日本中のメガネ好きが集まる鎌倉の人気店「Neu」に聞いた「ブレザーに合うメガネとは?」

鎌倉駅から徒歩10分ほど歩いた所に「Neu」というメガネ屋がある。420日で1周年を迎え、全国各地からメガネフリークがわざわざ足を運ぶ人気ショップだ。

人気の理由は、「Neu」独自の品揃えにある。 「流行や『売りやすさ』みたいなものをあまり深追いせず、僕達の感性を大事にしてバイングしています。現在、10ブランド程お取り扱いしていますが、中には国内ではほとんど展開されていないものもあります。ブランドひとつひとつの世界観や良さを自分達なりに解釈して、お客様に丁寧にご紹介していきたいと思っています。」とオーナーの平井氏は話す。
また、サングラスが身近な湘南という土地だからこそ、「みんなと同じ例のアレをネットで買ってとりあえず掛けてみる」風潮から、「質の良いものを自分の顔と度数に合わせて楽しんで掛ける」風潮に変えたいとも語ってくれた。
ただのセレクトショップではなく、フィッティングと度数のチェックに自信のある街のメガネ屋としての熱意も私には感じた。取材を進める中で、個人的にオススメしたいブランドをご紹介したいと思う。

KameManNen」を全モデル、全色ラインナップ!

国内最古のメガネブランドと言われるカメマンネンの創業は、1917 年。1981 年には、丈夫で軽く耐久性の高いチタン素材を使用したメガネフレームの生産に世界 で初めて成功し、鯖江の高い技術力が世界に知られるきっかけにもなった。シンプルで無駄のない美しいデザイン。 クオリティにおいても、創業者・木村菊次郎の「丈夫で末永く愛用できるメガネを作りたい」 という思いを現在も引き継ぎ、世界中のファンを魅了し続けている。「Neu」は国内のセレクトショップで唯一、KameManNenの全モデル、全色をストックしているのが特徴。その充実のラインナップからは、きっとお好みのメガネを見つけることができるだろう。

オーセンティックなブレザーにメガネを用いて個性をどう引き立てるか?

今回は、以前からインスタで気になっていたNeu」の協力で、ブレザーのスタイルごとに合うメガネを選んで頂こうと思う。どのような視点でメガネを選んでいるかを中心に、見て欲しい。

メガネを選んでくれたのは、オーナーの平井さん。普段からお店の中でも、J.PRESS ORIGINALSのダブルブレザーを愛用している。

Jacques Durand/PAQUES

ストリートが好きな小島さんは、ルーズ・フィットなブレザースタイルが好み。 選んだのは「Jacqes Durand (ジャックデュラン)」のラウンド型。坂本龍一氏が愛用していたことでも有名なフランス発のブランドだ。ストリート寄りの着こなしに合わせてメガネも豪快なデザインを選ぶのではなく、個性はあれど、あえてややクラシックな印象のあるメガネで引き締めたのがポイントだ。ササ柄の生地はちょっとした表情もあるが、意外と癖がなくかけやすい。 このブラウン系のカラーでシューズの色も拾ったことで、一見ジャンルの違う服装とメガネに統一感を生み出せる。

Jean Philippe Joly/BORN RICH

お次は、イエローをアクセントに少し砕けたカジュアルなブレザースタイル。フランスのJEAN PHILPPE JOLY(ジャン・フィリップ・ジョリー)で、パント型をチョイス。一見バイカラーで、奇抜に見えるデザインではあるが、かけてみると顔馴染みがイイ。ネイビー単色だと印象が重くなるが、テンプルを明るいブルーに切り替える事で軽い印象に。2本目以降は、このような遊び心のあるデザインのメガネもおさえておきたいところだ。

KameManNen/KMN-99

次に筆者も。王道のアメトラスタイルには、クラシックなラウンド型のメガネ。こちらは、 先ほどご紹介した KameManNenというブランドで、チタン製で非常に軽く、ストレスなくかけやすい。一般的にはチタンを用いる場合は、細いデザインが多い。しかし、こちらのメガネは、4mm の厚さがデザインポイントとなり、軽さ、丈夫さを兼ね備えた玄人好みのモデルとなる。 また普段はクラシカルなラウンドスタイルのメガネとして着用できるが、別売のクリップオンをセットすることで男らしいダブルブリッジのサングラスに早変わり。2WAY で楽しめるのは、嬉しいポイント。

MATSUDA EYE WEAR/M1028

ナンタケットレッドをアクセントにプレッピーなブレザースタイル。ここでは、シャツやキャップの色を邪魔しないクリアなセルをチョイス。シンプルながらも、フロント部分は、1cm位の厚みがあり、テンプル部分も彫金が埋め込まれていてデザインポイントとなっている。クラシックでありながらも、遊び心のある大人が選ぶメガネだと言えるだろう。

OSCAR MAGUNUSON/WES

最後に、平井さんのトレードマークのベレー帽にブレザーを合わせたシンプルなスタイルに合う一本を選んでもらった。トレンドの兆しが濃厚な細長いスクエアのサングラスをチョイス。フロントはややフラット気味でとてもクールな印象を受ける。ほとんど黒に近い濃紺のフレームはブレザーとの色合わせも良い。こちらはOSCAR MAGNUSON(オスカー マグヌソンというスウェーデン発のエシカルでクリーンなアイウェアブランドだ。ヨーロッパでは非常に力のあるブランドだが日本ではまだ取り扱いは極少。にも関わらずNeuではかなり多くのモデルがみられた。

以上から分かるようにメガネを選ぶ前に、まずは自分のクローゼットと睨めっこして、どのような表現をしたいかを考えることから始まる。メガネは、主役にもなるし脇役にもなる。迷う時には、服装も含めてNeuに相談してみてほしい。そうしてお好みのメガネを見つけて、ご自身のブレザースタイルを是非、楽しんで欲しい。

Neu(ノイ)
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-1-28 鎌倉テーラービル1F
営業/11001800
定休日/不定休
INSTAGRAMこちら

この記事を書いた人
黒野 智也
この記事を書いた人

黒野 智也

ブレザー偏愛家

1985年生まれ、神戸出身。J.PRESS&SON'Sの立ち上げから携わり、現在はショップディレクター。コラボや別注などのほか、マーチャンダイズ、生産管理、企画・バイイング、イベント立案、PR、店頭での接客まで担当。趣味のカメラを活用し、自社ブランドのみならず、他ブランドのルック撮影やイメージヴィジュアルにも携わる。アメリカントラディショナルの普及のため、様々な“ブレザー・スタイル”を啓蒙する@blazer_snapも主宰。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

横浜・裏元町に店を構える、元毛皮店がつくる、「H LEATHER」のデイリーウエア。

  • 2026.04.01

2024年に横浜・裏元町に店を構えた『Hレザー』。元毛皮店として長年培った革への知見を背景に、軽く柔らかなシープレザーのウエアを展開。ショップにはレザージャケットやシャツなどの製品が並び、日常で楽しむレザーの魅力を伝えている。 レザーをもっと日常に育てる楽しさを伝えたい [caption id=""...

革好き店主の本気、見せます! 「Fresno(フレズノ)」限定別注レザージャケットに注目だ

  • 2026.03.31

千葉・柏にお店を構える Fresnoは、アメカジ全般を網羅しながらも、革ジャン好きの心をくすぐる、特別なセレクトショップ。店主自らがこだわり抜いた“Fresno限定別注レザージャケット” は、このお店でしか手に入らない一着だ! 革ジャン好き、集まれ! アメカジの宝庫は柏にあり 千葉・柏に店を構えるセ...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

Pick Up おすすめ記事

ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

  • 2026.03.31

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。 どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適 日本有数の革靴産地...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...