伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所
「キュービッツ」は伝統的な英国の眼鏡文化を現代に繋ぐ架け橋とも言える唯一無二のアイウエアブランドだ。今年、ロンドン中部・キングスクロスの19世紀から存在した歴史的建築物に本社を移転。メイドトゥメジャーやビスポークは一貫してこの場所で生産されており、生地のカッティングからフレームの製作、レンズの加工などを熟練の職人が担っている。マシンや生地のストックが所狭しと並ぶ社内の様子はまるで研究所。さらに、目や眼鏡に関する貴重な資料も豊富に存在する。
ビスポークを担当する職人が、常に意見交換を繰り返しながら製作に励む姿も印象的であった。ビスポークの生産は一週間で約20本ほど。時間をかけて生地の型を取り、研磨しながらフレームを削り出していく様子は、まるで工芸品を作っているかのようであった。インラインのアイウエアは各国の熟練工場で製造されているが、そのデザインも数々のビスポークオーダーを通じて培われた知見が存分に活かされている。彼らのクラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルはこの“研究所”を起点に生み出されるのだ。

「ワークショップ」と呼ばれる職人がビスポークアイウエアを作る空間。ブランド名は、下の創業者兼CEOのトムさんが19世紀に活躍した建築家・キュービット兄弟にちなんで名付けたのだとか。



本社は約140年前に建てられたクラシックな建物で、中は研究室のように機械とサンプルが並べられていた。トレーニングルームと呼ばれる“目”についての資料が集結した研究のための部屋も設けられていた。


ビスポーク職人が生地のカットからフレームの生成までを手作業で行う。右のように仕様が記されたシートと生地がセットで管理され、職人が1日1本のペースでフレームを作る。加工やレンズの取り付けまで同社で行われる。

1940年代後半、フランスを中心に人気を博したクラウンパント型をベースに現代的に再構築した[カートライト]。最高級のマツケリ製セルロースアセテートを採用し、キーホールブリッジ、フラットトップブロウなど、数多のビスポークオーダーを請け負うなかで得た知見を活かした、「キュービッツ」が考える最も美しいバランスを体現。智(ヨロイ)に配置されたブランドを象徴するリベットがさりげなく主張する。4万1800円
シャギードッグセーター3万3000円/J.プレス オリジナルス(J.プレス & サンズ 青山TEL03-6805-0315)、BDシャツ4万9500円/インディビジュアライズドシャツ(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、中に着たTシャツはスタイリスト私物
【問い合わせ】
グリニッジ ショールーム
TEL03-5774-1662
https://greenwich-showroom.com/
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