明るい色も取り入れながらシャツにシャツを重ねるのが定型。父から譲り受けたレジメンタイを結んでこれからコンサートへ
『AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語』を著すなど、日米をつなぐ仕事で知られるファッション・ジャーナリストのデーヴィッドさんは、ハーバード大学卒のリアルアイビーだ。
「私がアイビーリーガーだったのは1997年からの4年間です。残念ながら、1950〜60年代のリアルを体験しているわけではありません(微笑)。大学で統計学を教えていた父のもとで育った私は、確かに大学入学前からプレップなスタイルを与えられていました。ロックに傾倒していたので、バンドTシャツなども着ていましたが(笑)。大学時代はフォーマルなパーティだとタキシード、フォーマルではないパーティにはブレザーを着ていました。だから、スーツは着ないんですよ。スーツは、ビジネスウエアの位置づけです。
今日のアイビールックは例えば、大学内で開催されるロックではないコンサートに出かけるときのもの。プレッピーの方はボタンダウンシャツにラガーシャツを重ねていたり、グリーンを差していたりするのが、らしいところです」

(出典/「2nd 2025年5月号 Vol.211」)
Photo/Yoshika Amino Text/Kiyoto Kuniryo,Yu Namatame,Kihiro Minami
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