エディ・ヴァン・ヘイレン好きの憧れギター「EVH」。
今みたいにユーチューブなど存在しない時代。音楽好きのキッズたちにとって、深夜に放送されていたMTVや伊藤政則氏のピュアロックは、動いているアーティストを見ることのできる唯一の機会。ビデオデッキで録画して、それこそテープが伸びてしまうほど何度も何度も繰り返して見ていた。
実際、自分がHR/HMにハマったのがモトリークルーの「HOME SWEET HOME」のPVを見たから。今でいう「エモい」シーンの数々は、中学生だった自分にとってかなり刺激的。それからというもの、深夜番組でPVを見て、気に入ったアーティストをアルバムをレンタルCDショップで借りるという日々が始まった。
その中でも好きだったのがビジュアル的にパンチのあるLAのバンド勢。逆にビッグネームは名前を知っていても、積極的にチェックをすることはなかった。
そのビッグネームとはヴァン・ヘイレン。だが、ある日の録画に残っていたヴァン・ヘイレンの名曲「ホット・フォー・ティーチャー」にノックアウトされた。当時は英語の歌詞なんてわかるはずもないが、PVのアメリカンなエロにドキドキ。そしてエディのテクニカルで軽快なフレーズの数々。まさに衝撃だった。

そこからエディ・ヴァン・ヘイレンが大好きになった自分にとって、EVHは憧れのギター。エディといえば赤と黒のストライプが有名だが、こちらは最初期に使用していたホワイト&ブラックのストライプ。塗装だけでなく指板やピックアップ、ブリッジなど初期の仕様をイメージ。そして泣けるのが彼が実際に使い込んだかのようなレリックが施されている点だ。


【問い合わせ】
フェンダーミュージック株式会社
TEL0120-1946-60
(出典/「Lightning 2023年3月号 Vol.347」)
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