鞄職人が愛用する鞄とは? クルマと同じく修理しながら使い続けたい鞄。

職人からデザイナーまで、鞄を手掛けるスペシャリストたちが個人的に愛用している鞄や、こだわりは何か。車業界に身を置きながら、バッグブランドを立ち上げた「Sturdy Luggage Supply」水野大册さんに話を聞いた。

トータルのライフスタイルを心地よいものにしたい。

「Sturdy Luggage Supply」水野大册さん|神奈川県横浜市出身。食品のコンサルタント業から転身し、28歳で独立。2000年にBUDDY AUTOを設立し、前々から趣味としていたクルマの業界に。2010年にはオリジナルブランド、Sturdy Luggage Supplyを立ち上げ、オリジナルの鞄製作を開始する

ワゴニア、チェロキーなど、人気のアメリカ車の整備販売をするBUDDY AUTOの水野氏。彼が鞄作りを始めたきっかけは単純で、自分で使う鞄が欲しかったから。レザークラフトを趣味としていたこともあって以前、鞄や小銭入れを作ってみたりと、あくまでも自分用。

本格的にブランドとして設立したのは2010年。クルマの整備工場の一室に自社工場を構え、少量ながら生産を始めた。いまやバッグのみならず、レザージャケットをはじめアパレルも展開する。もちろん企画から生産まですべて自社工場で完結する。

「トータルでライフスタイルを心地よいものにしたいという想いが昔からあるんですよね。これまでいろんなバッグを使いましたが なんかしっくりこなくて。それなら自分で作ってしまえと。

基本的にはボクが身につけたい欲しいものしか作りません。コットン、レザーなど、天然素材にこだわるのは経年変化をする素材が好きだから。しかも製品は基本的に永久保証。考え方はクルマと同じで修理しながら大切に使い続けるのが性に合っているんですよね」

【水野さんの愛用バッグ】CANVAS TOTE BAG

馬車の幌などに使われる堅牢な4号帆布をメインマテリアルにハンドル部分は栃木レザーを採用した頑丈なトートバッグ。A3サイズがすっぽり入る使い勝手の良い大型トート。15,400円

鞄のボトム部分やハンドルの付け根にはカッパーリベットで補強がなされている。また手刷りのステンシルプリントがヴィンテージ感溢れるディテールとなっている。

【DATA】
Sturdy Luggage Supply
Tel.045-900-2211
https://sturdy-web.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2024年2月号 Vol.94」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...