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どこへでも持ち歩ける高音質オーディオ Sonos Play登場!

スマートフォンやパソコンだけでなく、レコードプレイヤーの音までも高音質で家中どこでも楽しめるのがSonosのシステムオーディオである。日本ではまだご存じない方もいらっしゃるかもしれないが、欧米ではスマホ時代の家庭用オーディオとして広く普及している。そんなSonosから、手頃なサイズで持ち歩ける新世代製品『Sonos Play』が登場した。

試聴会ではリビングルームを模した部屋で、単体、ステレオペア、さまざまな他のSonosとの連携を試すことができた。

Sonosのスタンダードサイズの持ち運び可能なスピーカー『Play』登場

まずSonosオーディオシステムの話を簡単にしておこう。

Sonosのオーディオは単体でも使えるし、複数買うと自由にネットワーク化して使えるのが特徴だ。例えば一番簡単なシステムで言うと、Era 100を2台購入して左右に置き、ステレオペアとして登録すれば、左のスピーカーと右のスピーカーとして使える。スマートフォンからでもパソコンからでもそのスピーカーを外部スピーカーとして利用することができる。

欧米で普及してるスピーカー『Sonos』について、知って欲しい

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2026年08月31日

さらにSubのようなウーファーを別途購入して接続し、グループ化することもできるし、テレビの前にSonosのサウンドバーを置いてそれをテレビに接続し、さらにウーファーを接続して、先ほどのEra 100をリアスピーカーとして使うこともできる。

またTruePlayというシステムをオンにすると、その環境と配置に合った音に自動的にチューニングしてくれる。

Sonosの他のスピーカーと連携して使うこともできる。筆者宅のリビングのBeamとSubと連携させた状況。

そんなSonosのシリーズに新たに加わったのがSonos Playである。サイズ感としてはSonos Era 100より少し小さいぐらいの感じだが、最大の特徴はバッテリーを内蔵しており、いつでも自由に持ち運べるということだ。

持ち運べるSonosとしては、大型のSonos Move(5万9800円)と、非常にコンパクトなSonos Roam 2(2万5800円)の中間に位置づけられることになるが、同社の中核モデルのEra 100に近いサイズ感なので、一番必要とされていたサイズ感だと思われる。価格は4万9800円で先行予約を4月10日からスタートし、販売は4月23日からとなる予定だ。

USB-Cケーブルで接続するベースステーションに乗せると充電される。フル充電で約24時間使用可能。

Sonos Playはベースステーションに乗せてバッテリーをフル充電すれば、単体で24時間再生できる。もちろん、Sonos Playを2台ステレオペアとしても使用可能である。また、IP67の防水性能を持っているので、キッチンやバスルーム(シャワールームではなく、湿度の高い日本の風呂場で利用可能かは確認中)などの水場、ベランダなどで利用することもできる。

この端子経由で充電する。端子があるのに IP67防水なのが驚き。

ハードウェアとしては、3つのクラスHデジタルアンプを内蔵しており、左右に向けて2つのツイーターを搭載。中央にウーファーをひとつ、そして左右下部にパッシブラジエターを装備し、サイズからはイメージできないほどの迫力ある低音を実現している。

なぜか、Era 100などより、低音が強調された仕上がり

まずは単体で聴いてみよう。

自宅室内で聞いて驚いたのだが、サウンドの方向性はこれまでのSonosと大きく変わっているように思えた。

サイズを感じさせない音質の高さと迫力はSonosならではというところだが、これまでのSonosと違って、かなり低音が意図的に強調されているように思う。ベースの音が強く響き渡る。単体でもステレオ感は十分にあり、さらに2つのSonos Playをステレオペアとして組み合わせると音の広がりは当然ながらぐっと増す。

Sonosアプリとの連携は簡単……なはずなのだが、筆者宅のWi-Fi環境が複雑なので少々苦労した。

他の例えばEra 100などと違って自由に持ち運べるため、聴いている状況によってスピーカーの配置を変えられるのが面白い。例えばデスクで作業しているときは左右に置いて繊細な音を楽しみ、休憩のために後ろのソファに座るときは部屋の端にワイドに置いて音を大きくしてステレオサウンドを楽しむことができる。動かせるというのはこんなに面白いことだとは気づかなかった。

Sonosの超スタンダードが、新世代に進化【Sonos Era 100】

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2026年08月31日

筆者は自宅仕事場ではOneとSLをステレオペアとして使っており、リビングでBeamとSubを使っているが、それ以外の部屋、たとえば寝室やガレージにSonos Playを持って行ったり、仕事場のOneやSL、リビングのBeamやSubと一緒に鳴らすというような使い方もできる。どちらの部屋にも持って行ってそれぞれのオーディオから離れた場所に置くとより広がり感が増す。

Playは低音が強いのでOneやSLと組み合わせると低音部分を増強できるし、リビングのBeam+Subとグルーピングすれば、例えばキッチン側にテレビの音を飛ばして料理をしながら聞いたりすることもできる。

背面に小さなストラップが付いており、室内での持ち運びも簡単。

また、従来のSonosの場合はTruePlayという、音を出してその反響からその場所、配置に合わせたチューニングを行う仕組みがあるが、Sonos PlayにはオートマチックTruePlayという仕組みが追加されており、置けば自動的にその場所の反響などを検知して適切なチューニングを行ってくれる。聞いてる感じでは、置き場所を変えると、数秒でその場所に合わせてチューニングしてくれているように思う。

ベランダに持って出ると好バランスに

庭に持って出て鳴らしてみて気がついたのだが、屋内では少し強すぎると感じた低音が空間に吸収されてちょうど良いバランスになる。

もともとベランダでBBQをするときに持ち出して、ビートの効いた音楽を鳴らすのに向いているのかもしれない。室内で使う他のモデルとは異なる音のチューニングが施されているのだろう。

ベランダでBBQを楽しむシチュエーションにぴったりの音質。

移動できるというのは面白い。キッチンや風呂場などに単体で持って行って自分の好きな音楽をかけたり、書斎やリビングで他のスピーカーとペアにして使ったり、ガレージや庭で作業するときにBGMを流したり、もちろん庭でのパーティーに使ったりといったシチュエーションに非常に似合うスピーカーだ。

ポップかつエレクトロニックなビートを持つ音楽にフィット

筆者の試聴環境においては、Mori CalliopeやYOASOBIに代表されるような、ポップかつエレクトロニックなビートを基調とし、高域まで多層的に音が配置された楽曲との相性がとても良かった。こうした楽曲では、シンセサイザーや打ち込みトラックの粒立ちが明瞭に再現され、空間的な広がりも感じやすい。

一方で、Billie Eilishのようなウィスパー系ボーカルも、その繊細なニュアンスを損なわずに前に出てくる点は評価できるが、帯域バランスがややドンシャリ傾向であるため、中域に重心を置く男性ボーカルは相対的に後退しやすい印象を受けた。特にアコースティック主体の編成を聞く際も、(少なくとも室内では)Era 100のようなバランスの取れたモデルの方が望ましいように感じた。

総じて、本機は現代的なポップスやエレクトロニックミュージックにおいて本領を発揮するチューニングであり、シンセ主体のトラックでは解像感と分離の良さが際立つ。一方で、ボーカル帯域の厚みや質感を重視するリスニング用途では、ジャンルや音源によって評価が分かれる可能性がある。

背面のUSB-Cポートから給電したり、逆にスマホを充電したり、アナログレコードプレイヤーを接続したりできる。

どんな人にPlayはフィットする?

1台目のSonosとして本機を買う場合、聴取環境や好みの音楽によって評価は分かれるように感じた。

たとえば、ワンルームマンション住まいで、アコースティックな音楽や、男性ボーカルを中心として中低音が重要な音楽を聴くなら、Era 100、Era 300のようなモデルの方が好ましいだろう。

新世代ホームオーディオの真打ち登場【Sonos Era 300】

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2026年08月31日

家が広いとか、友達と一緒に屋外で聞くことがあるとか、屋内で現代的なポップスやエレクトロニックミュージックを聴くのが中心であれば本機を買うのもアリだと思う。ライフスタイルにもよるが、どこにでも持ち歩けて、バッテリーが24時間持つというSonos Playは音楽聴取体験を拡大してくれる。

一方、2台目3台目として本機を買うなら、低音の増強や、空間への広がりを助けてもらえるし、純粋に持ち運んで聞く楽しみもあるしで、いいことしかない。お勧めだ。

Era 100のマイクなしモデル Era 100 SLも登場

ほぼ同時に、Era 100のマイクなしモデルEra 100 SL(2万9800円)が4月13日から発売される。これは、Era 100(3万2800円)をステレオペアで使う時に使うマイクなしのモデルだ。リアスピーカーとして使う場合もこちらで十分。スマートスピーカーとして使わない場合にも同様だ。

(村上タクタ)

 

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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