プロ直伝! 「簡単」でも確実なブーツのお手入れ術【クロムエクセル編】

ブーツの素材や用途などによっても変わるメインテナンス方法。今回はクロムエクセルのお手入れ方法をブーツのプロ、「STUMPTOWN渋谷」のサスペンダー池岡さんに訊いた。アメリカの名門タンナー・ホーウィン社の高級オイルレザーであるクロムエクセルは数多くのブーツに使われる人気レザー。たっぷりとオイルを含ませて製造された革は、経年変化が美しく、革好きを魅了する。カッコよく育てるためのテクニックを伝授してもらう。

「STUMPTOWN渋谷」サスペンダー池岡さん|8年もの間、本場アメリカに渡りブーツ作りを学ぶ。特にキング・オブ・ワークブーツと呼ばれるホワイツの工場でハンドソーンのブーツ作りを習得。また、リペアやカスタムにも携わった

1.まずはホコリ落とし。

シューツリーを入れて形を整えたら、ここでも最初の儀式は馬毛シューケアブラシによるホコリ落とし。コバまで丁寧にホコリを落とす。

2.デリケートレザー用クリーナーで汚れ除去。

市販のデリケートレザー用クリーナーで汚れを落とす。強力なクリーナーだと、色抜けを起こすこともあるので要注意。デリケートレザー用なら表面の汚れを軽く落とすのに最適なのだ。

3.柔らかい布を使ってクリーニング。

ペースト状のクリーナーを柔らかい布、例えば古くなったTシャツの生地などを使って全体を掃除する。ゴシゴシこする必要はない。表面に浮いてきた油分なども落ちる。

4.甲の履きジワ部分は念入りに。多くの劣化はココから。

履きジワ部分には浮き出た油分や汚れが溜まりやすい。黒く固まってしまう前に、シワをしっかり伸ばして、除去する。この部分は丁寧に行うことを心得ておくこと。

5.クリーニング後は少しマットな表面に。

右側がデリケートクリームによるクリーニング後の姿。革の表面はお手入れ前よりもマットな感じに。洗顔を終了し、これから乳液ケアといった状態。

6.しっかりと革に栄養を注入する。

保革用のシュークリームをソフトな布で塗っていく。艶出し効果も高いコロニルの「1909シュプリームクリームデラックス」がオススメ。

7.もっと光沢を出したいならさらにもうひと手間。

コロンブスから発売されている天然由来の「レザークリスタル」で仕上げる。これ、簡単にツヤが出てオススメです。仕上がりもサラサラ。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

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松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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