1.まずはホコリ落とし。
シューツリーを入れて形を整えたら、ここでも最初の儀式は馬毛シューケアブラシによるホコリ落とし。コバまで丁寧にホコリを落とす。
2.デリケートレザー用クリーナーで汚れ除去。
市販のデリケートレザー用クリーナーで汚れを落とす。強力なクリーナーだと、色抜けを起こすこともあるので要注意。デリケートレザー用なら表面の汚れを軽く落とすのに最適なのだ。
3.柔らかい布を使ってクリーニング。
ペースト状のクリーナーを柔らかい布、例えば古くなったTシャツの生地などを使って全体を掃除する。ゴシゴシこする必要はない。表面に浮いてきた油分なども落ちる。
4.甲の履きジワ部分は念入りに。多くの劣化はココから。
履きジワ部分には浮き出た油分や汚れが溜まりやすい。黒く固まってしまう前に、シワをしっかり伸ばして、除去する。この部分は丁寧に行うことを心得ておくこと。
5.クリーニング後は少しマットな表面に。
右側がデリケートクリームによるクリーニング後の姿。革の表面はお手入れ前よりもマットな感じに。洗顔を終了し、これから乳液ケアといった状態。
6.しっかりと革に栄養を注入する。
保革用のシュークリームをソフトな布で塗っていく。艶出し効果も高いコロニルの「1909シュプリームクリームデラックス」がオススメ。
7.もっと光沢を出したいならさらにもうひと手間。
コロンブスから発売されている天然由来の「レザークリスタル」で仕上げる。これ、簡単にツヤが出てオススメです。仕上がりもサラサラ。
(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)
Text & Photo/A.Matsushima 松島睦 取材協力/スタンプタウン渋谷 TEL03-3477-0658 https://www.stumptownjapan.com/
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