティックなブレザーにメガネを用いて個性をどう引き立てるか?

今回は、以前からインスタで気になっていたNeu」の協力で、ブレザーのスタイルごとに合うメガネを選んで頂こうと思う。どのような視点でメガネを選んでいるかを中心に、見て欲しい。

メガネを選んでくれたのは、オーナーの平井さん。普段からお店の中でも、J.PRESS ORIGINALSのダブルブレザーを愛用している。

Jacques Durand/PAQUES

ストリートが好きな小島さんは、ルーズ・フィットなブレザースタイルが好み。 選んだのは「Jacqes Durand (ジャックデュラン)」のラウンド型。坂本龍一氏が愛用していたことでも有名なフランス発のブランドだ。ストリート寄りの着こなしに合わせてメガネも豪快なデザインを選ぶのではなく、個性はあれど、あえてややクラシックな印象のあるメガネで引き締めたのがポイントだ。ササ柄の生地はちょっとした表情もあるが、意外と癖がなくかけやすい。 このブラウン系のカラーでシューズの色も拾ったことで、一見ジャンルの違う服装とメガネに統一感を生み出せる。

Jean Philippe Joly/BORN RICH

お次は、イエローをアクセントに少し砕けたカジュアルなブレザースタイル。フランスのJEAN PHILPPE JOLY(ジャン・フィリップ・ジョリー)で、パント型をチョイス。一見バイカラーで、奇抜に見えるデザインではあるが、かけてみると顔馴染みがイイ。ネイビー単色だと印象が重くなるが、テンプルを明るいブルーに切り替える事で軽い印象に。2本目以降は、このような遊び心のあるデザインのメガネもおさえておきたいところだ。

KameManNen/KMN-99

次に筆者も。王道のアメトラスタイルには、クラシックなラウンド型のメガネ。こちらは、 先ほどご紹介した KameManNenというブランドで、チタン製で非常に軽く、ストレスなくかけやすい。一般的にはチタンを用いる場合は、細いデザインが多い。しかし、こちらのメガネは、4mm の厚さがデザインポイントとなり、軽さ、丈夫さを兼ね備えた玄人好みのモデルとなる。 また普段はクラシカルなラウンドスタイルのメガネとして着用できるが、別売のクリップオンをセットすることで男らしいダブルブリッジのサングラスに早変わり。2WAY で楽しめるのは、嬉しいポイント。

MATSUDA EYE WEAR/M1028

ナンタケットレッドをアクセントにプレッピーなブレザースタイル。ここでは、シャツやキャップの色を邪魔しないクリアなセルをチョイス。シンプルながらも、フロント部分は、1cm位の厚みがあり、テンプル部分も彫金が埋め込まれていてデザインポイントとなっている。クラシックでありながらも、遊び心のある大人が選ぶメガネだと言えるだろう。

OSCAR MAGUNUSON/WES

最後に、平井さんのトレードマークのベレー帽にブレザーを合わせたシンプルなスタイルに合う一本を選んでもらった。トレンドの兆しが濃厚な細長いスクエアのサングラスをチョイス。フロントはややフラット気味でとてもクールな印象を受ける。ほとんど黒に近い濃紺のフレームはブレザーとの色合わせも良い。こちらはOSCAR MAGNUSON(オスカー マグヌソンというスウェーデン発のエシカルでクリーンなアイウェアブランドだ。ヨーロッパでは非常に力のあるブランドだが日本ではまだ取り扱いは極少。にも関わらずNeuではかなり多くのモデルがみられた。

以上から分かるようにメガネを選ぶ前に、まずは自分のクローゼットと睨めっこして、どのような表現をしたいかを考えることから始まる。メガネは、主役にもなるし脇役にもなる。迷う時には、服装も含めてNeuに相談してみてほしい。そうしてお好みのメガネを見つけて、ご自身のブレザースタイルを是非、楽しんで欲しい。

Neu(ノイ)
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-1-28 鎌倉テーラービル1F
営業/11001800
定休日/不定休
INSTAGRAMこちら

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部