書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

XREAL One Proを体験してきた。いよいよ、これは買うべきかも

  • 2025.07.02

サングラス型ディスプレイにおいては、世界市場をリードするカタチになってきたXREALの新型、XREAL One Proが日本市場向けに発表された。価格は8万4980円で、7月2日から7月23日まで予約販売される。XREAL One(6万9980円)が今年1月に発売されたことを考えるとまさに矢継ぎ早の発売だ。発表会に行ってきたので、どんなことができるのか? XREAL Oneと何が違うのか? を中心に、簡単にお伝えしよう。

XREAL
https://www.xreal.com/jp/

XREAL One Proとは何なのか?

前回、ThunderVoltはXREAL EyeをXREAL製品としては初めてレポートした。これはXREAL Oneを試用せねばならぬと思ってXREAL Oneをお借りして、そのレポートをまだ書けていないのに、XREAL One Proが発売されてしまって、非常に困っている(笑)預かっている間に、下位モデルになってしまうとは……。

XREALの超小さな周辺機器『XREAL Eye』発表。わずか1.35gで大幅な機能拡張

XREALの超小さな周辺機器『XREAL Eye』発表。わずか1.35gで大幅な機能拡張

2025年07月02日

いや、いろいろな発表会取材が忙しくて……などと言い訳をしてもしょうがないので、ともあれ、今回発表されたXREAL One Proのお話を。

XREALは当初Nrealとしてスタートした中国北京に本社を置く企業で、2019年1月にCESでNreal Lightを発表。同年12月に日本でも発売を開始している。その後、2023年に社名をXREALに変更し、日本法人も『日本XREAL株式会社』としている。

商品の説明をしたプロダクトマネージャーの高天夫さん。

同社は『AR』を強く標榜しているが、筆者はメディアとして中立の立場で見た時にこの製品は『サングラス型ディスプレイ』としてレポートするのが正しいかと思っている。パソコンや、スマホ、ゲーム機と接続して、その出力をプリズムを使って目の前に投影するのが主な構造だ。Vision Proのように、実際に外部映像とミックスされて空間に投影されるわけではない。

ただ、XREAL Eyeなどを使って外部映像を取り込み、6DoFで空間での位置を把握して、映像を空間に固定したりはできるようになっているので、むしろスタート当初に標榜した理想に向かって今近づいているところ……と解釈するのが正しいのかもしれない。別記事で書くが、今回、開発について詳しく述べられたAndroid XR対応の『Project Aura』は、ARデバイスといっていいものに近づくかもしれない。

まったくの余談だが、発表会のプレゼン資料に前回XREAL Eyeの発表会で験している筆者が出てきてビックリした。ちょっと行儀悪いが、ソファーに座って中空に浮かべたNintendo Switchの画面でゲームをしていたところだと思う。

半年前発売のXREAL Oneから、どう進化したのか?

ただ、筆者はXREALの製品はサングラス型ディスプレイとしては非常に優秀で、素晴らしい進化をしてきていると思っていて、今回のXREAL One Proはひとつの到達点かなと思っている。

もともと、従来の同社製品は、本当にプリズムを使って目の前に半透過のディスプレイを投影するようなモデルだったが、今やMacBook Proを繋いでも、十分実用に足るサイズのディスプレイを眼前の空間にあるていど固定して投影できるようになっている。

ご覧のように、外見上は、XREAL Oneと大きくは変わらない。

最大の違いは、薄型化を果たし、視野角を広げた新しいプリズムだ。

従来のXREAL Oneまで使われていたシンプルな三角形のプリズムはBird Bathと呼ばれ、新型のプリズムはX Prismと呼ばれる。薄型化し、同時に視野角が広がっている。

実際、ご覧のように、厚みも減っており、同時に下から入る外光も減っていて、見やすくなっている。

これは筆者の体感だが、投影されるスクリーンは若干糸巻き型のひずみ(樽型ひずみの逆で、コーナー部が外側に引っ張られる)があるように感じた。今後、このあたりは取材を通じて確認したい。

視野角は大きく増しており、57°となっている。

これはXREAL Oneの50°より7°増しただけに思われるかもしれないが、面積ベースの画面サイズとしては約38%増えている。

試用会場で、自分のiPhoneやMacBook Proを繋いで試すことができたが、XREAL OneではiPhoneを縦持ちした時に上下が切れて気になったが、それがあまり感じられなかった。またMacBook Proでも実物のディスプレイより確実に大きく見えて、空間に浮かべられることからかなり便利に使えるように感じた。筆者にとっても一番現実的な用途である、出張時の簡単な外部ディスプレイとしては、かなり実用的な存在になったように感じた。また、最高輝度も600ニトから、700ニトに向上している。

画面解像度は約400万ピクセルということなので、2.5〜3Kぐらいの解像度。XREAL Oneはソニー製の0.68インチマイクロOLEDを使用しているが、XREAL One Proは次世代0.55インチマイクロOLEDを利用しているとのこと。

X1チップがもたらすアドバンテージ

このOLEDに加えてXREAL One Proの性能を支えているのが、同社独自のX1チップというSoCだ(これはApple Siliconなどと同様に台湾のTSMCが製造を担当しているそうだ)。

スマホやパソコン、ゲーム機の映像を、グラス側であらためて処理して、空間に表示されているように位置を修正したりしているのが、このチップだ。ちなみに、これはXREAL Oneとほぼ同じ。同社が3年かけて開発したというチップだ。

次はAndroid XR方向なので、アップル製品ユーザーとしては今が買い時!?

8万4980円のXREAL One Proと、6万9980円のXREAL Oneは併売される。

最大の違いは画面解像度が57°と50°であることだが、筆者としては1万5000円の差を飲み込んでXREAL One Proを推したい。この視野角の差はかなり魅力的だ。

とはいえ、6DoFで活用したいということを考えるとXREAL Eyeも必要。となると合計金額はほぼ10万円(正確には9万8960円)となる。次々と新型が出てくるXREALの製品は買い時が難しいが、次のモデルはAndroid XRに向かうことを考えると、アップル製品ユーザーとしてはこのXREAL One Proが買い時かなとも思える。いかがだろうか?

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

みなみ188

2nd(セカンド)

ヤングTRADマン

みなみ188

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部