ローズボウルやイベントから一念発起で店を持つ。
ジャスティンとサラの若き夫妻は、アメリカ西海岸で新進気鋭のヴィンテージディーラーとして、古着業界では知られた存在。ふたりの主戦場は毎月第2日曜日に開催される西海岸最大のローズボウルフリーマーケットだった。さらに、アメリカ各地で行われるヴィンテージ古着イベントにも参加し、多くの顧客を獲得していった。
アパート暮らしで頑張り続け、ビジネスも安定するようになり、一念発起。ロングビーチの陽光を浴びる一戸建ての住宅に引っ越す。これがただの住居ではない。夢の店舗開業と一戸建てを同時に叶えてしまった。膨大なヴィンテージのストックは、まるで、生活空間かのような展示がなされ、リラックスした気持ちで買い物が楽しめる。なんとも斬新なショップなのだ。

友人宅に訪問するような感覚でショッピング。
普段からふたりがゆっくり寛ぐリビングスペースだが、ここが店舗の一部。じっくりとヴィンテージを吟味できるはず。
コレクターズアイテムである缶バッヂのコレクションやバンダナといった小物は纏めてディスプレイ。もちろんすべてが商品である。
アートフレームで埋め尽くされた壁や植栽のディスプレイされた空間に、ブランケットやアクセサリーの商品が整然と並ぶ。
単に品揃えが豊富なだけじゃない! 買い物客と親しくなりたいというピュアな思いが、自宅兼店舗というアイデアを生み出した。
まるで、ヴィンテージ愛好家のクローゼットルームのように貴重なヴィンテージが揃う。当然ながら、これらもすべて販売中だ。
ケースの中に収まっているのはワークウエアブランドのペーパーアイテムやセールスマンサンプル。陳列にもセンスの良さが光る。
【DATA】
instagram: @american_reboot
Photo by Kentaro Minato 湊健太郎 Text by CLUTCH Magazine 編集部
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