新東京人の皆さん、フレンチトラッドの真髄を目の当たりにする、青山「ゴダール ハバダッシェリー」へ。【東京ショップ案内】

この春から上京している新・社会人や学生に向けて、メンズファッション誌「2nd」がおすすめするショップの一つが「ゴダール ハバダッシェリー」。テーラリングを軸としたフレンチシックを提案する同店なら、フレンチトラッドの本質と出会うことができる!

今、学ぶべきはフレンチトラッドの本質。

フレンチトラッドの解釈は様々だが、その本質を知りたいのであれば、まずは青山学院大の路地脇に佇むこのお店の門を叩くことだ。店主の笹子氏がお店を始めたのは2019年。場所は代々木で、当時はクラシックとアバンギャルドのフラット化を模索していたという。とはいえ、今のスタイルに通じる青写真は既に頭の中で描かれ、1年後の移転を機に具現化。今に至る。

根底にあるのは、イタリアを訪れた際に感動した洋品店の原風景のような個人店や、多感な時期を過ごしたフランスで目の当たりにした生っぽいサブカルチャー。それらを背景に、テーラリングを軸としたフレンチシックを提案する。

各土地の伝統に敬意を払いながら、自分流にDIYしていくことが大切と説く同店は、均一化された中でどう自分を出していくかが試されている今、非常に重要な存在だ。

オーナー・笹子博貴さん

洒落者で知られるゲンズブールだが、彼の魅力は音楽家であり映画監督であり俳優でもあったその多様性。無頓着に見えて計算づくな彼らしい距離感で、イタリア屈指の技術を持ち多くの有名ブランドのOEMも手掛けてきたパンツ専業ブランドのロータをはじめとする名品を堪能したい

ゲンズブールのコミカルなプリントが微笑みを誘う、周年を記念して製作したスウェットシャツ。業界内でもつとに有名で、4周年記念の今回は2色展開。そんな遊び心を感じさせつつ、根本に宿したテーラリングへの想いも、スワッチやメジャー、エレガントな小物たちから伝わる

「ゴダール ハバダッシェリー」おすすめアイテムを厳選紹介!

1.細部まで計算し尽くした気取りと気楽をフレンチの王道的配色で。

ジャケット23万1000円/カルーゾ、シャツ5万5000円/ブリエンヌ パリ、パンツ6万6000円(オーダー価格)/ゴダール ハバダッシェリー、ストローハット4万9500円/マリポサ ハット コー

清々しいホワイトに落ち着いたネイビーは、まさに“ザ フレンチ”といったカラーパレット。構成するのは、70sのような空気感のコットンギャバジンのダブルジャケットに、王族出身のデザイナーが作るエレガントなシャツ。そして、作りはサルトリアのようなかっちりさがありながら、生地の落ち感やフレアシルエット、玉縁仕上げのウェルトポケットがユニークなスラックス。

そこへサラリとストローハットを取り入れ、キザな部分がありながらも、決して前のめりにならない適度なユルさをほのめかす。その抜き差しの加減がまた絶妙で、さらにエスパドリーユやサンダルを足元に添えれば、いい塩梅のフレンチシックが完成する。

2.ヨーロッパから見たアメリカントラッドを優しい色や素材で演じる。

ジャケット7万1500円、シャツ3万4100円、ベルト8万8000円/すべてゴダール ハバダッシェリー、パンツ7万3150円/ロータ × ゴダール ハバダッシェリー

ネルシャツにコットンパンツにクロコのベルト。聞こえは直球アメリカンカジュアルであるものの、目の当たりにすると違った風情を感じさせる。それは色味やデザイン、素材をわずかに“ズラしている”からにほかならない。ジャケットに起用したのは、イタリアのソラーロと呼ばれる、日差しが強い時に着る玉虫色の生地。シャツのチェック柄も独特で、パンツのクリーミーな色合いもアメリカのチノパンとはやや趣が異なる。

憧れて真似はするものの、そのまま着るのではなくこだわりを見せる。そんな80年代に流行したFDG(エフデジェ)を現代的解釈で表現したような上品でベーシックな装い。これぞ自分の好きなものをかき集めて調理する、同店らしいフレンチカジュアルである。

【DATA】
ゴダール ハバダッシェリー
東京都渋谷区渋谷2-2-3
info@godard-ltd.com
営業/15:00〜21:00
休み/水曜
アクセス/表参道駅より徒歩6分

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年6月号 Vol.195」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革好き店主の本気、見せます! 「Fresno(フレズノ)」限定別注レザージャケットに注目だ

  • 2026.03.31

千葉・柏にお店を構える Fresnoは、アメカジ全般を網羅しながらも、革ジャン好きの心をくすぐる、特別なセレクトショップ。店主自らがこだわり抜いた“Fresno限定別注レザージャケット” は、このお店でしか手に入らない一着だ! 革ジャン好き、集まれ! アメカジの宝庫は柏にあり 千葉・柏に店を構えるセ...

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

  • 2026.03.31

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。 どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適 日本有数の革靴産地...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

Pick Up おすすめ記事

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

革好き店主の本気、見せます! 「Fresno(フレズノ)」限定別注レザージャケットに注目だ

  • 2026.03.31

千葉・柏にお店を構える Fresnoは、アメカジ全般を網羅しながらも、革ジャン好きの心をくすぐる、特別なセレクトショップ。店主自らがこだわり抜いた“Fresno限定別注レザージャケット” は、このお店でしか手に入らない一着だ! 革ジャン好き、集まれ! アメカジの宝庫は柏にあり 千葉・柏に店を構えるセ...