HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。

CONTENTS

HISTORY OF B.V.D.

1876年 ニューヨークでB.V.D.が誕生

Bradley、Voorhees、Day3人の姓を冠し、ニューヨークで創業。当初は女性のドレスのシルエットを整えるバッスルを製造し、やがて肌着のブランドとして歩みを広げていく。

B.V.D.は創業者3人の頭文字

1900年代初頭 窮屈な肌着に、ゆとりを

身体を締めつけない「LOOSE FITTING」を掲げ、前開きの肌着と膝丈のドロワーズを展開。暑い季節にも風を通し、動きやすく着られることを広告で伝えた。

1915年 ニューヨーク・ヤンキースを広告塔に

球場のロッカールームを描いた1915年の広告。選手の袖には「NY」のマークが入り、ニューヨーク創業のブランドらしい野球のワンシーンが描かれている。「暑さに打ち勝つ」をテーマに、涼しい肌触りと身体を自由に動かせる着心地を、スポーツの場面に重ねて訴求した。

1930年代初頭 肌着だけじゃないB.V.D.が始動

1930年代には肌着のほか、スイムウエア事業にも参画。1931年の広告では、国の代表としてオリンピックに出場したこともある名スイマーのジョニー・ワイズミュラーと開発した水着を紹介し、水中での試着と改良を重ねたことを伝えている。

【赤いラベルが高品質の目印】

広告でも繰り返し紹介された赤い織りネームは現在のアイテムにも見られる。素材や仕立ての品質を保証する目印として、〈B.V.D.〉は購入時にこのラベルを確かめるよう呼びかけた。

1939年 肌着から、街と休日の装いへ

肌着ではない[ラガーズシャツ]を、街や仕事、スポーツ観戦などの場面で提案。ネクタイを合わせた着こなしも紹介し、肌着にとどまらない商品の広がりを伝えている。

1956年 創業80周年、米国五輪代表の着用品に

創業80周年の広告では、メルボルン五輪に出場する米国代表選手が、B.V.D.のブリーフ、Tシャツ、スポーツシャツ、パジャマを着用する予定であることを告知している。スポーツの世界にもB.V.D.の着心地が広がっていたことがわかる。

1976年 アメリカ生まれのB.V.D.が日本へ

富士紡績(現フジボウホールディングス)が〈B.V.D.〉とライセンス契約。アメリカで育まれたブランドが、日本で展開される。のちに[GOLD]シリーズへと続く、日本での歩みが始まる。今年で上陸50年。

シリーズ累計販売数3億枚以上!

1980年代 米軍への供給を物語るミルスペックタグ

首元に付くタグには「DSCP BY BVD」の文字。DSCPは米軍の衣料・繊維品などを調達していたDefense Supply Center Philadelphiaの略で、〈B.V.D.〉が軍向け衣料の生産にも携わっていたことがわかる。

2026年 創業150年、新たな定番を提案

150年という節目に誕生した、LIGHT、MEDIUM、HEAVYの3つのTシャツ。受け継いできた着心地へのこだわりを、それぞれ異なるウエイトと風合いで表現した。次の時代へ向けた、新たなスタンダードである。

【“Next to myself, I like B.V.D. best” 1930年代の広告にも息づく、ブランドの名コピー】

現在のパックTにも入っているコピー、和訳は「自分の次に好きなのは、B.V.D.」。肌に寄り添う親しさを感じさせるコピーは、1920年代には存在したようで、1936年の広告にも登場している。このコピーができて約100年、変わらない心情で作り続けられているのだ。

ロングセラーの理由は、細部に宿る。B.V.D.のGOLDをひもとく

シリーズ累計販売数3億枚を超えるGOLDシリーズには、インナーとしての快適さを支える工夫が詰まっている。首元のつくりや縫製、生地の編み方、着丈にいたるまで、どれも毎日心地よく着るために考えられたもの。見慣れた1枚を、細部からひもとき、その心地よさを見ていこう。

このパッケージがGOLDシリーズの目印!
丸首半袖シャツ

【ポイント①】ぎゅっと詰まった首元

首元は馬蹄型をイメージし、縦に深さを持たせながら横への開きを抑えた設計。首にしっかり沿うフィット感で、繰り返し着てもだらしなく見えない。

 

【ポイント②】肌あたりの良い、フラットシーマ

肌に触れる縫い目の凹凸を抑えるフラットシーマを採用。インナーとして長時間着るものだからこそ、細かな部分まで着心地を考えている。

【ポイント③】もたつきを抑え、身体にすっきりなじむ

身体に沿うように設計された細身のシルエット。シャツなどを重ねたときにもごわつきにくく、インナーとして自然に収まる。

【ポイント④】着心地を追求したフライス編み

伸縮性に優れたフライス編みを採用。身体の動きに合わせて柔軟に伸び、日常のさまざまな動作にも心地よくフィットする。

【ポイント⑤】ずっと変わらない、1本縫い

袖口や裾には、シンプルな1本縫いを採用。長く作り続けてきた定番らしい、飾り気のないディテールも[GOLD]らしさのひとつ。

【ポイント⑥】脇に縫い目のない丸胴仕様

胴部分は、脇に縫い目のない丸胴仕様。肌への余計な当たりを抑えながら、身体を包み込むような自然な着心地を生み出している。

【ポイント⑦】タックインを想定した長めの着丈

シャツやパンツの中に入れて着ることを考え、着丈はやや長めに設定。屈んだり身体を動かしたりしても裾が出にくい、インナーならではの工夫だ。

【チェック!】首まわりや袖の違いで選べる全6種類

定番の丸首半袖をはじめ、首まわりや袖丈、形の異なる全6種類をラインナップ。着る服や季節、好みの着心地に合わせて、自分にちょうどいい1枚を選べる。

V首半袖シャツ

U首半袖シャツ

丸首スリーブレス

ランニング

丸首8分袖Tシャツ

150周年という節目に誕生したウエイトで選ぶ、3つのスタンダード

150周年を迎えた〈B.V.D.〉から、新たな定番となる3つのTシャツが登場した。違いは、生地の厚みとそれによって生まれる着心地。1枚で着たい日も、インナーとして使いたい日も、その日の気分や装いに合わせて選べる3つのスタンダードだ。

【HEAVY WEIGHT】1枚で着たい頼れる厚み

しっかりとした生地感で、1枚でもサマになるヘビーウエイト。身体のラインを拾いにくく、Tシャツを主役にした着こなしにもぴったりだ。他と同様、丸胴仕様で縫い目の肌あたりもよく、間違いのない着心地。6380円

【MEDIUM WEIGHT】毎日にちょうどいい中間の1枚

厚すぎず、薄すぎないバランスの取れたウエイト。1枚でもインナーでも使いやすく、季節を問わず手が伸びるスタンダードな存在。この1着さえあればいいと思わせてくれる懐の深さが魅力的だ。4180円

【LIGHT WEIGHT】軽やかに着られるやさしい薄さ

3つの中でもっとも軽やかな着心地。肌になじみやすい薄手の生地で、暑い季節はもちろん、シャツやニットのインナーとしても活躍する。軽く着ていることを忘れてしまうような着用感はクセになる。2枚組5500円

【問い合わせ】
フジボウホールディングス
TEL0120-950-910

この記事を書いた人
なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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