メンテナンスが面倒?「BESSの(ベス)」の家に住むこと、それ自体が“遊び”と心得よ!

個性豊かなログハウスをリリースし、ライフスタイルにこだわる人たちの間で人気を博している「BESS(ベス)」の家。誤解を恐れずに言うと、実は「BESS」の家は何かと手がかかる。木をふんだんに使っているが故に手入れをしなきゃいけないし、冬場に使う薪ストーブだって、煙突も含めてきちんとしたメインテナンスが必要になる。

こうしたメンテを「面倒くさい」と思うか、「面白そう!」と遊んじゃうかで、BESSの家の楽しみ方が大きく変わってくるのだ。

今回、自身も「ワンダーデバイス」に住んでいる広報担当・梶浦さんの家にお邪魔して、外壁のメインテナンスを体験させてもらったぞ。

で、実際にやってみた感想はというと……家族や仲間が集まってのメンテは、むちゃくちゃ楽しい最高の“遊び”だった!

ワンダーデバイス(梶浦邸)

「BESS」のラインナップの中でも、特に人気の高いシリーズが、こちらの「ワンダーデバイス」だ。温かみのある木の表情と、ガルバリウムの外壁の織り成すスタイリッシュでシャープな外観は、自然の中はもちろん、住宅街でも違和感なくマッチする。今回はこちらの梶浦邸をメインテナンス!

家のメンテもみんなで楽しむ。それがBESS流。

愛情を注いだ分だけ愛着が湧くのは、家も道具も一緒。せっかく手入れをするなら、嫌々やるんじゃなくて家族や友達みんなと、楽しみながらメンテを“遊びたい”。

こんなに手間がかかって、こんなに楽しくて住んでるだけでこんなに遊べる家って「BESS」を置いて他にないんじゃないか?

今回の登場人物

(左)BESS広報・梶浦武人さん
柔らかい物腰の神対応で、メディアからの信頼も絶大のBESS広報担当。自身も「ワンダーデバイス」に住み、ユーザーの立場からのアドバイスにも定評あり。心優しき2児のパパ。

(右)本誌ディレクター・モヒカン小川
Lightning本誌でBESSのページを担当。革モノが大好物で、普段から革ジャン&ブーツのメンテには余念がない。今回は人生初の外壁のメンテということでやる気満々のアラフィフ

ローラーで、木の壁面に保護用塗料を塗布するの図。高い場所の作業は脚立にのって行う。普段あまりしない作業だけど、この単純な作業が、やってみると案外楽しい!

モヒカン小川(以下モヒ):梶浦さん、今日は休日なのにご自宅にお邪魔しちゃってすいません!

BESS梶浦さん(以下梶浦):いえいえ、実家の両親も呼んで、皆で自宅のメンテをしようと思っていたのでちょうどよかったです。今日は働いてもらいますよ(笑)。

モヒ:「BESS」の家は、いろいろメンテが必要とは聞いてるんですが、実際にやるのは初めてなので楽しみです。

梶浦:今日は木材を保護する塗料を外壁に塗ろうと思ってるんですよ。紫外線や雨によって木が傷むのは避けられませんからね。こうしたメインテナンスは定期的に必要なんです。ただ「BESS」の家は、きちんとした手入れを行うことで、何代にもわたって使い続けることができるんですよ。

モヒ:やっぱり男にとって、愛用品のメンテってロマンですよね。手入れをすることで愛着も湧いてくるし、経年変化で味わい深くなっていくし。俺もたまに愛用の革ジャンやブーツの手入れをするんですけど、楽しくて仕方ないですもん。Lightning本誌読者の方なら、メンテの楽しみをわかってると思うけど。

梶浦:そうなんですよ! たしかに家のメインテナンスって、革ジャンや靴のメンテに比べると大変ですし、大掛かりなんですが、それを楽しめるか、がカギなんです。僕も仕事柄、「BESS」のユーザーさんにお話を伺う機会が多いんですが、みなさん、家のメンテを「楽しい」とおっしゃいます。友達を呼んで、みんなでワイワイやりながらのメンテって、ひとつの“イベント”なんですよ

みんなの作業中にさっそくビールを飲み始め、罪滅ぼしにBBQの準備をするモヒカン小川と、食材を献上するBESS広報の新人、黒木さん。BBQは屋外作業の醍醐味でしょ!

モヒ:なんでも遊びに変えちゃうその姿勢は、Lightningのコンセプトに通じる気がします。例えば、普通にやったら単なる作業でしかない芝刈りを、アメリカでは「芝刈り機レース」にしてみんなで遊んじゃったりするじゃないですか。そんな“遊び精神”こそが、いちばん大切なんじゃないかと。

梶浦:そう! 「BESS」のユーザーさんは、みんな小川さんが今言ったような“遊び精神”に溢れてますよ! 生活をとことん楽しんでる方ばかりです。

モヒ:最高ですね、それ! ユーザーさんにとって、家のメインテナンスが必要ということは、それだけ楽しむチャンスが多いということなんでしょうね。

梶浦:「家の手入れをする」と話したら、神戸の実家から僕の両親も駆けつけてくれましたし、みんなが集まるきっかけにもなるんですよ。

モヒ:じゃあ今日は、みんなが作業している間、BBQで最高の肉を焼いときますよ!

梶浦:え? 小川さんも作業するんじゃ……。

モヒ:もうすでにビールで酔っ払って足元がおぼつかねぇっす……。

5~10年に1度の外壁メインテナンスの方法がこちら!

今回行うのは木材の再塗装。保護用の塗料を塗ることで、木の耐候性が高まり、寿命がぐんと延びるのだ。再塗装メンテの頻度の目安は、約5~10年(敷地条件による)。では、いざチャレンジ!

使用するメンテグッズ

使用するのは「BESS外部用メンテナンス塗料」(「BESS」ではオリジナルで開発した含浸塗料も販売している。写真とは異なる)。木の通気性を妨げない含浸タイプの塗料だ。

ちなみにこの塗料を塗る数日前に、水洗いをしてログ壁表面の洗浄を行い、外壁表面が十分に乾いてから、塗装のメンテを行うのが吉。

脚立と足場板はBESSのログ小屋「IMAGO」用レンタル工具が便利。いつか庭に「IMAGO」を作るのが夢だそう。

STEP.1 窓を養生する。

木材保護塗料が窓やガルバリウム面に付かないよう、市販の養生テープで養生する。特に2階部分の窓の養生が難易度高し。高さのある脚立が必要。

STEP.2 ヤスリがけ。

ログ材の節など突起している部分やヤニをヤスリがけして平らにしていく。主には見た目のためだが、平らな方が塗料もムラになりにくいのだ。

STEP.3 木材保護塗料を塗る。

本日のメイン作業。低所部分は刷毛で、高所はローラーを使って丁寧に塗っていく。おすすめは2度塗り。仕上がりも綺麗で、耐候性も高まる。

STEP.4 目地も忘れずに。

ログ材の継ぎ目など、水や汚れが溜まりそうな場所には、防腐スプレー「ガードン」を吹き付ける。撥水性があり、木材がより長持ちする。

STEP.5 メシは当然BBQ!

屋外での醍醐味はやっぱコレでしょ! のBBQ。作業で汗を流した後は、極上の肉とビール。これに勝るものはない。とことんまでメンテを楽しむ姿勢こそが、「BESS」の家に住む“極意”なのだ!

【問い合わせ】
BESS
☎03-3462-7000
http://www.bess.jp

▼BESS購入を考えるなら必読!

後悔しない!「BESS(ベス)の家」の選び方&暮らし方。【保存版】

後悔しない!「BESS(ベス)の家」の選び方&暮らし方。【保存版】

2023年01月23日

(出典/「Lightning Vol.279」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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