「JENE CHOPPERS」が手掛ける、90年代カスタムをオマージュしたネオクラシック

日本のチョッパー黎明期を牽引した「モーターサイクルデン」で、店長を勤めた経歴をもつ仁田法男さん。現在「ジーンチョッパーズ」を主宰。今まで培った知識と技術を支えにしつつも、固定概念に囚われることなく、挑戦的にカスタム製作を続けている。

街乗りからツーリングまで、デモ車として活躍する2台

「FXRやダイナには、その作りの内面的なモノに日本車の影響を受けていると感じます」

ビックツインモデルの中でも、特に魅力があると語る。

「ダイナはカムチェーンの採用や、シリンダーのガスケットが国産車のようなOリング式になったことでオイル漏れも少なく、全体的に精度が上がっています」

そんな魅力あふれるモデルをベースに製作した2台は、デモ車として活躍。実用的に走れることもこだわりで、街乗りからツーリングまでカバーできる。

「宣伝活動にもなる動くサンプルです(笑)。まさに生きる糧のような存在ですね」

ジーンチョッパーズ代表 仁田法男さん(右)、YUSUKEさん(左)。ハーレーをメインに車両販売から、点検整備、カスタムまで幅広く手がける仁田法男さん。息子のYUSUKEさんと2人でショップを切り盛りしている

走るのが好きな仁田さんのこだわりは、きちんと走るカスタムであること。イベントなどでも展示されているが、街乗りから長距離ツーリングまで対応する。

1992 FXR “PANDORA”|培った技術とノウハウを詰め込んだパンドラの箱

1992年式FXRをベースにしたカスタム「PANDORA」は、仁田さんの技術と経験を駆使し、極限までコンパクトに収めた実験的作品。大胆にカスタムしつつも、FXRらしさは損なわず、走行性能も追求。「ジョインツ2026」では、デタッチャブルのウインドスクリーンを装備したツアラースタイルで出品し、BESTクルーザーをはじめ、クラブハーレーPICK、Killer Custom PICKの3冠を獲得。

スラッシン製6インチライザーにライトグリーンにペイントしたBIG AL’S製ハンドルを装着。

ワンオフのオイルインフレームを採用。M8用サスペンションを装備し、モノサス化している。

バルカン製ビレットパンロッカーカバーとアーリーカムカバーを備えた1340ccのエボエンジン。

2005 FXDL “HYDRA TC”|90年代のアレンネスを作品をツインカムでオマージュ!

アメリカの伝説的カスタムビルダー、アレン・ネスが90年代に確立した“テールドラッガー”スタイルをオマージュ。アップハンドルやエスカルゴフェンダー、ロー&ロングのフォルムといった当時のエッセンスを踏襲しながら、高年式のツインカムモデルをベースに現代的に再構築。デッドストックのアレンネス製パーツを散りばめたマニアックな一台だ。

アレンネス製フォークと21インチホイール、ブレーキをセット。フェンダーはポールヤフィー製。

LAチョッパー製アップハンドルを装着。アレンネス製ヘッドライト、ミラーでスタイリングした。

クロムのエアクリーナーカバーはアレンネス製。マシンに合わせてフレイムスペイントを施した。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年10月号」)

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