NAC展示車両紹介_その4_ ROYAL ENFIELD HUNTER350

9月14日(土)・15日(日)の2日間、群馬県利根郡みなかみ町水上高原リゾート200 ゴルフコースにて、開催された“New Acoustic Camp 2024 – 15th Anniversary – ~わらう、うたう、たべる、ねっころがる。~”のバイクエリアに展示された車両を紹介!

走るステージを選ばない懐の深さが魅力。

ロイヤルエンフィールドはイギリスでスタートした世界最古のバイクブランドで、現在はインドに拠点を移して70カ国以上に正規サービスネットワークを展開している。クラシカルなモデルを得意としており、350~650㏄の中間排気量クラスの車両をラインナップしていて世界中のライダーたちから愛されているメーカーなのだ。

ハンター350は、そんなロイヤルエンフィールドがメテオ350やクラシック350に続いて2023年春にラインナップへ加えた350クラスのモデルで、前2モデルと共通のプラットフォームを採用しつつ、前後17インチホイールを履いたロードスタータイプとなる。同じプラットフォームを採用しながらも、メテオやクラシックとは異なった乗り味となっていて、とくに注目すべきは、そのポジション。90年代のネイキッドバイクを想起させるやや前傾のライディングポジションで、シートは前後に長めに作られているため、ライダーの体格差にも十分に対応してくれる。

シリンダーヘッドからシリンダーにかけて配された冷却フィンが印象的な空冷単気筒エンジンは、スタータースイッチを押せばすぐに目覚め、アイドリング時から単気筒ならではの心地いい鼓動感が伝わってくる。スロットルを勢いよく開けた時も、ゆっくり開けた時も、その動きに素直に応じてエンジンの回転数はスムーズに上がっていく扱いやすい特性だ。

前後17インチホイールが生み出す操作性は、乗り手の意思どおりの動きを見せ、街中をキビキビと走ることも、ワインディングロードをスポーティに流すこともできる。モード変更やトラクションコントロールなど電子制御を活かした機構のないシンプルな作りで扱いやすく、どんなシーンでも楽しむことができる車両といえる。

広めでフラットな座面は荷物を積載しやすく、ロングツーリングにも対応してくれるはずだ。また、ロイヤルエンフィールドは純正アクセサリーパーツの展開にも力を入れており、既存の350シリーズ向けパーツを利用できるほか、ハンター350専用のパーツもラインナップしている。

メーターはアナログの指針で速度が表示され、中央部に配された液晶モニターには燃料残量、走行距離、時刻、ギヤポジションといった情報が表示される。

近年小型のヘッドライト&ウインカーを採用する車両が多い中、大型のモノを採用すること自体が個性である。ジャバラタイプのフォークブーツを採用する。

排ガス規制の影響で今では少数派となった空冷エンジンを採用する。シリンダーヘッドからシリンダーにかけての冷却フィンが空冷であることを主張。

ライダー乗車部分がタックロールになった一体型シート。ステッチや後端にエンボスで入るロイヤルエンフィールドのロゴによって質感が高められている。

メーカー詳細ページはこちら
https://www.royalenfield.co.jp/lineup/hunter/index.html

SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:2100×800×1055(㎜)●軸間距離:ー㎜●シート高:790㎜●車両重量:181kg●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHC 2バルブ 単気筒・349㎤●最高出力:14.9kW(20㎰)/6,100rpm●最大トルク:27N・m(2.75㎏f・m)/4,000rpm●燃料タンク容量:13L●燃費(WMTC):ーkm/L●タイヤサイズ:F=110/70-17・R=140/70-17●価格:65万7800円~66万4400円

【DATA】
ロイヤルエンフィールドジャパン(総輸入発売元:ピーシーアイ)
https://www.royalenfield.co.jp/

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タンデムスタイル編集部
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タンデムスタイル編集部

初心者にも優しいバイクの指南書

バイクビギナーがもっとも知りたい、ハウツーや楽しいバイクライフの提案がつまったバイク雑誌。タイトルの"タンデム"は本来"2人乗り"の意味だが、"読者と編集部をつなぐ"、"読者同士の輪が広がる"といった意味が込められているぞ。バイク選び、ライディングギア選び、ツーリング、メンテナンス情報のほか、チャレンジ企画も大好評!
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