海外のシーンに見るカスタムFXR&ダイナたち

この記事では海外のビルダーたちが手がけた“FXR&ダイナ”をイッキに披露。ラバーマウントならではの卓越した“走りの要素”を損なわない本場のカスタムはいかがなるものか─ぜひともご参照あれ。

DYNA|SAN DIEGO CUSTOMS

あくまでもパフォーマンスを追求したFXRやダイナにさらなる性能を与え、その車体にはチョッパー的でド派手なペイントワークを施す手法を確立したSDC。その旗艦と呼べるこのマシンはスクリーミンイーグルの最上級エンジン、「120R」にさらに手を加え、124cu-inまで排気量を拡大したもので強烈なまでのパワーとトルクを発揮する仕様となっている。その佇まいは圧倒的にクールだ。https://www.sandiegocustoms.com/

オーリンズ製倒立フォークやトラックダイナミクス製スイングアームなど足まわりの改善にも余念がない一台。立ち姿にもすきがない。

FXR|POWERPLANT MOTORCYCLES

チョッパーとスピードクルーザー、その二刀流的な展開を見せるパワープラントによる一台は、まさにビルダーのヤニーヴ・イヴァンのアティテュードを示すかのような仕上がり。立体的な造形となったタンクによって他にはない個性が強調されている点はさすがだ。https://p16garage.com/

DYNA|ROLAND SANDS DESIGN

PMの創始者、ペリー・サンズの跡取りとして生まれ、2005年からRSDを設立し、シーンに刺激を与え続けるローランド・サンズが2015年に製作したマシン。時流ごとに移り変わるトレンドに独自のエッセンスを与える手法は、自由闊達(かったつ)にさまざまなバイクへ対峙する彼らしさにあふれたもので、かなり秀逸。無論、後軸120hpを叩き出すパフォーマンスも抜かりはない。https://rolandsands.com/

「誰でも乗れるよう、あえて過激なスタイルを避けて製作した」とローランドが語るこの一台。さり気なさの中にも独自の個性が漂う。

FXR|THE SPEED MERCHANT

パフォーマンスとスタイルを両立する手法に定評のあるSMの一台は、ビルダーのブランドンいわく「あえてFXRの姿を逸脱しないよう」製作したもの。S&S製T100モーターを搭載する車体は徹底的に手が加えられているものの、言葉通りのフィニッシュを見せる。https://thespeedmerchant.net/

FXR|Sputhe Engineering

1970年代から活躍するスピュースによる「FAT-VO」は、その名の通り「エボリューション」の腰下に「ツインカム」のヘッドを組み合わせた独自のモーター。過去に挟角60度エンジンや70年代に4カム用ツインキャブ アルミヘッドを生み出した人物だけに“本物の技術力”を誇る。https://sputhe.com/

FXR|Big Al’s Cycles

FXRやダイナにこだわり、まさにそこに特化したマシンを生み出し続ける北カリフォルニアのビッグ・アルが手がけたこの一台は、まさに同店を象徴するような出来栄え。鮮やかなペイントワークが施された車体はライザーやスプロケ、フォークブレイスなどがBACのオリジナルで固められているのだが、FXRという素材の色を損なわずに、独自の個性を与えている点には唸らされる。https://www.bigalscycles.com/

右ページのSDCと共に今のFXR&ダイナ・カスタムのシーンを牽引してきたといっても過言でないBAC。故にクオリティは絶大だ。

FXR|CHOPPER GUYS

「カスタムフレームである以上、純正より強度を誇り、なおかつスタイリッシュなプロダクツを生み出すこと」を信条に掲げるコントラクター、チョッパーガイズは創業した86年から業界内外でカルト的人気を誇る存在。その品質の高さはこの一台からも匂い立つ。http://www.chopperguyscpi.com/

FXR|THE CUTLATE

これまで何度か「横浜ホットロッドカスタムショー」にゲストとして来日しているカットレイトのオリバー・ジョーンズも走りを信条とするビルダーの一人。このFXRもエンジンをツインカムにした上でターボに加え、NOSも搭載し、素材のストロングポイントが高められている。圧巻の一台だ。https://thecutrate.us/

(出典/「CLUB HARLEY 2026年10月号」)

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