さりげなく小技を効かせたシックな大人のサマートラッド。

「夏なのでパキッと派手色に振りたくなるところを、あえて大人っぽシックにまとめました。だけどディテールを見るとちょっとした遊びも感じても
らえるかな」と語る大井さん。
インドで生産された本場のダークマドラスファブリックを使ったジャケットが中心のコーディネートはアースカラーで統一感を演出。一方で、スポーツテイスト溢れるカジュアルなアイテムが中心ということで躍動感もあり。夏らしい小技も効いた技ありスタイルだ。
- ジャケット/スティアンコル、トップス/ラコステ1 万4300円、ショーツ/バーンストーマー1 万5180 円、シューズ/レインボーサンダル1 万6500 円、キャップ/ チックブリテン8580 円( すべてザボウ 東京03-3461-7773)、ベルト/バロンズハンター


「ザボウ」大井勇人さんのサマートラッドな愛用品。
ラコステのL1212
1933 年に誕生した、すべてのポロシャツの原型となる1 着。「ユニフォーム的な存在。スタイルを買えないのが、オリジネーターとしての矜持を感じてカッコいいですね」。各1 万4300 円( ザボウ東京)
スティアンコルのスウィングトップ
シャツ作りに定評があるドメスティックブランドの1 着は、上野のフリーポートの別注モデル。「スウィングトップが好きで何着も持っていますが、シックな見た目と丁寧な作りに魅了されました」
バーンストーマーのウールスラックス
トロピカルウールを採用したベイカーパンツ意匠の1 本。「シンプルながらしっかりとギミックが作り込まれ、シンプルなトップスを引き立ててくれます。夏のスタイルには欠かせないですね」
セントジェームスのバスクシャツ
ナバルといわれる薄手の生地を使ったブランドの定番モデル。「スタンダードなバスクシャツは暑くて着られませんが、これはTシャツに近い素材なので清涼感があり夏場に重宝しています」
◆
夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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