洒落者のサマートラッド術。「ザボウ」大井勇人さんは大人っぽくシックに仕上げる!

王道のマドラスチェックを取り入れるアイビー巧者、セットアップのシアサッカーで軽やかさを演出するウェルドレッサー、レイヤードしづらい分、巧みに小物を取り入れる洒落者など三者三様のサマートラッドな着こなしから、そのノウハウを盗むべし! 今回は、「ザボウ」大井勇人さんのコーディネイトをチェック!! 

さりげなく小技を効かせたシックな大人のサマートラッド。

「ザボウ」大井勇人|大阪を拠点に紳士の集う洋服屋として人気を博すザボウ。その東京店の責任者であり、ユルっとした人柄と着こなしの大井さんの元には、洋服好きが集う

 「夏なのでパキッと派手色に振りたくなるところを、あえて大人っぽシックにまとめました。だけどディテールを見るとちょっとした遊びも感じても
らえるかな」と語る大井さん。

インドで生産された本場のダークマドラスファブリックを使ったジャケットが中心のコーディネートはアースカラーで統一感を演出。一方で、スポーツテイスト溢れるカジュアルなアイテムが中心ということで躍動感もあり。夏らしい小技も効いた技ありスタイルだ。

  • ジャケット/スティアンコル、トップス/ラコステ1 万4300円、ショーツ/バーンストーマー1 万5180 円、シューズ/レインボーサンダル1 万6500 円、キャップ/ チックブリテン8580 円( すべてザボウ 東京03-3461-7773)、ベルト/バロンズハンター
サンダルブランドとして名を馳せるレインボーサンダルから、あえてシューズタイプをセレクト。シンプルながらクタッとした風合いや、ヌケ感のあるデザインが好印象
ラコステのワニロゴとベルトのグリーンを 差し色に使い、しっかりと色遊び。シンプルになりがちな夏のスタイリングには、こういった小ワザが非常に効果的となる

「ザボウ」大井勇人さんのサマートラッドな愛用品。 

ラコステのL1212

1933 年に誕生した、すべてのポロシャツの原型となる1 着。「ユニフォーム的な存在。スタイルを買えないのが、オリジネーターとしての矜持を感じてカッコいいですね」。各1 万4300 円( ザボウ東京)

スティアンコルのスウィングトップ

シャツ作りに定評があるドメスティックブランドの1 着は、上野のフリーポートの別注モデル。「スウィングトップが好きで何着も持っていますが、シックな見た目と丁寧な作りに魅了されました」

バーンストーマーのウールスラックス

トロピカルウールを採用したベイカーパンツ意匠の1 本。「シンプルながらしっかりとギミックが作り込まれ、シンプルなトップスを引き立ててくれます。夏のスタイルには欠かせないですね」

セントジェームスのバスクシャツ

ナバルといわれる薄手の生地を使ったブランドの定番モデル。「スタンダードなバスクシャツは暑くて着られませんが、これはTシャツに近い素材なので清涼感があり夏場に重宝しています」

 ◆ 

夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。 

(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」) 

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...