GANZO(ガンゾ)が追求するシステム手帳の美学。

  • 2024.11.21  2024.09.30

皮革製造卸売業の老舗AJIOKA.(アジオカ)による最高級レザーブランド、GANZO。日本の文化と技術を熟知した職人が作り上げるシステム手帳は、経験に裏打ちされた端正さを備える。バインダーの魅力、そして銀座店で注文できるオーダーメイドの真髄に迫ろう。

持つ人の日常が個性として刻まれる職人仕事がここにある。

日々携えて、公私を問わず常に手にするシステム手帳にこそ、GANZOが考えるレザーアイテムの美学が凝縮されている。

GANZOは100年以上にわたり革製品を製作してきたAJIOKA.の最高級ブランド。理想とするのは、時が経ち、そして使い込むほどに人の持つ個性とともにエイジングを重ね、やがて唯一無二の逸品となるような製品だ。

「シンブライドル システム手帳」は、経年変化で艶めく、2種類の最高級レザーを組み合わせた。ともに剛健な素材ながら、卓越した職人たちが独自の技術を駆使し、タイムレスなデザインに仕上げている。

直営店を訪れてみれば、オーダーメイドのサービスも受けられる。定番品とは違い、1枚革の手帳は革やステッチなどを自由に選べる。注目すべきは各店1名の選び抜かれた職人が全工程を請け負うこと。職人技術の粋を存分に味わえる製品を手に取れる。銀座店の職人、大口智史さんは曲線の縫製を得意とし、捻引きの線は秀麗な趣がある。

そして出来上がる製品は、使い手とともに成長し、かけがえのない存在に。システム手帳の最高峰を求めるなら、GANZOのオーダーメイドもお試しあれ。

シンブライドル システム手帳

表革に英国のブライドルレザー、内革に伊国のミネルバ・ボックスを採用したシステム手帳。どちらのレザーも使い込むほど艶のある味わいが生まれる極上品だ。中面左にはカードポケット、右にはペン挿しとあおりポケットが付く。カラーは「ネイビー」「ヘーゼル」「ダークブラウン」「ブラック」の4色で展開する。
■A5(リング径21mm:約175W×230Hmm・税込89,100円
バイブル(リング径20mm):約135W×195Hmm・税込58,300円
ミニ6(リング径13mm):約105W×152Hmm・税込46,200円

細部に宿る縫製の美。

GANZO製品の端正さは縫製などの細部からも生まれている。美しいステッチと捻引きの線だけでも、職人の確かな技術を感じることができる。

GANZOの象徴「切り目本磨き」。

日本の伝統技法「切り目本磨き」は、コバ(革の裁断面)を染料と糊で塗り、乾燥させて磨くこと。コバ処理の美しさがGANZOの風格を表す。

直営店では日本有数の職人によるオーダーメイドが可能。

GANZOの直営店ではオーダーメイドの受注をしている。全4店舗の内、2021年1月にオープンした銀座店のオーダーと職人を紹介しよう。

オーダー方法。

写真上の「オーダーメイド パスポート」を参考に、バインダーのサイズ、糸の色、革の種類、刻印の有無などを選んで注文する。バイブル 税込102,300円~、ミニ6 税込94,600円~。

革は色も含めて約100種類。定番では展開のない色のコードバンや、条件によってはクロコダイルなども選択可能。

ステッチは手帳にアクセントを加える大事な要素。色は全91種類から選ぶことができる。

オーダーメイドはすべての工程を一人の職人が行う。オーダーを伺った顧客の使う姿をイメージしながら、丁寧に一針一針ゆっくりと縫い上げる。

革包丁を使い、垂直に革を切断する様子。垂直に切るのは、貼り合わせた革のコバをきれいに磨くため。切断の出来が、完成時の風格を左右する。

定番品は表革と裏革、背を別パーツにしているが、オーダーは一枚革で注文できる。職人が厳選した部位を、贅沢に使用した一点物を堪能したい。

職人は各店舗一人。銀座店で務めているのは大口智史さん。生花店員から革製品職人に転身した経歴の持ち主で、秀麗な捻引きの技術が持ち味だ。

News_「エイボン ペンケース」が新発売!

エイボンは革の芯まで染色し、柔軟性を持たせたブライドルレザーのシリーズ。「ブリティッシュグリーン」「ダークブラウン」「ブラック」の3色を展開。税込26,400円。2024年12月発売予定。

都心に佇む安らぎの高級店「GANZO 銀座店」。

2フロアの店内にはバッグ、革小物、ステーショナリーが整然と並ぶ。オーダーメイドコーナーは1階の一角にある。大口さんが考案したアイテムの他、銀座店限定の受注生産品も販売。レザーファンにとっても至福の空間だ。

【DATA】
GANZO 銀座店
東京都中央区銀座3-3-7
TEL03-3561-5772
営業時間 11:00~20:00
https://www.ganzo.ne.jp

(出典/「システム手帳STYLE vol.9」)

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