正しいアイロンがけは、スチームを使いこなせるかがカギ。今どき男子の必須スキル! 

  • 2021.11.01  2019.02.25

アイロンがけのなかでも、テクニックを要するのがスラックスパンツ。実際にアイロンをかけてみると、非常にディテールが細かく、複雑な形状をしていることがわかる。アイロンがけの際には全体のバランスを崩すことなく、美しいシルエットに仕上げたいが、これがなかなか難しい。毎回クリーニングに出すのは経済的に厳しいけど、ヨレヨレのパンツでは社会人として失格だ。

CONTENTS

【基本】スチームとドライの使い分けがキモ。

アイロンがけで、スチーム機能をきちんと使いこなせている人はどのくらいいるだろうか? 実はアイロンがけできれいに仕上がるかどうかは、スチームとドライの使い分けがキモ。そこで、主にイタリアブランドの代理店業務を行うエスディーアイの営業担当・大橋崇弘さんに、アイロンがけの基本を教えてもらった。

20190129_2_09

大橋さんいわく、アイロンがけの基本は「アイロンを浮かせた状態でしっかりスチーム。その後、ドライで無駄な力を加えずアイロンを滑らせる」。これを念頭に入れて、スラックパンツのアイロンのかけ方をご紹介しよう。

【ポイント】スラックパンツのアイロンがけでおさえるのはこの4つ。

20190129_2_00

【A】マーベルト
腰裏の布地。捻じれてシワになりやすく、汗も多く含む場所なのでアイロンかけは必要不可欠。
【B】ヒップ
パンツの中でもっとも負担のかかる部分であり、シルエットの要でもある。
【C】クリース
前後のセンターの入る折り目は、精悍な印象を与えるスーツには欠かない意匠だ。
【D】裾
シングルやダブルと仕上げ方は様々だが、しっかり折り目が入っていることが美しいシルエットを作り出す。

【かけ方】シンプルなようで構造は複雑。おさえるべきポイントを頭に入れて、いざスタート!

【1】まずは内側のマーベルトから。腰の動きに合わせて捻じれやすい部分なので、まずは手でシワを伸ばす。

20190129_2_01

【2】縫い目や布の重なりを手で確認しながらシワにならないようにアイロンをかけていく。スチームをあてた後に、ドライで水分を飛ばす。

20190129_2_02

【3】レッグ部分のアイロンかけは内側のみ。前後のクリースがしっかり折り目にくるよう整えてアイロン台へセット。

20190129_2_03

【4】まずは裾から。折り目がずれないように手をあてながら、気持ちしっかり目にアイロンをかける。ダブル仕様の場合は生地が重なっているので、やや力をいれて。

20190129_2_04

【5】ひざ部分は動きが多いのでクリースが薄くなりやすい。クリースの位置を確かめながら慎重に。

20190129_2_05

【6】シワの原因となる裏のポケットスレーキは外に引っ張り出しておく。腰周りはプリーツやフロントジップなどのディテールが多いので、気をつけながらベルト部分までしっかりとアイロンがけする。

20190129_2_06

【7】パンツのアイロンがけで一番テクニックを要するのがヒップ周りだ。まずはヒップの膨らみに合わせて生地が斜めに走っているのを確認。空いた手で生地を斜め外側に引っ張りながらアイロンをかけていく。

20190129_2_07

【8】最後は股下のクロッチ部分。蒸気を多めにあてて、プレスせずにアイロンを軽くあてる程度で水気を飛ばして仕上げる。

20190129_2_08

パリッとアイロンがけされた洋服は、気持ちもシャキッとさせる。シャツの襟や、パンツの裾など、案外他人は見ているもの。面倒だと思っているアイロンがけも、きれいに仕上げることを喜びに変えれば、やりがいのあるものになってくるだろう。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部