プロに聞くFXR/DYNAの魅力。「Vida Motorcycle」大久保卓也さんにお聞きしました

旧車から現行車まで多様なカスタムを製作し、国内のさまざまなショーでアワードを受賞、今年は本場アメリカのショーにもマシンを出展した福岡の「ヴィダモーターサイクル」。そんなカスタムの名店が近年、FXR/ダイナを数多く手がけている。その拠点となっている第2倉庫を訪ねると、多数のFXRが並んでいた。

シーンの最前線を走るビルダーが到達したFXRという最適解

「FXRは自分の乗ってきた中で、一番ストレスなく移動できる車両だったんです」と大久保さん。

H-Dが初めて本格的に手がけたビッグツインのスポーツマシンであるFXRは、ハーレーらしいエンジンフィールながら、快適にツーリングを楽しめる走行性能をもち合わせる。それは現代の視点でも十分に優れたものだという。その後継であるダイナもまた、ビッグツイン スポーツの血統を継いだマシンだと話してくれた。

「旧車やチョッパーに乗っている人のセカンドバイクとしてもFXRやダイナはお勧めです」

FXRに対する知識と経験をもつヴィダ。興味のある方は問い合わせてみてほしい。

二輪免許を取得して最初のハーレー体験が友人のお父さんに借りたFXRだったという大久保さん。ヴィダをオープンした後に偶然下取りしたFXRでその魅力を再認識し、以後旧車やチョッパーだけでなくFXRのカスタムも多く手がけている。FXRは大久保さんにとって運命的なマシンなのかもしれない。

1993 FXRS

純正らしいフォルムながら、スクリーミンイーグルの強烈なエンジンが搭載されている大久保さんの愛車。93年のFXRに採用されていたデカールを再現した、大久保さんこだわりのペイントは「カメレオン」が手がけている。

フロントフォークにはトラックテックのスプリング、リアはオーリンズ製を選ぶなど足まわりをアップグレード。クラウス製のライザーなどハンドルまわりも現代的にカスタム。

1983 FXRT

82、83年とわずか2年のみ生産されたショベルヘッド搭載モデルの中でも、FXRTは83年のみ生産の希少モデル。ショベルらしい鼓動感はありつつ、走り出せばラバーマウント効果でエボにも迫る軽快なフィーリングが味わえる。

1999 FXR3

本場アメリカのFXRショーに出展されるような、ハイクオリティで華やかなマシンを目指して製作されたマシン。エンジン、ミッション、足まわりなどほぼすべてがアップグレードされた、ヴィダが過去に手がけたFXRカスタムの中でも代表作と呼んでも決して過言ではない。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年10月号」)

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